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五一(ウーイー)マーケット!
昨日から明日1日迄、中国では五一の3連休中。マーケットがどんな感じか探訪して来ました。

上海の交通の要所であり、今や上海のヤングカジュアルの中心地である人民広場付近を見て回りました。

南京東路の歩行街、この歩行街は地方からのお上りさんも多い事で有名ですが、何時にも増してごった返していました

メバンも若者で溢れかえり


その歩行街のスタート地点にある上海第一百貨店に、あのユニクロが中国で新イメージ(WW=ワンダーウォールのデザイン、つまりは片山正通氏)店舗をOPENさせたという事でチェック。これまでのユニクロはSC、モールでの出店がほとんどで、今回の様な百貨店チャネルでの出店が功を奏せば、全国の百貨店チャネルへの出店が加速すると思われます。

過去、USやUK、パリ、心斎橋、銀座の旗艦店ではWWデザインは有りましたが、中国では初。これまでの内装イメージと何処が違うかと言うと、以下の通り。

@什器形状、サイズ、仕様
AVMDの見せ方
BPOP仕様
CVISUALの用い方

以上の4点が挙げられると思います。
店舗は五一という事で、これまた多くの人でごった返しており、FRも常に30人くらいが並んでいました。率直に言うと、上記@ACは洗練されたと思いますが、BのPOPが異常に小さなサイズになっており、非常に分かり辛いと感じました。この辺りは改善すべき点だと思います。POPサイズは大きすぎても良く無いのですが、小さすぎてPOPの意味が無いと思います。

レジ付近、レジ後方のVISUSALの用い方はNY、UKなどでの定番の手法

既に上海市内、近郊含めて30店舗を越えているのですが、この盛況振り、単純に凄いと感じます

第一百貨店の軒先にUNIQLOのバナーが吊られています、当たり前の様に思いますが、ここまでの徹底ができるアパレルさんは少ないと思います


ただ、いつも巧みで、流石と思わせるのは、OPENINGのPR手法(特に店舗周りでのVISUALやロゴサインの露出)、何処にいてもUNIQLOのロゴサインとVIUSALが目に飛び込んできます。これは上海の中心地での出店だからではなく、地方の3級都市への出店でもマストにしている露出方法、特に各地方都市での初ローンチでは、出店条件にこのロゴサインとVISUAL露出を盛り込んでいると思います。

歩行街の至る所に有るVISIONには、2分おきでUNIQLOのロゴサイン、VISUAL広告が露出され、嫌がおうでも目に飛び込んできます

また、先日のABAHOUSEがローンチした、「ラッフルズシティ」にも、AZUL by moussyがOPEN、ここも多くの人で賑わっていました。

人民広場から地下鉄で一駅の曲阜駅にある「大悦城」(JOY CITY)も、通常時期は週末にしか集客が出来ていないないのですが、今日は五一という事、様々なイベントを仕掛けており、多くの人で賑わっていました。この大悦城近辺は地下鉄の12号線も工事中で、周りの再開発が完成すると、一大ショッピングエリアに変貌すると思います。

90後世代にターゲットを絞った館、地元のバンド、シンガーを呼んだり、ダンスコンテストなどのイベントを仕掛けています


最後に御礼を!
4月のブログ閲覧率が過去最高となりました。他のコンサルタントの方と比較すると、まだまだの数なのですが、いつもブログを見て頂き嬉しいかぎりです。本当に有難う御座います。私が日頃思った事、感じた事をツラツラと書かせて頂いている程度のブログなので、皆さんにどこまでマーケットをご理解頂いているか不安でもありますが、今後も上海、中国の今を綴らせて頂きます!引き続き閲覧頂けると光栄です。今後とも何卒宜しくお願いします!

それでは!
 2012/04/30 21:42  この記事のURL  / 



GW前の出店ラッシュ・・・!
上海での某レディスブランドさんの新店OPEN準備を終え、1泊で杭州に来ています。

目的は杭州のメンズブランドさんのローンチ、明日28日、30日と2店舗がOPENするのでその準備。予想通りに施工が順調に遅れ(笑)施工中で埃が舞う中、また激しい騒音の中での陳列。商品着荷も夜遅く、疲労困憊の中で先ほどようやく1店舗は仕上げました。。。店長以下、スタッフ、本部の皆さんお疲れ様でした。明日28日にもう1店舗の準備をしっかりやり最終の新幹線で上海に戻ります。

今日は、このメンズブランドで素敵なフランス人のイベント会社の人との出会いもありました、過去にはエルメス、カルチェなどのウィンドウディスプレイもしていた人、「今後色々と協業をして何かやりましょう!」と話しをしました、これも何かの縁ですからね、大事にします。

そう言えば今週は、上海にて旧知のWWDジャパンの松下さんとも久し振りにお会いし、色々とお話ができて楽しかったです、これまた縁は大事にしないと。。。

さてユニクロ中国では、明日4月28日に全国で11店舗同時OPENと聞きました、あの広さが11店舗同時・・・それも日本の13倍もある国土、華北、華東、華南、西南の4エリアでの同時OPEN、いやいや頭が下がります。私がいた頃もそんな数の同時は無かったと記憶しています。このことを思えば、今回の様な2店舗ほぼ同時OPENの準備は楽に思えます。

中国で大きく年間3回商売のピークがあります。

@春節前(毎年違い、1月後半〜2月初め)
A労働節前(4月末)
B国慶節前後(9月末〜10月初め)

今週はAのタイミングにあたり、アパレルだけではなくどの業態でも新店、改装、ローンチを当ててきます。連休もあり、マーケットが活性化し、行楽、ショッピングなどで消費者がお金を落として頂けるから。

怒濤の新店OPEN準備、老体に鞭打つとはこの事を言うと思いますが、たまにここまで身体をいじめて、ホテルに戻りプハ〜と缶ビールを呑む、いやいや癒されます。疲れのためいつもの沢山添付している写真は無しです・・・明日も頑張るぞ〜

それでは!
 2012/04/28 02:45  この記事のURL  / 



ついに飾夢楽(shimala)ローンチ!
ついに、中国に「ファッションセンター しまむら」がローンチしたので、チェックして来ました。

中国語表記は「飾夢楽」、ピンイン表記は本来であれば「shi meng le」と書くのが正しいのですが、「shi ma la」と当て字なのか、英語でシマラーと読ませたいのか、考えた末の事だと思われます。ちなみに、台湾で30店舗を越えていますが、店舗名は「思夢楽」で特に英語表記はないそうです。

2Fに位置します、周りにはユニクロ、H&M、C&AとグローバルSPAブランドが並びます

本日22日までのチラシ、5元、39元、50元と、いわゆる目玉商品が集客に繋がっているようでした


4月13日にローンチした場所は、上海市内の西部、古北の北、長風景畔広場の2F、店内規模は日本の標準規模と同じ約1000u。情報によると日本のしまむらと同様に、豊富な商品数と低価格のアイテムを提供し、日本と中国の間で「時差なし」のファッションを提案されるとの事。中国国内において、2年間で10店舗のオープンを目標に拡大を図られるそうです。

日本同様の陳列

VP、PPはOPENの忙しさで編集が間に合っていない感がありました


ローンチ1週間の日曜午後の状況は、未だ未だ知名度が無いという事で、正直言うと御客様はまばら、近所のたまたま立ち寄った地元の方と、明らかに日本人親子、日本人女子中学生が商品をチェックという感じでした。

「飾夢楽」は、売り場、商品の陳列まで、ほぼ日本と同様の形態で運営されていました、売価もほぼ同様の設定で、日本の先端ファッションを中国でも「時差なし」で展開。メインのウィメンズファッション以外にも、紳士服、子供服、インナー、靴、アクセサリー、寝具など幅広い品揃えでした。

子供服の50元は価値観が有ると思いました

今日拝見させて頂いた中では、ウィメンズの靴売場に御客様が沢山おられました、100元代の靴は魅力的に感じました


ファッション性では、H&M、ZARAなどのグローバルSPAブランドに見劣りするのは仕方ないにしても、日本流のファッションを豊富な品揃え、総合的な生活ライフスタイルを提案できるブランドは、ユニクロでも達成出来ていない中、低価格の強みを持つ飾夢楽が中国でどれだけ拡大が出来るかが楽しみです。

それでは!
 2012/04/23 01:30  この記事のURL  / 



上海ランウェイ2012!
本日午後、浦東の世博跡地の上海世博会展中心にて「上海ランウェイ」が開催されました。
初登場ブランドとしては、「earth music & ecology」や「FRAY I.D」「snidel」など、私が唱える「日本第三世代ブランド」も参加され人気を博しておりました。観客は4000人くらいでしょうか。
世界博覧会の跡地、でも場所が分かり辛く、交通の便も悪く、ブーイングの嵐でした

Stageの合間には、日系のパン屋、バームクーヘンの試食や、参加モデルとの撮影会など有り、行列ができていました


ゲストモデルも、海外初ランウェイの蛯ちゃんや、常連の長谷潤、加藤夏希、藤井リナ、石田NICOLE等など、そうそうたるメンバーで、中国の女の子のファンも写真を撮り、ステージに向い懸命に手を振る光景が印象的でした。

全体観で言うと、先日のTGCより格段に数段上のレベルでした、イベント会場の判り辛さ、不便さはさておき、ショー自体の全体構成、VISUAL映像、音楽、きちんと服を見せ、演出しようという仕掛けが見え、安心出来るものがありました。ただ所々間が抜けた演出もありましたが、これはスポンサーの関係上、仕方が無いとしましょう。。。特別ゲストも、拍子抜け。。。

ですが、上述の「earth music & ecology」と「FRAY I.D」「snidel」は群を抜いて別格でした。earthは誤解を恐れずに書かせて頂くと、和服の演出から始まり・・御自身のブランドの世界観を見せよう、見せよう、という部分が少し空回りしていて、服にフォーカスがし辛い演出だったように思います、石川社長も「音楽も意図的に他との差別化を図った」と言われていましたが、もし自らのブランドだけでショーを行われるのであれば、それはそれで、ブランド特徴、雰囲気がでて凄く良い演出だと思いました。

素晴らしかったのは、2つのブランド「FRAY I.D」と「snidel」を出展したマッシュスタイルラボさん、まずは背景に流れる映像、音楽に思わず吸い込まれそうになりました。何とも言えない空気感、この2つのブランドだけが外人モデルを使っていたという事も在りますが、他のブランドと大きな差別化が出来ていたと思います。ショーの演出もモデルのクオリティ、コーディネイトLOOKの完成度、ウォーキング、音楽だけではなく、背景のCG、映像の力がショー自体の大きな構成要素を占めると、まざまざと見せつけられた感があります。この辺りは元々の会社の成り立ちであるCGやWEBプロモーションに長けている、マッシュさんならではだと、ただただ感心してショーを拝見しました。

ですが、残念な事に「FRAY I.D」は!st Stageの最後、「snidel」も2nd Stageの最後と、御客さんが激減している中でのショーは少し寂しさがありました。。。

earthのショー、狙いは良かったのですが・・・も少しシンプルな演出でも良かったかもしれませんね

snidel、群を抜いていました、会場の雰囲気が変わりました

フィナーレ、ご覧の様に最後は空席が目立ちました・・・


約4時間のイベント、観客が集中して見るには限界が有るようです。。。この辺りは今後の大きな課題ですね。

それでは!
 2012/04/22 10:00  この記事のURL  / 



上海市内北部エリア!
上海市内北部の開発には目覚ましい動きがあります。
上海の環状線というべき4号線(下の路線図で紫色)の外側の10号線(薄い紫色)にある五角城と、4号線の内側ではありますが8号線(紺色)の曲阜駅にある大悦城(JOYCITY)をチェックしてきました。

地下鉄路線図は「上海エクスプローラーさん」より


上海市内の代表的な商業地域というと、以下の5地区が挙げられます。

@ワイハイ路沿い(1号線)
A徐家フイ地区(1号線)
B南京路沿い(2号線)
C中山公園地区(2号線)
D浦東陸家嘴(2号線)

ですが、これら5エリア以外で言うと、上述の五角城エリアも商売上欠かすことが出来ない商業地域になっています。

万達(ワンダー)広場、東方商厦、又一商城などが核となり、家電店も加わり一大マーケットを形成しています。地下で繋がる形状は徐家フイ地区に似ていますが、徐家フイにある、ガンフイの様なハイブランドで構成された館は存在せず、マーケットランクとしては他と比較すると1〜2ランク下の位置付けだと思います。特に地下に広がる万達広場は、アパレルでは中国、韓国、日本、その他で混成されたリーシング、飲食街もあり、かなりの賑わいを見せています。

ブランディングの観点で言えば、上述の@〜Dのようなエリアの百貨店やモールは高い家賃、歩率で、利益率は低いかもしれませんが、しっかりとブランドが持つ特徴(商品、アトモス、サービス)イメージを表現し、逆にこの五角城エリアで実利(売上と利益)を取るというように、同じ上海市内の出店でありながらエリア別出店戦略を立てていくことが必須です。

ここ1年の動きで言うと、コレクトポイントや、眼鏡のZOFF、無印などがしっかり店を構えてきていますし、当然ながらE-LANDグループもブランド展開をしています。この五角城は市内中心部から駅で言うと10個目、時間的に20分くらいと遠くはないエリアですが、この街で全ての買い回りができる状態になっています。

上海のマーケットリサーチをされる際は、上記5エリア以外に、6つめのエリアとして五角城を見られる事を絶対に御薦め致します。

WHO.A.Uの巨大路面店、まるでNYのタイムズスクェアに見えました・・・デカイ! 2層に見えますが実は1階のみの営業。でもこのように外壁を利用し、さも2階も自店のように見せるやり方は交渉力以外の何者でもないと思います

市内に有る他店とは違い、こじんまりの規模、ですが週末ともなるとかなりの集客のようです

出店戦略に長けたZOFFの路面店、長風公園など市内から少し離れたエリアに出店攻勢をかけています、マーケットリサーチの賜物でしょう。近くにはH&M路面店もあります

人民広場から一駅の曲阜駅に隣接した大悦城、飲食に強い館、ダンススタジオ、雑貨フロアーなど90後にターゲットを絞った品揃えしています

1FにAJがもうすぐOPEN、決して目新しくは無いブランドですが、しっかりと出店拡大を仕掛けています。このAJや下のアメアパの仮囲い、施工時の参考になります

アメアパが上海2号店に選んだのは大悦城の1F(元はJOY RICHでした)


次回は、明日行われる「上海ランウェイ」(神戸コレクション)をレポートしますね。

それでは!
 2012/04/20 19:00  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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