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日中韓ファッションクリエイター交流会!
少し前の10月17日に上海は上海マートで催されたファッション交流会。盛況の内に無事終了しました。





中国アパレル企業50社以上、ファッション関連の方々が多く詰めかけられ、その中での登壇は緊張をしたものの、食入る様に聞いて頂ける表情に安心しました。最後の質問コーナーではVMD、つまり私に対しての質問の嵐・・・。それだけ中国のアパレルの皆さんが新しいVMD、売場での表現演出の仕方等に対する関心の高さを感じました。

この交流会が良い意味で波紋を広げる事ができたら良いですね。

それでは!



 2013/10/29 01:25  この記事のURL  / 



Lane Crawford上海旗艦店OPEN!
実に2週間ぶりのブログ更新、中国国内の出張が続きPCに向かう時間が無く、少し落ち着いたので久々に書かせて頂きます。

10月10日に淮海中路99号の上海時代広場にOPENした、香港のセレクトショップ「レーン・クロフォード(Lane Crawford)上海旗艦店」をチェックして来ました。一言で表現すると「圧巻」という言葉に尽きるほど、素敵な空間に仕上がっています。
売場面積は約14,000平方米、4層の建物で、アパレルはもちろんコスメやインテリア、ライフスタイル関連まで含めた商品構成。






中国にLane Crawfordは既に北京にも有ります。新進デザイナーのアーティスティックな商品を集めた「The Hub」というコーナー(「ヘレン・リー」「ミス・ミン」「シックトピア」という、中国のファッションデザイナーのレディスブランドが取り扱われています。






名だたるブランドが展開される中、ACNE、rag & bone、そして目新らしいところでは、何とJ Crewまで売られていました。J Crewの価格は恐らく本国の倍はします、幾ら何でも高すぎですよね・・・。



北京は西単にオープンしているギャラリー・ラファイエット、そしてこのLane Crawford上海旗艦店とVMDを駆使した百貨店やセレクトショップが普通にローンチしてきている中国。これらのショップを目の当りにする消費者の目も肥え、中国のアパレル関係者も売場表現、VMD面を追随、模倣していくことでしょうね。

それでは!


 2013/10/29 01:00  この記事のURL  / 



或る老舗子供服企業の自己破産申請!
昨日、日本中を駆け巡ったこのニュース、アパレルに関係する皆さんはご存知かと思います。実はこの企業さんは最近まで弊社のクライアント様でした。日本では無く中国国内販売で展開するベビーとトドラーブランドのVMD御指導がその御取組み内容。取組み当初に比べると売場レベル、接客レベルもあがり、顧客も付いて数字も某上海の百貨店では子供服フロアーのベスト3に入る等、少しずつですが上向き傾向になり、地方の百貨店から出店要請の声が掛かる等、将来が期待されるブランドに成長していました。特に日本製であるベビー服については、中国での乳幼児における衛生面、安心、安全面の観点からか、高価格ではありましたが、信頼を得ていました。
ところが、経営改革が功を奏さず残念な結果なってしまいました。上述の通り中国では小規模ながらも、多くの御客様の心を掴んでいたので非常に悔やまれます。

昨日、偶然にもこの発表が有った日に、前々から約束していたためこの会社の国内販売の中国人の営業責任者と夕食を共にしました。私としては午後の時点で今回の事を知ったため、リスケを連絡しましたが、彼曰く「1年間お世話になったので是非とも御会いしましょう」と言われ御会いしました。当然と言えば当然ですが、食事中も営業部門、財務、取引先の百貨店から彼の携帯に次々に電話が入り、その対応に追われている姿がありました。ここで彼の発した言葉にただただ感動してしまいました。

それは「私は営業部の責任者として店舗、店長、スタッフを預かっています。まずは彼女達に給与を確実に支払う事に専念したい。何故なら店長、スタッフ達はこれまで現場を支えてきてくれたから、このような状態になって非常に申し訳ないという気持ちで一杯。自分の今後の身の振り方はその次でいいです」と。如何ですか?日系企業に勤める中国人のこの方の考え方、頭が下がります。普通だと人の事よりもまずは自分の事を考えると思います。このような方は広い中国でも居ないと思います。もちろん、企業が破産するという経験をした人は多くは無いと思いますが、この方のこの日系の子供服企業に対する忠誠心もさることながら、役割として最後迄責任を持って業務を全うされる姿に驚かされました。このような優秀で能力の有る素晴らしい方が中国現地法人に居ながら、今回の日本側の残念なつまずきは悔やんでも悔やみきれません。

この子供服企業は上海に自社工場を保有しており、今後負債を廻り取引先との壮絶なバトルが繰り広げれられる事が想像できます。ですが日本人の工場責任者は事前に今回の事を本社から知らされていて日本に戻り不在、その日本人の方々も最後迄責任を全うされたかった事でしょうが、このような状況下では危険が伴うための判断だと思います。

私自身は、この老舗子供服企業がなくなる事は非常に残念ですが、この中国人の方と廻り会えた事は縁であり、財産だと思っています。今後も彼とは御付き合いをしていきたいと思います。



それでは!
 2013/10/16 16:30  この記事のURL  / 



上海高島屋の現状は!
日経新聞から転載
「高島屋は10日、昨年12月に開業した上海高島屋百貨の初年度の売上高見通しを59億5,000万円に下方修正した。従来予想は80億円で下方修正は2度目。開業当初は130億円の売上高を目指していた。尖閣諸島を巡る日中関係の影響などで来店客が伸び悩んでいた。
営業損益は11億9,800万円の赤字と、従来より赤字幅が約3億円拡大する。黒字化は2020年度を見込む。ただ上海からの撤退については「全く考えていない」(鈴木弘治社長)と否定した」とある。







上記の記事を見て、国慶節商戦も落ち着いた昨日土曜日に久し振りに上海高島屋を訪れて見ました。以前は仮囲いで有った場所に新しいブランドが開店していたりと、ようやく各フロアーは埋まった感じはするも、残念ながら4Fのカフェ、地下食品以外の物販フロアのお客さんは本当に僅かという状態。
10/1の国慶節に合わせてハローキティのドリンク&スイーツ店「Hello Kitty Today」がOPENし、各フロアーでOPEN記念のイベント10/20まで開催されています。内容は記念写真スポット、限定スタンプ、プリクラが有ったり、ハローキティの着ぐるみ登場等、子供をターゲットにしたイベントでの集客を仕掛けられていました。これまでこのような具体的な施策を打たれていなかった様ですので、ここへきて真剣に「集客策」に着手されている事が見て取れます。
今後はイベントで言えば、このようなキャラクターを用い子供をターゲットにしたものや、例えば中国でも叫ばれているエコや健康、老人介護、はたまたライフスタイル感を醸し出す様な、インテリア、雑貨、車関連など、高島屋がターゲットとする層が好みそうな、逆に言うと高島屋しか出来得ない事を仕掛けて続けて行く。違う側面から考えるとイベントでは無く常設で育児教育(英語、塾、スポーツ等)の施設を導入する等、地域住民も含めわざわざこの悪立地に来て頂けるお客さんを呼び込む施策を考えるべきでは無いでしょうか?

ここからは辛口かも知れませんが、尖閣云々、反日デモの影響で十分な宣伝が行えず、知名度も上がらなかった事が来店客が伸びず、売上不振に繋がったと報道されていますが、果たしてそうでしょうか?ではいま現在他の日系の小売チェーンや、車、家電、飲食など、日本資本の各企業が、反日デモから1年が過ぎ、一時的に不振要因に政治的な事を挙げる事は有ったにせよ、少しずつながら回復をしてきている企業が多いと思います、今もその事を不振要因にするのは少し違うのではないかと考えます。誤解を恐れずに言うと何か言い訳に近いものを感じます。
そうではなく、現状を打破する為には上述のような抜本的な打開策、言い換えると「高島屋でショッピングする理由、高島屋に来て頂ける理由」を見いだし、自らアクションをし続けない限り次は無い様に考えます。

このブログでも何度か書かせて頂いていますが、上海の商業施設が飽和状態であるにも関わらず、次々と新しい商業施設が都心や郊外に建設されています。お客さん視点で言うと、何も特徴が無い施設には行かないはずです。最近淮海路にOPENした香港系のiapmは「大人向けの夜型SC」を目指すという分かり易いコンセプトを掲げてOPENしました。将来はそのコンセプトに共感する大人達が集まる都心の繁盛商業施設になるでしょう。

次に中山公園の次の駅、金沙江路という決して好立地では無い郊外エリアにOPENした環球港(グローバルハーバー)も同様。規模観だけがマスコミで取り立たされていますが、私はそうではなくコンセプトが明確であった為に、お客さんがわざわざ訪れていると思います。目指す顧客ターゲットとかけ離れるため、ラグジュアリーブランドはほんの僅か、大部分はこのエリア住民でも手が届きそうな中国ローカルブランドを集積、同時に上海初のブランド誘致、そして言わずと知れた最大の集客装置である飲食の充実、更に言えばエンタテイメント性のある映画館の併設、子供の習い事需要を受け、アイススケート教室、英語教室など、中国のデベロッパーであるだけに、中国のお客さんが何を欲しているか?をよくよく研究された結果が今の全館、コンセプトに現れていると思います。

最後に、確かに昔の中国、上海は日本製品だからとか、日本ブランド、日本神話で売れた時代も有りましたが、今はそうではなく、日本ブランドだからと言って売れる時代では無くなっています。たまたま購入して気にいった物や、たまたま気に入った施設に行ったら、よくよく見ると日本の物や百貨店だったという様に、時代と共に変化、進化していると思います。高島屋も日本の百貨店だから云々、日本企業だから反日という事を言っていては将来は無いと思います。「流石!高島屋!」とお客さんに言われ、お客さんが毎月、いや毎週でも店に通いたくなる様な、記憶に残る様な仕掛けが必要な時に来ていると考えます。

今後の高島屋の更なる具体的アクションに期待したいところです。

それでは!
 2013/10/14 03:30  この記事のURL  / 



来週17日にセミナーで講演させて頂きます!
基本的に明日12日(土)はこちら中国は振替出勤日となっています。
9月29日(日)と明日12日(土)を振替出勤,10月1日(火)〜7日(月)を国慶節7連休にして国民が旅行や帰省、ショッピング等、消費向上、経済活性化を目指した国策。国慶節は多くの方が家族でのんびりしたり、国内外の名所旧跡を訪ねたりと昨年以上の賑わいを見せたようです(因に2012年は中秋節と重なり8連休でした)

以下、yahooニュースからの抜粋です。
「2013年10月8日、中国の全国休日観光強調事務室が、国慶節休暇期間の観光統計データを発表した。2013年国慶節休暇期間(10月1日―10月7日)における、中国主要観光地125ヵ所の観光客数は、2012年同期と比較して6.8%増加し、3124万5100人となった。
また国慶節休暇期間の主要観光地入場料収入総額は、2012年同期比で10.3%増加し、16億6000万元(約261億4300万円)に達した。

また中国交通運輸部が国慶節長期休暇期間の交通状況を発表した。その報告では、国慶節期間における全国旅客輸送数は、2012年同期より6%増加し、6億1500万人(回)に達した。輸送数の内訳は、道路旅客輸送数が6億100万人。水路旅客輸送数が1372万人となっている」

7連休の成果か、旅客輸送数だけを見ても日本の人口の約4倍強が動き、単純計算ですがその内の5%の人が主要観光地に行ったという事になります。こちらのミニブログで添付の様な万里の長城の混雑ぶりが話題になるのも頷けます。
因に添付写真は2012年のものです。今年はこれ以上の人手だったに違い有りません



さて、長い前置きはこれくらいにして、来週17日(木)14時〜上海の上海マート会議室にて、「日中韓ファッションクリエイター交流会」(主催:クリーク・アンド・リバー社)が開催され、その中で私も最後に登壇させて頂きます。
http://www.fashiontrenddigest.com/d/14338.shtml

主旨は日中韓のデザイナーと中国アパレル企業とを結び、各国デザイナーに海外での活躍の場を提供するクロスマーケティングの第一弾として開催。当日は中国のアパレル企業約40数社の方々が参加される予定だそうです。詳しくは下記情報(私の肩書きに少し間違いが有りますが・・・)を御確認ください。僅か20分ほどの短い時間ですが、現在私が中国アパレル企業さんと取組ませて頂いている事例等を用いて「中国に於ける在るべきVMD」についてお話をさせて頂く予定です。




それでは!

 2013/10/12 02:40  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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