« 2012年01月 | Main | 2012年03月 »
上海 長風景畔広場!
この広場の名前を聞いて「知っている」と言う人が何人いるでしょうか?
私は噂を聞きつけ今日初めてリサーチに行って来ました。
MAPの真ん中、赤い場所が長風景畔広場(PARKSIDE PLAZA)です、周りにはホテル、アパレル企業などが目立ちます
左側の背が高い建物がマリオットホテル、ここの宿泊者もTESCOを利用しているようです
右上が既にOPENしているテナント、右下は既に半分くらいOPEN、左はテナント名が書かれていませんが、これからOPENする模様


龍之夢購物中心がある中山公園駅から西へ歩いて20分、虹橋地区から行くと古北路を北へ上がり蘇州河を越えた所にある、最近マリオットホテルやOFFICEビルができている再開発地区です。残念ながら地下鉄とは直結していないため、少し不便な場所に位置しています。

春節前にOPENしたこの広場、メインテナントはB1FにスーパーマーケットのTESCO(楽購)が入っていてかなりの集客があります。周辺の半径10KMくらいの計10地区に無料送迎バスを走らせていて、交通の便の悪さをカバーしています。日曜日という事で、近所の老若男女(お年寄りの方が目立ちます)がTESCO目的で訪れていたのが印象的です。

近所、それと無料送迎バスで来られたお年寄りの方が目立ちます
全部で10路線の無料送迎バス乗り場



館全体を見ると、入居率はまだ30%くらいでしょうか、UNIQLO、H&M、C&A、E-landグループのブランド、MANGO等はOPENしているものの、その他3,4Fの飲食フロアーがほとんど施工もしておらず、5Fの映画館もOPENしておらず閑散とした状況でした。
1Fに鎮座するH&M、お年寄りが多いH&Mも初めて見ました・・・。でもVMDは他店同様にしっかりやってました、向いにはUNIQLOとC&Aが
UNIQLO、2つの区画を繋げて館内側と広場側の両方に入口があります、御客様も未だ少ないため、ゆっくり買物をするならこの店はお勧めです
RLばりに荘厳な作りのTEENIE WEENIE、どの館に行っても手を抜かない店作り、VMDに圧倒されます・・・
Roem これもElandグループ、どの都市のどのモールにも必ず入っていると言っても過言ではありません
上海でドミナント出店拡大中のZoff、話題の超軽量眼鏡で集客していました


日系ではUNIQLOを除くと眼鏡のZoffが既にOPEN、もうすぐ洋服の青山、飲食ではサイゼリアがOPEN、未だ施工スタートしていないものの、大戸屋の中国1号店もできるようです。


サイゼリヤ、日系というよりも既に中国系のレストランのように認知されています
周囲がどこもOPENしていないせいか、驚く価格のせいか、かなりの御客様で賑わっていました、ランチSET、何と16元です・・・安い


中山公園龍之夢や虹橋エリアのパークソン(百盛)に近く、地下鉄の駅も無いこのエリア、目的が無いと訪れる場所ではないのですが、出店戦略には定評の有るUNIQLOやH&Mが出店していることから、今後どのように化けるか分からないエリアだと感じました。4月にはあのしまむら1号店もこのモールに1.000平米級の店をOPENさせるようです、乞うご期待。。。

これ迄、上海市内のマーケィング調査と言えば、南京東/西路地区(含む人民広場)、ワイ海路地区、徐家フイ地区、中山公園地区、浦東の正大広場地区(IFC含む)、の5大エリアだったかと思いますが、先日ブログに書かせて頂いた虹口の龍之夢地区や、五角城地区、虹橋地区、そして今回の長風広場、更に今秋の高島屋など既に出来上がった街に進出するのではなく、新しい館が核となり街を形成していく構図が上海ではますます増えて来ていると思います。

それでは!
 2012/02/28 07:00  この記事のURL  / 



大事にしていること!
一昨年の8月に前職のユニクロを退職する最後の日に、お忙しい柳井会長にお時間を頂き、退職の御挨拶に伺いました。

緊張の中の退職の御挨拶、最後は「頑張って下さい!」と本当に温かいお言葉を頂き、一緒に写真を撮って頂きました、ユニクロ在籍の6年間で一度も見た事が無い柳井会長の笑顔でした(笑)


当初は10分間だけという約束で臨んだのですが、結果的には30分近くもお時間を割いて頂き、独立後はどのような事をするのか?中国での事業の可能性は?など等、熱心に沢山の質問を頂きました。

その中でも一番印象深かった質問は、「中国でVMDというお仕事が成立し、事業としてやって行くことはできるのですか?」というものでした。

柳井会長としては、成熟した日本での起業ならともかく、一般的にビジネスで困難を極める中国での起業を心配されての質問だと感じました。

私からの回答は、「やって見なければ分からないというのが正直なところです、しかし中国アパレル企業の台頭は目覚ましく、勢いが有り、そこで私がアパレルやユニクロで養ってきたVMDのノウハウを活かして行く事ができると確信している事、また日本のアパレル、小売り企業もアジア戦略、特に中国での出店、国内販売拡大戦略として掲げている事から勝機が有ると考えています」と答えしました。

それに対する柳井会長のお答えは「そうですか、非常に難しい選択だと思いますが、内田君がこれまでユニクロで作り上げてきた事、VMDのノウハウを最大限に活かして、諦める事無く相手の身になって考え進めて行く事ができたら事業の成功は可能だと思います。ですが呉々も体だけには気をつけてください」と言う温かいお言葉を頂きました。

起業して約1年半、上海にVMDコンサルティングの会社を設立し約6ヶ月が経ちますが、常に上記の柳井会長からのお言葉を思い出しながらお仕事に邁進しています。ビジネスを拡大させ、軌道に乗せた段階で、柳井会長を正式に表敬訪問をさせて頂こうと考えています。

以前のブログにも書かせて頂きましたが、中国アパレル企業とお仕事をさせて頂く中で、各社の代表の方から、中国で出店拡大をしているユニクロのビジネスのポイントを聞かれる事が数多く有ります、そこで御答えするのはただ一言、「結論として現場にしか答えは無く、その為には常に自ら現場を見て、起っている事実が現実と理解して判断を下す事ではないでしょうか、大企業になればなるほど、トップが現場に足を運ばなくなる、ユニクロは全てのベクトルを店頭/現場基点で考えています」と。。。注目をされているユニクロに在籍していた誇りと、ユニクロで学んだ「商売の心髄」を肝に銘じ、一歩ずつ確実に前に向かってお仕事に取組んでいきたいと思います。

それでは!
 2012/02/27 07:00  この記事のURL  / 



ジル・サンダー女史 古巣に復帰!
昨日の報道、「ジル・サンダー女史が創業ブランドJIL SANDERにクリエイティブディレクターとして復帰」とのこと、現クリエイティブディレクターのRaf Simons氏が2/27付けで退任し、翌2/28から就任予定とのこと。本当に喜ばしいニュースですね。今年の6月に発表が予定されている、13SSメンズコレクションが復帰初のコレクションになるようです。

女史のコメントが洒落ています。
「今回の復帰は本当にハッピーでエキサイティングなことです。まるで束の間の旅行から自分の家に帰って来たような気分です。ジル・サンダー ブランドは、初日同様に鮮明で、今でも自分自身に深く根付いており、それは自然に、私のビジョン通り洗練され、モダンなデザインは、常に私と共に存在しています。ファッションのトレンドは変化し、シーズン毎に進化しますが、ブランドの中心となる部分は変わりません。ジル・サンダー ブランドの現代のアイデンティティをデザインすることは、より大きなチャレンジであり、より大きな喜びとなるでしょう。それは予想以上に素晴らしい時間になると確信しています。ファッション界は、オリジナルの声と真のシグニチャーを必要としています。再び私は皆と共に最善を尽くしたいと思います」

以前のブログにも書きましたが、ユニクロで「+Jブランド」のデビュー前、展開中に売場,売り方で本当に真剣に向き合い、女史のブランディング、服に対する拘り、彼女のVMD理論、など凄く凄く勉強になりました。

当時は何か新しい環境下で大好きな服を丁寧に作り上げる、ということでユニクロとの取組みをスタートさせたと思いますが、やはり女史の持つアイデンティティとユニクロの戦略とは相容れること無く、結果的に契約終了という結果に繋がったと思います。

いずれにしても、女史の情熱と将来を見据えた強さは、JIL SANDERを大きく変えていくことになると思います。お体に気をつけて頑張って頂きたいと思います。

それでは!
 2012/02/26 01:29  この記事のURL  / 



利益上回る賃貸料高騰!
先日の繊維ニュースさんの記事から一部抜粋。

「上海南京路のNIKE専門店が間もなく閉店する模様」、元々ビルの5階までを借り受けて営業していたが、現在は1階と2階のみで営業。閉店の理由は、皆さんご存知の通り急速に上がる賃料にNIKEの利益の延びが追いつかない事、だそうです。この南京路店が閉店すればNIKEの上海での店舗は、1店舗を残すのみとなるようです(専門店という括りでのお話です)

更に南京路周辺では店舗の入替が激しく、消費特徴も変化してきていて高級化傾向が強いとの事。確かに元々南京路は昔からの商業地、確かにここ最近の南京東路を歩いて見ていても老舗の店舗が消え、次々にビルに建て替えられ、その1Fには国際著名ブランドの出店が目立っています。従来型商品のブランドではコストも年々上がり、経営難になっている、との内容。

上海の多くの商業圏が国際化するのに伴い、不動産物件の価値も上がり続けていて、十分な資金力が有るかどうか?が南京路での生き残りにかかわる。宝飾品が伸張し、アパレル関連が淘汰される事は仕方が無い。また今年2012年は北京と上海の店舗賃料は平均約15%上昇する見込み。そのような状況にも関わらず上海小売り市場は昨年第4四半期に旺盛な伸びを示したそうです。理由は外資企業が多く進出したことで、店舗物件市場が活性化したようです。

南京東路近くのラッフルズにホリスター、南京西路のUNIQLO旗艦店前にASOBIOが出店など資金力がある外資、中国本土企業に淘汰されていくのではないか。逆に資金力の無い企業は南京路周辺に店を構えることはだんだん難しくなってきた。多くの中国本土ブランドは南京路での店舗の赤字を「広告費」と捉えているも、ただコスト上昇が著しい事で、こうしたブランドも戦略転換が必要となるだろうとのこと。

そう言う報道がされている最中、南京西路のAEの斜め前の元は古い写真館だった場所に、LEVI’Sが小規模(300平米)二層の旗艦店を2月頭にOPENさせています。路上ではバナーを用いた広告を繰り広げています。やはり資金力がある企業が牛耳ってしまうのしょうね。
かなり古く味の有るビルの1,2F、街中を埋めるバナー広告の割りには、意外にお店はこじんまり
近くのビルの外壁にはLEVI'Sの大きなビルボードが鎮座
こんな感じでこじんまり、店内はマークが厳しく撮影できず、スタッフは気さくなイケメン、女の子でした


この周辺は、かなり前にブログでも書きましたが、一昨年のUNIQLO旗艦店のOPENでにわかにカジュアルブランドがこぞってOPENしたり、ASOBIOの旗艦店が出店したりと、決して安くは無い賃貸料を払ってでも、ブランド価値、認知を上げる意味でも店を構えたい場所なんだとつくづく思います。
UNIQLO旗艦点目の前のASOBIO旗艦店

南京路から遠く離れた、「紅坊」という昔の鉄鋼所をリノベーションしてアパレル、デザイン会社、飲食が入っているエリアにあった日系のクラブが、昨年末で残念ながら閉店をしてしまいました。一時期は日本人客を中心に週末は盛り上がっていたのですが、聞いた所によると契約の際に急に月家賃がこれ迄の3倍と言われ、退去せざるを得なかったようです。。。
目抜き通りの南京路ではなく遠く離れた紅坊でのこの話し、常識が通用しない中国の怖さを垣間見た思いです。

それでは!
 2012/02/24 00:00  この記事のURL  / 



チョコクロとユニクロ!
最近上海の街に続々増えているのが、日本の「サンマルクカフェ」だ。

低いテーブルとイスが、日本の喫茶店ぽくて落ち着きます、窓の向こうには田子坊が。


昨年、徐家フイの美羅城に1号店をOPENさせ、その後あらゆる商業施設に店を構えています。好事例だと思うのが、田子坊傍に在るモールに先月OPENしたサンマルクカフェ、近くには近々スタバや他のカフェも続々OPEN予定で、田子坊の散策で疲れた人達の憩いの場になっています。スタバ等のカフェと差別化できているのは、やはり名物の「チョコクロ」です。

思わずよだれが出そうです・・・


日本同様に、「チョコクロ」を自ら選びチョイスする方式は受けているようです、一般的なカフェではガラスケースに入ったスウィーツ類は対面販売となっているが、この自分で選ぶセルフスタイル方式のサンマルクカフェは、今後も市民に受け入れられ、拡大をされるのではないかと思います。

トレイを持って好きな物を選びレジへ、これが良いんだと思います、恐らく


どうして、そう思うかというと。。。これも最近上海拡大をしている日系の「●●食堂」や、「花●うどん」など、セルフスタイルを売りにする飲食が上海の人に人気を博していると感じます。自ら具材をセレクトして、作りあげる、そこが受けているのだと思います。

業態を変えると、アパレル小売りでのセルフスタイルと言えば何と言ってもユニクロが代表でしょう。このセルフスタイルは日本だけでなく全グローバルで統一実施されている、大事な要素だと思います。アパレルは飲食と違って自ら何かを作り上げるという直接的な行為は無いものの、接客は頼まないとせず、要らぬ声掛けもなく、ベーシックなアイテムを御客様自らが時間をかけてゆっくりとセレクトするスタイル、ご存知中国に於いてはONLY、VERO MODAを代表にスタッフが終始付きまとうスタイルが数多く見られます。あれは、もし入店しても、居心地が悪く、すぐに店を出てしまいます。中国のブランドはご多分に漏れず、ほとんどがそうですが・・・。

いずれにしても、最近日系の様々な飲食、ラーメン屋、うどん屋、寿司屋、和食レストラン、洋食、うなぎ専門店、お好み焼き、焼肉屋、焼き鳥屋、ちゃんこ鍋、日式中華、バー、カフェ、パン屋、クレープ屋、ケーキ屋、たこ焼きやなど、数え上げると既に無いものは無い状態で、上海は既に或る意味飲食の過当競争に陥っている感もあります。

生き残りをかけて、何か特徴の有る仕掛けを考える事、またターゲットを日本人ではなく、中国の人に定めるも、味は日本風を守り、価格はこなれたラインに設定する事、が今後も中国で勝ち残って行くことができる大事な要素かも知れません。
事実、先日、このブログにも書いた焼き鳥の「鳥やす」、味も良く、価格も安く、お客さんはほとんど中国ローカルの人達で異常に賑わっていることからも分かると思います。

それでは!
 2012/02/23 20:00  この記事のURL  / 



| 次へ
プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

2012年02月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
リンク集

http://apalog.com/uchida/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード