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ついに上海HOLLISTER OPENしました!
ご無沙汰しています。

昨日11/26(土)、上海人民広場ラッフルズ3Fに、待ちに待ったHOLLISTER中国1号店がOPENしました。当初は今年の国慶節あたりにOPENとの噂でしたがおおきくずれ込み、これからクリスマス、年末商戦を迎えるこのタイミングでのOPENです。香港には今年の8月に既に1号店をOPENさせていますが、中国では今後北京にも出店するようです。


出店はラッフルズ人民広場店の中でも、過去何度もブランドの入替が頻繁に行われている区画、本来4F、2Fを繋ぐエスカレーターがHOLLISTERの店舗内に存在するはずなのですが、壁面に囲われているようで店内から違うフロアーへは行き来できない構造になっています。それくらい、例のA&F、HOLLISTERの薄暗いアトモスフィー、ブランドの世界観に拘った事が容易に窺えます。

それと、現在上海では10代の若者が集まる一番のメッカ、ラッフルズに1号店をOPENさせるあたりは、かなり綿密なマーケット調査をしての出店だと感心させられます。
HOLLISTERのターゲットは、本国アメリカでは15歳〜18歳、まさにラッフルズに来店する一番下の客層とバッチリあっています。

更に驚いたのは、プライス設定、これもH&M、C&A、UNIQLO等の競合のプライスを徹底調査して、考えに考え抜いて出したプライスだと思います。数年前に日本の銀座でA&F1号店がOPEした時の「異常に高いプライス設定」に嫌気がさしていたので、今回HOLLISTERも?という疑心暗鬼だったのですが、市場プライス、という事に共感しました。ちなみに、プライスは以下の通りです。

●アウター
 ・ダウンジャケット 1.300元
 ・ダウンベスト    800元

●トップス
 ・スエットパーカ   600〜760元
 ・ネルシャツ/シャツ 500元
 ・ニット 500元
 ・ロングTシャツ     240元
 ・Tシャツ         220元
 ・ポロシャツ 290元

●ボトム
 ・デニム 560〜660元
 ・スエットパンツ      440元

●雑貨
 ・ニットマフラー 390〜440元
 ・トートバッグ       340元  

という感じです、デニムはH&MやUNIQLOが、399元平均なので少し割高に見えますが、それ以外のアイテムも安いとは言い難いのですが、若者でも手を出せるプライス設定だと思います。とは言え実際に購入されるお客さんは、今日の買い回り状況を見ていても、有職の20代以上の人が多いと思われます。


ファサードはいたってシンプル、ですが縦2.5M、横5Mの巨大モニターに圧倒されます。店内にも何ヶ所か設置されており、常時カリフォルニアのHuntington Beachでのサーフィンの映像が流されています。

次から次にお客さんが吸い込まれるように入店しています、HOLLISTERというブランドを知らずに、興味津々の人が半分を占めている感じです


入口にいるイケメンモデル君、写真をお願いしたら嫌な顔一つせずにポージング、学生と言っていました。このネルシャツ500元です


入口入ったすぐの所に有るマフラー売場、寒くなってきた上海、実需アイテムです、流石VMDがしっかりできています・・・


デニムは男女共に入口付近に展開されていて、プライスは560元


ショートダッフルとレーシーニット、それぞれT字ラックに掛けられLOOK提案されています

ニットC/Dの超ボリューム陳列、写真奥は外光ではなく、店内モニターです、薄暗い店内がこの辺りだけ異常に明るい空間となっています、確かにこのような演出をする為には、店内にエスカが有っては実現できないですからね・・・


ファー付きパーカ、天井ラックにはチェックショートスカートが吊られています、これもひとつのVMD


上のレディスと左右対称の位置に有るメンズ売場、同じく奥にはモニターが。


店の奥中央に有るレジスペース、お買い上げで目立ったのはHOLLISTERのシンボル入りスエットパンツでした、440元也


と言う感じの売場です。スタッフは英語は当たり前で、日本語、韓国語が出来る人を見かけました、確かにお客さんも中国人、台湾、香港、日本人、欧米人、と・・・、グローバルな接客が必要なのだと思います。今日はOPEN2日目、日曜日ということもあり、かなりのお客さんで賑わいを見せていました。薄暗いライティング、フレグランスの香り、音楽ガンガン、今後も引き続き話題の店になると思います。

私来週久々に日本に帰国します、色々と新しいマーケットを見て回ります。

それでは!







   
 2011/11/28 00:55  この記事のURL  / 



上海コンビニ事情!
ご無沙汰しています。

報道によると、上海市でコンビニ セブンイレブンを展開する台湾の統一企業グループは、11月11日に上海市内で100店舗目の開店式典を行ったとのこと。


家の近くにセブンイレブンが無いため、サイトから写真をダウンロードしました、画質が悪いです


上海は中国のどの地域よりもコンビニ激戦区となっています、セブンイレブンと比べるとローソンやファミリーマートが店舗数でも上回っていて、共に大量出店していますが、セブンイレブンの特徴は「挽きたてコーヒー」や「その場で盛り付ける弁当コーナー」が有る事。この2つは日系+台湾系企業が組んだ一つの差別化の仮説だと思います、セブンイレブンの対象顧客は当然日本人ではなく中国人なのですが、スタバの1/3の10元のコーヒー、温かい弁当など、我々日本人も「流石っ!」と唸る、戦略だと思います。今後も地場のコンビニも交えた競争が激化し続けていくと思いますが、セブンイレブンを始め、日系コンビニには更なる特徴、差別化で魅力的な品揃えをお願いしたいものです。
日本と違い、中国のコンビニは昼間の需要が多いと予測され、夜に小腹が空いた時にコンビニに立ち寄っても、例えば肉まん、おでん等の温かいものが皆無でガッカリすることが良く有ります。食品の消費時間、配送問題、オペレーション等の諸事情は有るかと思いますが、特に夜間に常に何かしら温かいものが食べれるようにして欲しいと思います。
これは私が日本人だからではなく、メインターゲットである中国人も温かいものを食べたい、飲みたいろ思うのは同じなので、是非とも改善をお願いしたいところです。。。単なる、ぼやきになってしまいましたが、切実な願いです。


ファミリーマート、漢字で書くと「全家」(チュエンジャと読みます)、私の家の半径500M内に何と8店舗もあります・・・異常だと思います、スタッフは学生っぽい人が多いです


ローソン、漢字で書くと「羅森」(ルオセンと読みます)、何故かスタッフは年配の方が多いです・・・


余談ですが、先日家の近くのコンビニに行っていて、偶然ですがある中国人が店員に「クリーニングは受け付けていないのですか?」と聞いていました、同じタイミングで2人も。夜間に受け付けているクリーニング店が少ないのか・・・、これはもしかしたらかなりの需要があるのでは?と思った次第です。。。

それでは!
 2011/11/20 17:59  この記事のURL  / 



11/11 タオバオの続報!
先日のブログで書かせてもらった11年11月11日にタオバオが実施した「超大単身の日記念50%OFF」の、アパレルブランド/メンズ分野の数値結果を入手しましたので、ご報告します。

●メンズブランド別数値●
 文字が細かいのですが、クリックをすると大きくなり見易くなります。

ブログを見られている皆さんは、見た事も聞いた事も無いブランドが並んでいるかと思いますが、今の中国で若者に強力に支持されている中国ドメスティックブランドが上位を占めています、特に1位のGXGは今中国で一番勢いの有る温州発のメンズブランド、実はここの総経理(経営者)は何とVMD出身という変わり種、どうりで店舗内装、プロップに非常に凝ったVMDを実現しています。
1日の売上が3.988万元(日本円4.8億円)、たった24時間でですよ・・・。一点単価も350元(4.200円),99.000人が買上げ、SET率も1.15と立派です。商品構成も昨年10年のキャリー在庫を70%もさばき在庫消化に寄与しています。
更に上をいっているのが14位のK-boxing、上海のブランドです、09年の在庫が50%を占め、過去の在庫一掃!とこの機会を最大限に活かしています。
かと思えば、今回の為に専用商品を生産し臨んだブランドも有るようです.

準備をした在庫での消化率順位は・・・
2位のJack Jones、4位のJoeone、5位のJeanswest、1位のGXGと続きます。

15位までのブランドを見ると、好感度セレクト系ブランド、ジーニングカジュアルブランド、ダウン専業ブランド、紳士スーツ系ブランドなど、ひとくちにメンズと言っても多岐に渡っているのが分かります。

それと、何といっても上海、北京などの一級都市に店舗展開しているブランドも幾つかありますが、ほとんどが二級以下の、三級、四級、五級都市で、FCの手を借りて店舗数、売上を伸ばしているブランド達です。皆さんも中国の地方に行くとメインストリートに同じブランドが幾つも軒を連ねている姿を見た事があると思います。全国に広がっていて知名度も有り、今回の様な「超大単身の日」でも、知名度の高さと日常的に購入していて、サイズ感も体感した、身近なブランドを更に50%OFFで購入する、といった消費行動が見て取れます。

店舗網/数=広告宣伝という事でしょうか。。。

それでは!
 2011/11/16 01:10  この記事のURL  / 



中国アウトドアファッションの現実!
今回は、中国に於けるアウトドアファッションの現実について。

中国ではノースフェイス(TNF)、コロンビアを代表格として、ティンバーランド、LLビーン、その他欧米、中国ローカルブランドなど、店舗展開はそう多くはありませんが、少しずつですが増えてきています。特に中国では成都、西安を中心とする西南地区、ハルピン、沈陽を中心とする東北地区など寒冷地での出店が加速しているようです。

ですが、日本と大きく違うのは、ファッションとしてのアウトドアでは無く、冬であれば現実的な防寒、夏であれば即乾、吸汗機能などで購入されているお客さんが多いと思います。

事実、以前TNFを香港、中国、台湾で展開している香港企業の人と中国TNFの内装インテリア改善、VMD取組みのお話をした時に、「TNFは日本、韓国では本来のアウトドアユースではなく、街着、ファッションとして大きく進化している、香港でもその影響を受けつつある、だが中国での消費者の自ブランド、アウトドアブランド業界全体で言えることだが、少しづつではあるが、山登りやトレッキングなどを趣味にする人が増えつつあり、或る意味本来のアウトドアブランドが持つ質実剛健さ、本物志向、ウンチク、言い換えれば防寒、吸汗的、機能素材などを重視して購入されている方が非常に多い、なので店作りもお洒落さも導入したいが、山だとか木だとか、VISUALでは山岳風景などのシーンを演出するほうがイメージ訴求し易いし、売上にも繋がる」と言われていたのを覚えています。

日本のTNFはセレクトSHOPとのコラボなどの取組みもありますが、ここ中国ではセレクトSHOPの進出も香港系のITなどほんの一部しかなく、コラボ云々はファッション先進国の日本の事で、まだまだ先の事だと思います。ただ、噂をされている日本の某セレクトSHOP進出が本格加速して、品揃えの中でアウトドアブランドやコラボアイテム展開することで、中国の若者から火がつく事も大いに有り得る話しです。

下はtaobaoのアウトドアブランドサイト、当然ながらファッションというカテゴリーではなく、山登りの靴も数多く有る事からスポーツカテゴリーの中に位置しています。

http://list.taobao.com/market/outdoor1.htm?atype=b&cat=50031727&style=grid&viewIndex=1&yp4p_page=0&isnew=2&olu=yes&commend=all

10月末、杭州出張の際に銀太というメジャー百貨店前で以下写真のようなイベントをやっていました、超大きなテントを設置、アウトドア(中国語では戸外と書きます)ブランドである事を明確に表現し、ダウン、ライトダウン、フリース商材をメンズを中心にアピールしていました。戸外ブランドだけに寒くなってきた戸外で着用感を訴求する、非常に分かり易い手法ですね。


超デカク、黄色のテントを設置、自然に目に入ります、黄色って目立つ事を再認識しました・・・TNF中国全体で行っているプロモーションの一環のようです


氷、雪をイメージしたプロップ設置、ヘッド付きマネキンで強化アイテムとヘッドギアを展示、POPで商品特徴を説明しています


TNFのロゴも氷風に制作して寒さを表現、でも折角のロゴが目立っていません・・・本当の意味で・・・あっ寒・・・


テントの中には、ドラム缶にマネキンが・・・

と言う感じで、私も大好きなアウトドアファッション、TNFを例にとれば本格的なアイテム、お洒落感がない商品しか展開されていない中国の売場を見ても購買意欲が湧きませんが、日本に帰りTNFの店を覗くと、思わず買ってしまいたいアイテムも多く、いつも衝動買いの気持ちを抑えるのに必死です。。。

それでは!
 2011/11/13 07:00  この記事のURL  / 



2011年11月11日はタオバオの日!
標題の通り、昨日は1が6つも並ぶ珍しい日、中国では通常1が並ぶ日を「単身の日」と言って友人達と集う大事な記念日、これは90年代に南京の高校キャンパスで発生してネットやマスコミの伝播を通じて、世の中的に認知されていったそうです、1月1日は「小単身の日」1月11日と11月1日は「中単身の日」、11月11日は4つの1が並ぶため「大単身の日」、そして昨日11年11月11日は100年に一度しか経験できない「超大単身の日」という事で色んな部分で盛り上がったようです。

その中でも世の中を驚愕させたのは・・・
あのTmall(taobao/淘宝)がこの記念日を利用してとった戦術、「この日のECでの価格全50%OFF!!!」TV CMでもド派手にこのプロモーションを告知していました。

結果、11月11日の午前0〜12日の午前0時の24時間で、売上33.6億元(405億円)を達成したそうです、目標売上額は30億元。。。昨年の同日の売上の実に4倍の売上をたたき出したとのこと。

経過を辿ると、11日0時から1分間で432万人が入れる様に引きつけ、8分後には取引額が1億元を突破、21分後に2億元、32分後には3億元、11時11分には11.54億元、13時9分には15億元、16時に20億元、最終的には33.6億元を達成、1時間あたり驚異の1.4億元という過去最高の成績をあげたそうです。

その中でONLYグループのメンズブランド、JACK& JONESは事前に、このキャンペーンの売上げ高が数千万元の規模を達成する!と宣言していて、それも軽くクリアーしたようです。
報道によると、3社が4000万元を越え、1社が3000万元越え、4社が2000万元越え、38社が1000万元越え、75社が500万元越え、全体では計497社が100万元を突破したと書かれていました。私がVMDコンサルを担わせて頂いている中国のメンズブランドも、この中に入っていて、丁度昨日そのブランド本社を尋ねると、24時間体制でスタッフが注文を処理し、遠く離れた物流倉庫に出荷指示をしている姿がありました。

今日の各種報道では最高客単価で数十万元のお客さんもいたと報道されています。それは18万元(220万円)のダイヤモンドだったとのこと。



また「お客さんへのお届けは、注文を受けて10時間以内到着します!」と謳っていました。

今回の大規模促進する前に、淘宝は商品、物流面での起こりえる事象をシュミレーションし、準備をしっかりと行っていて、淘宝に協力する国内の速達の企業と綿密な話し合いの場を持ち、計40万の人を確保し遅延無く配送することを実現させたと書かれていました。

それにしても、凄い数字、またしても恐るべし中国を垣間見ました。。。

それでは!
 2011/11/12 16:40  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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