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RUGBYから最後のレターが届きました!
大好きなブランド「RUGBY」が本国USAでは少しずつ閉店していっています。日本でも昨年OPENしたばかりの名古屋店が既に1月27日に閉店。東京の表参道店は2月17日、つまり来週いっぱいで閉店する様です

本当に大好きでした。私の初めてのRUGBYとの出会いは2005年の3月。ワールドを辞め、ユニクロに転職をするため、再度カジュアルリテイルの現状を勉強する意味で訪れたNY一人旅。趣きのある99UNIVERSITY PLACE店を見た時の感動は今でも忘れません。感動のあまり私の服はもちろん、嫁、息子の分まで沢山買ってしまいました。
ラルフ・ローレンのテイストを生かしながら、若者向けに振ったキャンパスカジュアル。プレッピー色溢れるデザイン、色使い。当時の私は40数歳でしたが学生時代にメンクラを読んで育ち、アイビーにはまり、結果アパレルの道に進んだ私。。。RUGBYは凄く昔懐かしく、私の青春そのもの、商品、インテリア、VMD・・・それら全てが惹き付けられるものでした。

本日届いた、RUGBYからの最後のレター・・・「now closed」というメッセージが悲し過ぎます。「また帰ってきてくれ〜!」と言うRUGBYファンの方々の声が聞こえてきそうです



大好きなブランドだったからこそ、私なりにラルフ・ローレンがわずか10年でRUGBYブランド事業を閉鎖したのはなぜか?を考えてみました。

・カジュアルマーケットの見誤りとブランドポジショニングの曖昧さ

一般的にアメカジやキャンパスファッションは、デザインがベーシックで素材も定番、アイテムも普遍なものが多く、結果的に価格帯も安価なモノが主流であると思います。
一方のRUGBYはラルフ・ローレンから派生したブランドであるため、この価格設定について結果として高額設定にせざるを得なかった。ラルフ・ローレンのファンや、高額商品でも購入できる富裕層はRUGBYの価値観や遊び心を理解できると思いますが、多くの人々には高額のRUGBYでなくとも他の似た様なブランドで十分だったのではないでしょうか?

結果的にRUGBYロゴマークを付けたレベルの付加価値ではマーケット競争力にはつながらず、ファッション業界では話題にはなるも一定のマーケットシェアを確保できなかったのではないでしょうか。それがUSAのみならず日本でも世界的にも競争力が無く、ブランドとしてのポジショニングを確立できなかったという事が最大の失敗だったように思います。


それでは!




 2013/02/06 01:20  この記事のURL  / 



新天地時尚の変化!
久し振りに足を向けた新天地、その中でも第3期の新天地時尚(新天地style)の集客力が明らかにUPしている事に驚きました。
台品餅屋、外まで若い女性で溢れています


以前(半年くらい前)は、第1期、2期に比べると館自体の集客策、打ち手も無く館が週末に関わらず閑散としていました。既に出店していた店も退店、そして空き家になるという悪循環を繰り返していました。ここに来て日系の幾つかのアパレルが将来性を感じなかったのか?退店をしてその後に飲食店やライフスタイル店が入り、集客の起爆剤になっています。

飲食と言うのは・・・
カフェで言うと、Lavazza、The coffee Beanなど、以前はCosta Coffeeしかなく、多くのお客さんで混んでいたのでカフェは大きな集客要素になっています。

スウィーツで言うと、台品餅屋(Miss One)、ケーキ、デザートで有名な店。若い女性で異常な賑わいを見せていました。


ライフスタイルと言うのは・・・
これまでのフランフランは厳しさに絶え退店はされず検討されている中、新たにTAYOHYA(多様屋)という上海生まれで全国180都市に450店舗を展開している、バス、キッチン、ベッドルーム、家具等などを取り扱っている店がOPENしています。
ライフスタイルと言えば以前より営業をしているメガネのZoffも好調のようです。

http://www.tayohya.com.cn/Default.aspx


TAYOHYA、確か元は2つの日系ブランドが入っていた場所、SALEという事も有りますが、この新天地の周りに住む富裕層らしきお客さんが目立ちます
I.T OUTLET。第2期にも多くのブランドを出店しているI.T、第3期の活性化に貢献しています
tutuannaは退店せず、多くのお客さんで賑わっています。専門性のあるアイテムを持っている事が支持される要因でしょう
有ると便利なワトソンズ、確かにコンビニが近くに無い環境でしたので、導入には納得です



この3期のOPENは2011年1月、つまり2年前に緩やかに少しずつOPENしてきました。当初は欧米、香港、台湾、日系アパレルリテイルを中心にリーシング、高級感溢れる雰囲気に館を訪れる人もなかなか購買には繋がらなかったように思います。私も関わらせて頂いた某日系ブランドも当初より出店をしていますが、今でも頑張って集客をされていて安心しました。その後韓国系アパレル、地下にスーパーマーケット(正大広場と同じBazzar by Lotus)が導入したりと、スクラップ&ビルトを繰り返し、苦戦している状況がありましたが、上述のように飲食導入が起点となり、90后世代の入店の動機になっています。

地下には人気のI.T OUTLETも入り、地下フロアーの活性化に一役買っています。このような館では商材、ブランディングに価値の有るブランドが支持されるのではないかと思います。今後もこの第3期、新天地時尚の動向を見ていきたいと思います。

いよいよ今週は春節前最後の一週間、毎年リテイルの売上がピークを迎える週。物流機関も外地向けは既に止まっていますが、上海市内の物流はまだ動いています。春物の売筋在庫確保と投入、冬物一掃SALE消化のラストチャンス、この時期にどのように動くかで春節期間の売上が大きく左右されると思います。

それでは!


 2013/02/04 00:00  この記事のURL  / 



中国の歳末アレコレ!
日本では年が明け既に1ヶ月が過ぎ新春気分も全く無いと思いますが、ご存知の通り中国は旧暦のため来週2月10日が正月初日、春節まであと1週間という事で街は歳末ムードに溢れています。2月2日土曜日の上海の模様を足早にレポートします。

1,豫園
上海の観光地の代表格の豫園も地元、国内、海外からの観光客で異常なくらいに賑わっています。今年は蛇年という事で、豫園の中の建物に蛇の飾り物や歴史上の人物も登場。記念写真スポットになっていました。夜はライトアップされ更に綺麗だと思います。中国の正月の雰囲気を味合われたいなら豫園へ。
豫園内の建物全てが華やかにデコレートされています


2,SEPHORA旗艦店OPEN
昨年秋頃から南京西路 UNIQLO横(元NIKE)の建物を仮囲いで覆われ改装が行われていた、LVMHグループSEPHORA中国最大の旗艦店が本日OPENしました。中国のSEPHORAは2005年に中国ローンチ、7年経った現在は中国47都市で135店の店を構えるまで成長しています。世界では30カ国に1,750店、うちヨーロッパに900、北米700、アジア144、中東24店。つまりアジアでは中国に集中出店している事が分かります。

この旗艦店ですが噂によると「5フロアー全てを使い・・・」と聞いていましたが、訪れてみると1F、2Fの2層、約1,500平米と少しガッカリの規模。しかしヘアメイクが体感できるコーナーも設けられていて、既存店とは差別化を図っています。報道によると販売スタッフは約100人とのこと。

このエリアは2010年のUINQLO旗艦店が火をつけ、ASOBIO、そして今回のSEPHORA旗艦店と3年の間に、各ブランドの旗艦店が集まる「旗艦店ストリート」と化しています。
SEPHORA外観、写真左側にUNIQLO旗艦店があります。古くは子供服、そして日系ブランド集積した売場、NIKE STOREと何をやってもうまくいかない事で有名なこの建物・・・SEPHORAで挽回して欲しいものです
明るい店内、既存店と大きく違うのは音楽。アバクロやホリスターのようなトランス系が大音量で流れています
メイクを体験できるコーナーが何箇所も設けられています



3,I.T村と静安嘉里中心
SEPHORAからPLAZA66方面に歩く左手に、i.tのIZZUEやCHOCOLATEが入る3層のビル、そして伊勢丹と道を隔てた中信泰富には路面点店の如くI.Tが入りました。全3層の売場、ここには上海初のBEAMSやBEAUTY &YOUTH も店を構えています。つくづくI.T社の出店戦略の巧みさに関心させられます。このI.Tの場所は元々入口等が無かった所に、改装により専用入口を設けてしまうのですからね。

今年はこの中信泰富から久光百貨の間の南京西路が大きく変貌しそうです。そうです、8月頃に待ちに待った静安嘉里中心(ケリーセンター)が全体規模45万平米でOPEN。ここにも欧米、日系、アジア、ローカルブランドも出店します。この嘉里中心のOPENで打撃を受けるのが必死なのが久光百貨、現在は台湾系ReelがOPENしたとは言え静安地区では集客No.1を誇りますが、このエリアのお客さんの分散は避けられないと思います。これらを意識されてか、伊勢丹もこの春にアパレルフロアーの大幅な入替えもされるようです。どこも特徴の有る品揃え、自店らしさをかけて生き残り策を実践に移されています。

http://jingankerrycentre.com/


まるでI.Tビルの様な様相です。BEAMSは2Fです
嘉里中心は今年8月にOPEN予定、OFFICE、サービスアパート、ホテル、商業施設で構成されます。ホテルはシャングリラができます。またあの小龍包のディンタイフォンもOPEN予定だそうです



沢山御伝えしたい歳末風景はあるのですが、きりがないのでこれくらいにしておきます。

それでは!



 2013/02/02 19:20  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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