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久々のブログ更新になります。 いよいよ明日15日土曜日に、上海の三大商圏の一つである徐家フイ地区にある、メトロシティ3Fに3COINSがオープンする様です。詳細は下記URLをごらんください。 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000011430.html ご存知の通り、いま中国ではメイソウ(MINISO)という表向きは日系、実は中国企業が展開する格安、ハイセンスなライフスタイル日用雑貨店が数千店舗を展開し一人勝ち状態。 当初は、MUJI、UNIQLO、DAISOを足して3で割った様な感じで、パクリと揶揄されていましたが。今やappleのようなセンスの高いモノ作りも行っていて、「えっ、この商品が10元(150円)?」という驚きのコスパで、相変わらずの人気ぶり。 そういうマーケット状況下で、PAL社として初の海外進出ブランドを何故この業態にしたのか?は正直疑問を感じえませんが、企業戦略として最終決定したのでしょうから、そこは私がとやかく言うべきではないのですが、価格優位性点については相当苦労をされる事でしょう。 上述のMINISOは基本的には10元(150円)SHOP、もちろんアイテムによっては50元や100元を超える物もありますが、大部分は10元のハイクオリティのものが多く、多くの消費者に支持されています。一方で3COINSの計画では30元(450円)が主価格帯、MINISOの約3倍、日本の1,5倍の価格。 日本ではまさに3COINS=300円で伸びてきた業態かと思いますが、こちら中国で30元と言えば決して安くはなく、安い朝ご飯が2-3回は食べられる金額、もちろんスタバのラテショートサイズ1杯も同額と、何処に、誰を顧客ターゲットとしてフォーカスするか?が肝になります。つまり、「日本で言う安い価格では無い」と言うこと。このあたりが3COINSが今回の中国1号店で成否を決める一つのポイントになるでしょうね。 中国では過去に例を見ないほどの日本ブームで、多くの中国人が日本旅行に行き、日本を体感し、沢山の物を見て、買い物もしています。その中には日本の3COINSで買い物体験をした人達もいるでしょう。日本の価格帯と中国での価格帯の差をどう感じるか、ましてや今の時代は越境で自由に海外の物が安く、購入できる時代になっています。 そういう日本以上に恐ろしいスピード感で刻々と変化する中国のマーケット、及びビジネス環境下での、今回の3COINSの出店。もちろん日本企業ですし応援はしつつ、状況をみていきたいと思います。 それでは! |