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杭州のお仕事で感じた事
2年ぶりに杭州に行って来ました、某ローカル百貨店様がやられているセレクトSHOPでのVMDのお仕事。

上海から新幹線で僅か45分(上海市内からTAXIで浦東空港行くよりも近い?)で行く事ができる杭州、街の変わり様に正直驚きました、丁度地下鉄建設のまっただなか街中が騒然としていていました。


杭州は浙江省の省都で人口670万人、昔から絹などの産業(着だおれの街)や風光明媚な景観を活かした観光産業を中心として、経済発展が急速に進んでいる街、私が中国の中で好きな都市の1つ、すぐ近くの上海の流行動向をすぐに取り入れるなど、ファッション、文化、商業感度も優れていると思います、昔上海の新天地第1期が好評、お客さんで賑わっているという事で、その後すぐに杭州に新天地が出来た時は驚きました、流石にう〜ん・・・・と唸ってしまいましたが・・・。
本題のVMDのお仕事、取組み内容は、@既存百貨店内に開設している/今後開設するセレクトSHOPのVMD計画と売場編集実施、AVMDスタッフの教育、B店舗クリニックというもの。百貨店のオーナーさんは競合とされる海外のブランドも数多く見られていて、そこから自店の在るべき売場インテリア、什器デザイン/仕様、売場ゾーニング、VMD表現方法、売り方などに強い拘りや想い、意思を持たれていて、それをまとめて行く事は一筋縄ではいかないと感じつつも、当方もキチンとした根拠、理論を元にお話をして具現化させていく事を始めています。

嬉しいのはオーナーさんがVMDという役割や必然性、大事さを理解されていて、今回のお仕事が産まれているという事。昔でしたら上海のローカルアパレル企業においてもVMDという言葉があまり認知されておらず、例えばブランド新店OPENの場合、MD品揃え計画→内装設計→内装UP→商品/備品投入→簡単な準備→OPENというように、ある意味VMD領域は流してしまう事が多く、VMDというソフト部分にはあまり投資や関心を持たれない企業が多かったように思いますが、今回のオーナーの様に「商品、売場、売り方」と言う3つの重要な構成要素の中で、「VMDは全てのプロセスに関わり、無くてはならないもの、競合と差別化する為、店舗をブレークスルーさせる為に不可欠」とまで言って頂き、明確なTOP方針とお考えに感動すると共に、今後私がお仕事をやらせて頂くモチベーションも当然ながら上がっていきました。



夕食の際に向かった杭州大厦辺りの洗練された街並、上海のワイカイ路とまではいきませんが、近い将来凄く綺麗なエリアになっていくんだろうな〜と想い描いてしまいました(上の写真は杭州駅の模様で・・杭州大厦辺りの写真はピンボケでした・・)

これにて2010年最後のブログとさせて頂きます、前職のSPA企業を8月末に辞め起業独立して4ヶ月、アパレルウェブさんのブログを始めて1ヶ月、色んな面でまだまだ要領を得ていない部分も多々ありましたが走り続けてきました、来年はブログを見て頂ける方々に有効、有益な情報や、私がこれまで培ってきたVMDについて書いていきたいと思います。私事ではありますが来年3月には東京から上海に居を移し、中国に根を生やし、香港、アジアでVMDコンサルティング、現場でのお仕事に邁進したいと考えています、VMDについて何か御座いましたら、どのような事でも結構ですのでご連絡頂ければ嬉しいです、来年も何卒宜しくお願いします。

それでは、皆様良いお年をお迎えください、新年快楽!
 2010/12/30 10:50  この記事のURL  / 



上海OPAを見て来ました
上海の商業施設情報、その2。

ワイカイ路に12/20(月)にOPENしたOPAを見て来ました。PARKSONの隣、確か以前は日系のカラオケBOX(ビッグエコー)があった場所だと記憶しています。

(写真左部分がPARKSON、中央の磨りガラスの建物がOPA)

平日の夕方でしたが、まだOPENしたてという事もありお客さんはまばらでした。
初上陸のブランドは、1Fにサマンサベガさんなど。日系ブランド集積の館、ここを見て感じたのは出店立地は非常に大事だと言う事。確かにPARKSONの隣に位置しているものの、通りから見ると若干分かり辛い場所、また特に1F入口からすぐに店が見えず奥まり過ぎている感があり、入店し辛いのではないか、と感じました。規制でできるかどうかは分かりませんが、1F店頭で何かもっと服そのものが目に飛び込んでくる様な仕掛け(仮設可動ウィンドウ設置など)、ファッションビルと分かる何かが必要だと思います。



もうすぐ、はす向かいの元シャンヤン市場跡地に香港系のAPMがOPENし、この辺りのお客さんの流れがPARKSONより西側に大きく変わると予想されます。日本でも同様ですが商業施設の規模感(OPAはどちらかと言えば小ぶり)やパーキングの有無が重要な集客装置だと思います。


週末のOPAの売場を見る事が出来ていませんが、上海における日系ファッションビルの代表として是非是非頑張って頂きたいと思います、今後も継続的にウォッチしていきたいと思います。


それでは
 2010/12/29 08:23  この記事のURL  / 



キーワードはライフスタイル?
上海の商業施設情報、その1。

もう行かれた方も多いと思いますが、今年8月上海の徐家匯の商業施設B1Fにオープンした美羅城(メトロシティ)五番街。
日本ブランドを集積したこの施設、いま中国全土から業界関係者の視察が絶えないホットな場所となっています(ご存知、シルバーカラーのドームが目印)週末ともなると、ローカルの家族連れ、カップル、日本人駐在家族などで賑わっています。


コンセプトは「ライフスタイル」日本ではもう使い古された言葉だと思いますが上海、いや中国ではこれがit's NEWなのです

この施設元々は上層階は電脳街、地下はファーストフードなどで構成されていて正直あまりパッとしない場所でした。それが今は、上述の通り全国から、成功している噂を聞きつけての視察団が日参しているらしいのです。

この施設のリーシングのトーン&マナーは、ファッション/アパレル企業は導入せず、ライフスタイル提案ブランド集積」、つまり生活雑貨(含む、インナー、眼鏡、インテリア)+ ドラッグストア+ 飲食(SWEETS)などで構成されています。ん?そうなんです、日本では郊外のSCなどで普通に目にする光景です。

メディアで盛んに言われている通り、急激に増えている中間層は新築マンションを購入したり、車、家電など、生活にゆとりを持つ家庭が増えてきていて、センスが感じられ、カッコいい生活、いわゆるライフスタイルに興味や憧れを持ち出しています。このことをいち早く察知した施設の経営者が、作り上げたのがこの美羅城五番街です。

入居している店は日系企業がほとんどで、眼鏡のZOFF、インナーのtutuanna、PEACH JOHN、ドラッグのSEGAMI、雑貨のMUJI、フランフラン、SWEETSでMOCHI SWEETS、CITY ROLLS、ドンク、などなど、日系企業を集めたかったわけではなく、センスが良く、集客出来そうなブランドをセレクトしたら日系企業だった、ということでしょうか???
 
 
 
  
 

いづれにしても、来年中国各地で美羅城のような商業施設が続々出来ていると思います(あくまでも、美羅城のような・・・というのがポイントです)


それでは
 2010/12/28 07:00  この記事のURL  / 



街が動く!
小雪が舞い、冷え込んだ上海に来ています。

先週OPENした南京西路のGAP旗艦店をチェックしてきました。
今週の「ガイアの夜明け」でもUNIQLO旗艦店と共に放映されていましたね。

UNIQLO旗艦店から歩いて3分も離れていない立地。
以前、この辺りはWingsというローカル百貨店が有り、それなりに人を集めていましたがいつの頃からか地盤沈下で、空きビルが目立っていました。数年前にOPENしたM&Sも御客様を吸引できる館でありませんでした。

しかし今年5月にOPENしたUNIQLO旗艦店が街、人の流れを大きく変えた感があります!

これまでも、梅龍鎮伊勢丹、PLAZA66を皮切りに、ZARA1号店など、久光百貨店側、つまり南京西路の西側にハイセンスな街が形成されていましたが、UNIQLO旗艦店が街を東側に動かす要因になっていて、ある種ランドマーク的役割を果たしていると思います、この辺りを歩くお客さんも若く、お洒落な人が増えています。

今回のGAP2号店や来年春GAPの隣にOPENするAE(日本よりも一足先)など、今後この辺りがカジュアルファッションのメッカになりそうで「街はどんどん動いている」という事を実感できます。事実、地下鉄南京西路付近の古い建物は取り壊され大幅な再開発が進んでいます。ワイカイ路のブランド街に対抗した、この南京西路カジュアル街エリアから当分目が離せません。



さてGAPですが2層、先日OPENした1号店より面積も小さく、お客さんの入りは夕方にも関わらず、閑散としていました。


メイン打ち出しはダウン、1号店同様にプレミアム感のある1969元の拘りのデニムを展開していましたが、残念ながらお客さんの接触率も多くはないようでした。

それでは
 2010/12/25 06:00  この記事のURL  / 



渋谷ファストファッション旋風
最近の繊研新聞さんやWWDさんの報道。
「渋谷HMV跡地にフォーエバー21が12月23日OPEN!」
「Bershka(ベルシュカ)1号店を来年3月に渋谷にOPEN!」
を受けて、昨日視察に行って来ました。

ハチ公前交差点に立つと、自然に目に飛び込んでくるのが
フォーエバー21の電飾看板、大きい・・・素晴らしく大きい。
HMVがある時には全く気がつきませんでした。

このあたりの都心での出店戦略が巧みですね、新宿店もしかりです。
ハコの大きさだけでなく、遠くからでもしっかりと認知出来る場所を選ぶあたり
流石、グローバルマーケットで戦ってきていると感じます。
ちなみに渋谷店はセンター街側、ZARA側の両方に出入り口があります。


一方のBershkaですが、ZARA1号店のはす向かい、丁度井の頭通りと
スペイン坂の交差する角地に立地しています。
一番下の写真は道玄坂方面から見たものですが、如何ですか。。。
これも目立っていますよね、T字路の突き当たりに位置していて
もし道に迷ってもすぐに見つけられると思います。
感心してばかりいてはダメなのですが、これまた出店戦略が絶妙です。



近くにはH&M、UNIQLO、ZARA、GAPもひしめいています。
原宿や新宿で吹き荒れ少し落ち着いた感のあるファストファッション旋風ですが
渋谷ではまだまだ吹き荒れそうな予感がします。

それでは
 2010/12/17 07:00  この記事のURL  / 



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プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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