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上海ユニクログローバル旗艦店OPEN!
いよいよ明日30日に上海のメインストリート淮海路×茂名路の角にOPENする、ユニクログローバル旗艦店のパーティが今日28日に行われ、多くの招待客の皆さんで計6層ある旗艦店が人、人、人で溢れていました。優衣庫最大最新全球旗艦店(最大最新グローバル旗艦店と言う中国語です)。今回の旗艦店は「ユニクロ」が1F〜5Fの5層、1Fに「PLST」「プリンセスタムタム」「コントワー・デ・コトニエ」そして地下に「GU」という布陣。ユニクロは全部で600体のマネキンを用いています、圧巻です。
これまでの英国、米国、フランス、日本銀座、韓国、香港に続き、ファサードから見える部分ではマネキンが回っています



さて、今回私はFRグループの「GU」の中国1号店のお手伝いをさせて頂いています。ご存知の通りユニクロの妹弟ブランドとして誕生し、990ジーンズで一世風靡、ここ最近では前田敦子や人気のキャリーぱみゅぱみゅでブレークし、日本国内では200店舗超えるファッションブランドに成長されています。その人気ブランドのお手伝いさせて頂けるという事は非常に私自身光栄な事です。関係各位さま、この場を御借りして御礼を言わせて頂きます「有難う御座います!」
淮海路に面するメインウィンドーは「上海ローンチ」と「ストリートPOP」「Wear Freedom」をテーマにレギパンを訴求
1FからB1Fの吹き抜け空間を利用したプレゼンテーション、テーマは「色んなアイテムいっぱい!」
エスカ降りてすぐのVPエリア。GUのVMD根本さんの素敵なLOOKが光りますっ!メンズLOOKは同じくVMD最首さん
店舗奥のニットLOOKエリア。日本でもこのようなPPが必要です


今や上海はラグジュアリーブランドのみならず、グローバルファストファッションの激戦地、スポーツで言えばオリンピックレヴェルで世界中から競合ブランドがこぞってやってきています。価格だけで言えば日本円で500円足らずで新品スキニージーンズが買えるエリアも有ります。地方に行けば行くほどその価格は安く、価格だけでは生産地である中国では勝ち目は有りません。では何で付加価値を付け、ブランド価値を上げていくか?が重要なファクターになります。既にフォーエバー21もH&MもP&Bも、ローカルのメタスバンウェイも「Fashion」をキーワードに、毎週新商品投入、店舗アトモスフィーのリニューアル、VMDの刷新、店舗販売レヴェルUP、やれる事は全て愚直に実行し、どんどん出店攻勢をかけています。

「GU」も感度の高く、新しいモノ好きの上海の90后の女の子、男の子達に、如何に最新のLOOK提案を継続発信していく事ができるか?が、日本同様に上海でも爆発的に人気を得る事ができる重要な要素だと考えます。もちろん、微力ながら私が携わらせて頂くVMD領域でも最新のモノをどんどん導入して頂くべく、御提案しなければ・・・その為に早速来週New York視察で最新情報をインプットしてきます。是非上海の「GU」にご期待ください。


それでは!

 2013/09/30 13:50  この記事のURL  / 



「上海 静安嘉里中心」プレOPEN!
南京西路の久光百貨近くに7月にプレOPENした「静安嘉里中心(JING AN KERRY CENTRE)」を見て来ました。
全景、これまでの東館に新たに北館、南館が加わりました


KERRY GROUPと言えば、香港を本拠地に中国、マカオ、フィリピン、オーストラリアで物業(商業施設建設/運営、マンション、オフィス、ホテル開発)や物流事業を生業として成功している企業。中国に於いては上海、北京を中心に全国20箇所で、多くの施設(通称:ケリーセンター)を開設し人気を博しています。

この静安嘉里中心は南京西路と常徳路が交わる好立地に、大規模総合施設として登場。総建築面積は45万平米、うち商業施設は8.6万平米、オフィス棟は15.2万平米、シャングリラホテル(全508室)は7.3万平米、サービスアパートメント(133室)は1.8万平米、そして都心部にしては1.340台停車という大規模のパーキングは13.6万平米。上海でも類を見ないレヴェルの総合施設になっています。地下鉄網が発達している上海ですが、当たり前ですが富裕層、ホワイトカラー層は車を使っての移動、このような大規模パーキングが商業施設建設の際には不可欠な要素と言えると思います。
地下2層、地上4層の6層で構成されています、御覧の通り人はまばら
特に目新しいブランドはありません
3-1フィリップ・リムは確か上海で3店舗目だと思います
RED VALENTINOは圧巻の店舗アトモスでした
CLUB MONACO,中国での出店加速しています



商業施設の全体としては、7月OPENし2ヵ月経つにも関わらず、未だ30%しかOPENしていない状態。特に地下の飲食フロアーがほぼ0%、日本の様に100%完全な状態でOPENすることはほぼ有り得ない中国、今回もそうでした。今年上海で続々とOPENしている金沙江路の環球港、淮海路のiapm、この2つも全く同じ状態でのプレOPENでした。

この要因として、そもそも建設、消防検査等での許認可に時間が係り過ぎている事、つまり当初プランの甘さが挙げられます。次に既に乱立、オーバーストア状態の上海の商業施設環境が背景にあります。つまり何処の施設にもほぼ同様のラグジュアリーブランド、グローバルブランド、物販が入りほとんど差別化が出来ておらず、場所も空きが目立っています。グローバルのラグジュアリーブランドとて、上海、中国を魅力的な「金のなる木」として見ているも、半径10Km以内に3、4箇所もの出店は必要とはしていないと思います。という事で、何処の施設も中国ブランド導入まで枠を拡げると簡単に空き場所も埋まるのですが、施設自体のイメージが下がり、当初コンセプトとはかけ離れるという事も有り、そこは妥協せず、歯抜け状態でもプレOPENを余儀なくされているようです。
香港系CITY SUPERのライフスタイルストア「LIFE」、確かにこのようなストアーは上海には少なかったのでこうご期待です
今や大型商業施設には欠かせないディンタイフォン。だけどここまで店舗網拡げて大丈夫でしょうか・・・
3階にある日本炉端焼店
一風堂も上海の2号店、ローカルに人気のようです


上海や北京などの沿岸部の1級都市では既にこのような飽和状態になっており、更に言うと百貨店よりもMALLが集客力を高めてきています。一方で地方内陸部の成都や武漢、重慶などの1級都市では、これまでの老舗百貨店がまだまだ力を持っていて、そこにようやくMALL複合商業施設がローンチしている状態と言えます。これからの地方都市では消費力も高く、新しいMALLも集客でき、ラグジュアリーから日本、韓国アパレルブランドも受け入れられています(事実として、某日本ブランドは上海の店よりも地方の店のほうが常に売上が高い)。つまりブランド数が少なく、競争相手がいない状態と言えます。但し、これは今がピークであると考えます。3年後くらいには成都、重慶、武漢などの内陸1級都市や、2,3級の地方都市も今の上海、北京のように確実にオーバーストア飽和状態になり、淘汰されていくのではないかと予想されます。


それでは!



 2013/09/20 17:15  この記事のURL  / 



バッグブランドのモニタリング!
本日、上海のレストランにて日本の某著名バッグブランドのモニタリングを行いました。
中国の各世代(20、30、40代)の様々な女性の方々に集まって頂き、盛況の内に終了しました。或る20代の参加者のバッグの中味を見せて頂き、今の中国ならではの新しい発見も有りました(笑)
中国ならではの2人のドタキャンも有り・・・(汗)ハラハラしましたが、皆さん必死にサンプルを見て評価をして頂きました。



日本から中国、上海に進出を計画しているアパレルブランドも、正直言うと丁度1年前の尖閣諸島国有化以後は少し減った感がありますが、今年の初め頃から徐々に増え出して来ています。それらの企業の皆さんは、生の中国を知るべく足繁く中国に通い、マーケットを直に見て、良い感触を得て更なる期待に胸を膨らませたり、逆にモチベーションが上がらず、進出を断念せざるを得ない先など、様々ではあります。

但し、私は街、マーケットを見ただけでの出店可否判断は早過ぎるのではないか?と考えます。上述の様なモニタリング等を通じて、実際に自社商品に触れてもらい、多くの忌憚の無い意見をもらい、それを真摯に受け止め、当初決めていた仮説や方針を愚直に修正し、次のステップは実際に著名百貨店でテストセールを行い、更に仮説精度を高めていく。

このやり方は時間が係り遠回りのように感じるかも知れませんが、実はこれが中国での商売を組み立てる為には重要な秘訣だと考えます。

VMDを生業にしている私ですが、中国での広いネットワークを用いて、この様なモニタリングのお仕事もさせて頂いておりますので、このブログ右のプロフィールのところに書いているメアドまで是非ともご一報下さいませ。最後は営業トークになってしまいましたが・・・(笑)

国慶節は恒例のNY視察に行かせて頂きます。いつもいつもアウトプットばかり、年に一度ばかりは十分なインプットが必要です。雑誌「ブルータスNY特集」を片手に情報をキャッチアップしてきたいと思います。

それでは!
 2013/09/18 00:10  この記事のURL  / 



久々の元同僚との食事会!
先週、上海は淮海路と茂名路角に9月30日にOPENする、日本を代表する某カジュアルブランドのグローバル旗艦店のOPEN準備の最中に、昔の同僚達と3年振りに会いました。皆さんは日本、中国、米国、フランス、英国の旗艦店、営業部門の責任者、今回の上海旗艦店売場の事前チェックが出張目的だそうです。旗艦店の成功体験を他の国の旗艦店で活かす、という仕組みが出来ているという事。素晴らしいと思います。

私見ですが彼らの血のにじむ様な苦労が有ったからこそ、このブランドは日本だけで無くグローバル展開、拡大が出来ているのだ思います。営業部門が如何に現場、店舗を掌握し纏め上げるか?が非常に重要です。御客様とのコンタクトポイントが店舗、ここで全ての勝負が決まると言えると思います。

日本では当たり前の事も海外では簡単に進むはずもなく、ましてや日本とは違う文化や慣習、思考、言語の違いもあります。特に欧米ではアジア民族を下に見る傾向がある中での、彼らの人知れない苦労もあると思います。でも皆非常に明るく、古い言葉ですがバイタリティ&ガッツを感じます。それに良い意味での漲る自信も言葉の端々に伝わってきます。

皆さんは恐らく10歳ほど年齢が違うのですが、歳の差ではなく凄く尊敬できる人達です。私もやる気と自信を頂きました。この場を借りて御礼を言わせて頂きます「有難う御座いました!」。

再会を祝い、上海No.1の呼び声が高い焼肉店で食事会

宣伝ではないですが・・・ここは本当に旨いです「肉魂」ですから


中国では今週の中秋節(9/19〜21)は国のお休み3連休ですが、私は上記旗艦店準備に没頭、邁進させて頂きます。

それでは!
 2013/09/16 00:50  この記事のURL  / 



上海月星環球港、OPENから2ヵ月の状況は!
7月8日のこのブログでも御紹介しました上海、いや中国で話題の商業面積32万平米を誇る月星環球港(Global Harbor)、プレOPENから丁度2ヵ月を過ぎ、どのように変化をしているか?を見て来ました。
地下鉄と繋がる地下2階では分譲マンションのブースが多くの人を惹き付けていました。内環内に位置する新築施工済み物件(50平米〜70平米)が200万元(3,200万円〜)と狭いけど、こなれた価格帯が受けているようです



プレOPEN当時は、よくこれでOPENさせるな〜、というくらいの超歯抜け状態。全体の40%程度のテナントしかOPENしていませんでしたが、今日行って見るとそれでも未だ完璧な状態では無く、大凡ですが70%が埋まっている程度で、完全OPENはまだまだ当分先と思えました。未だ入居していない店舗には共通のシートが貼られているのですが、ブランド名が入っている所も有れば、ブランド名無しの所も有り、これはまだテナントが決まっていない(もしくはテナント側も様子見中)のでは?と思います。
どこのレストランも御覧の様に行列ができています



・全体の所感としては・・・
週末土曜日の夕方で多くの人でごった返しているも、ショッパーを持った人の姿はまばら、近所住人の物見見物、話題という事で調査に来ている風の客、映画館も有りカップル達のデート、そしてほとんどの客が飲食目的での来館。つまり、物販は館として集客が多い割りには、恐らく売上は厳しいだろうという予測できます。アパレル、小売りで集客出来ているのは2層の店を構える、ユニクロ、GAP、H&Mという他商業施設でも集客/売上の上位に挙るお馴染みのブランドばかり。日系ブランドもプレOPEN当初はSALE期、OPEN景気という事で、目玉商品も有りそこそこ売れていたようですが、今日見てみると明らかに集客出来ていない状態でした。先日OPENした香港系セレクトショップのNOVO(ノボ)も現段階では少し厳しそうに感じました。上海初ローンチのMONKIやCOSも知名度も無く、現況は集客は難しそうでした。

一方、中国の特に幾つかのレディスブランドは、この館に懸ける想い、言い換えると館が認知される迄に時間は係るが、その後に集客、売上を見込めるという確信からか、店舗面積を大きく取り、内装費も旗艦店並みにかけ、ウィンドー、店内のVMDに凝っているブランドも目立っています。それらのブランドはそこそこの集客はできているも、36週の今週でも未だ夏物SALE比率が20%近くを占めるなど、客層要因(客単価が低い)か買い易い価格帯の品揃えをしているブランドが目立っています。SALE期のOPENから2ヵ月が経ち地域的に一般庶民が多く住むエリア、可処分所得も高くは無いため、今後はこの辺りの高級商材の品揃えだけではなく、こなれた価格の商材も平行して展開していく事が、このエリア、この館の商売では不可欠では無いかと考えます。

逆に60数店舗(全体では80店舗OPEN予定)ほどのOPENしている飲食店(スゥイーツ、カフェ、ファーストフード含む)は、どこも順番待ちで並んでいるといった状態。特に目新しいレストランや有名な店が有るわけでも無く、ただ単に客数に対して飲食店が足りていないという状態での行列だと思います。日本料理は天屋、WATAMI、赤坂亭、鎌倉パスタなどが営業していますが、何処も多くの客で賑わっていました。これら日本食の価格は決して安くは無い、むしろ高い価格設定です。
MONKI、上海1号店はこの環球港に。価格帯として非常に安く、しっかりとマーケットリサーチをしてこのブランドをローンチして来ている事が分かります
COS上海1号店、MONKIとは逆で価格帯は上、価格を見ると一番下がMONKI、次がH&M、そしてこのCOSが一番上。商品は上質感があり良いと思うのですが、デザインがベーシック過ぎると感じます。中国ではどうでしょうか・・・



総じて言うと、この環球港に関わらず、ほとんどの商業施設(一流ブランドだけを展開する超高級施設を除く)を訪れる客を見ていると、「食にかける出費には糸目を付けないが、着るものは日常着でも吟味したおして購入する」と言った中国独特の購買行動が見られます。事実として上海の郊外に続々とOPENしている施設では飲食の客単価は高く、物販は客単価は低いという状態が有ります。物販、とりわけアパレル、小売りに従事する我々にとっては頭が痛く、悩ましいマーケットで有る事実はありますが、解決策としては、常に仮説、検証、修正を繰り返すしか術は無いと考えます。これは日本でも同様です、上述の中国レディスブランドの様に、当初の仮説として高級ラインも含め展開し、検証を繰り返し、その結果として客数を稼ぐ為に品揃えとして価格戦略コーナーを常時設定するなど、顧客層、マーケット特性を見てスピーディに切り替えてきています。この環球港は館に話題性があり、集客を仕掛けてくれているわけですから、あとはテナントである各ブランドが、その置かれている状況で施策を考え実行するしか無いと考えます。


それでは!
 2013/09/08 01:10  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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