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中国では関係(クアンシー)が重要だね!
タイトルにある「関係(中国語発音をカタカナで表すと、クアンシーと言います)」、日本においても、「知人の紹介で...」とか「昔の同僚、先輩、後輩の...」とか、全くの赤の他人よりも自分が知っている人を通じて、話や食事をして、友達関係になったり、タイミングや需要&供給が合えば、それが互いのビジネスに繋がっていくことは多々あるかと思います。

こちら中国では、それに輪をかけて公私を通じて「関係」が非常に重要です。一度しか会っていないのに友達というケースもあるので、日本人からすると「なんで?一度会っただけにすぎず、友達ではないが...」となるわけですが、中国人はそんなこと気にしません。
良くも悪くも、一度名刺交換をして会話をした、友達の紹介で食事をした...等、互いに互いの仕事や家庭のことを聞いたり、聞かれたり、それが例え30分間と短い時間だとしても、結果的にその当人が別の人と話す時には「私の友達の内田は...」と紹介していくわけです。
私が商品企画、MD構成、内装デザイン、MK、VMDなど、イメージコントロールを担わせて頂いているレディスブランド



私自身はこの中国との関わりは、最初の会社の1993年の社内研修での語学留学からなのでかれこれ23年になります。23年間ずっと中国にいたわけではなく、途中日本から出張ベースの数年間もあります、最初の会社、そして次の会社でも中国に関わる仕事は継続的、且つ積極的に行ってきました。1993年当時から将来必ず中国で起業すると固く決めていたので...笑。
その過程で、恐らく何千人もの中国人と名刺交換をしたり、最近では何百人ものwechatでのID交換など含め、いわゆる友達と言う名の「関係」が知らぬ間に築かれていっているわけです。

私がいま2つめの事業の柱にしているライフスタイル事業のパートナーも、元はと言えば上海市内の公園で、たまたま見かけた家具のフリーマーケット展示がカッコよく、私から名刺交換をお願いしたことがキッカケになり、今は友達、事業パートナーとして仲間になっているから、本当に不思議なものです。出会いは大事だとつくづく思います。

事実、今年の上半期から今に至るまで、過去出会った人(昔の中国人の同僚含む)や、それこそ今年初めて会って少しだけ会話をした人、その方々から紹介を受けた人(最初は私も正直言うと、誰か解らず疑心暗鬼で戸惑うだけですが...)から、「VMD指導をしてもらえないか?」「販売員研修はやれるか?」「店舗リサーチの手法を教えて欲しい」...などの依頼の連絡が引っ切り無しに入るようになりました。
そこから、wechatで連絡しあったり、直接電話で話したり、実際に会って食事をしたり、それがきっかけで仕事の紹介をされたりと、持つべきものは友達、つまり「関係が重要である」とつくづく感じています。

かくいう私も、中国にすっかり染まっていますが、流石に一度だけ会った人を、別の人に「私の友達...」とは怖くて紹介は出来ませんが、2、3度会って、その方の人となりが分かったら、「私の友達...」と紹介している自分が居るのも事実です(笑
私はこの「関係」が中国でビジネスを行う上では非常に大事で、この「関係」の有無で、企業オーナーや上層部とのアポイント、仕事の進め方、スピード感、成果の出方も全く違ってくるので、積極的に活用しています。もちろん、紹介されるばかりではなく、私からも積極的に人を紹介し、「関係の輪」を拡げています。

よく日本の知人から「内田さんは何故、上海で起業し、上海在住で仕事をしているのですか?日本に事務所を構え、日本から出張ベースでも十分指導ができるのではないですか?」と質問を受けます。それに対する私の回答は「確かに日本から出張でも指導はできるが、それでは中国人の友達、中国クライアントとの距離が縮まらない、それにこちらで一番大事な関係を作ることもできなくなる」「いつなんどきクライアントから呼ばれても良いように、フットワーク軽くアクションが取れるように、こちらに在住しています」と答えています。

あくまでも自論ですが、中国人の実生活や各世代の考え、私自身の生活(住民登録をして就労ビザ取得)、街の様々な変化、日本で報道されないニュース、反日国である中国...書けないことも多いのですが、誤解を恐れずに言うと出張ベースでは分からないし、住まないと分からないと感じています。日本とは大きく違う環境の中国ですが、常に中国マーケットを客観視し、在住者として、事実を今後もこのブログを通じて書いていきたいと思います。様々な人たちと良い「関係」を築きながら...

それでは!



 2016/08/02 19:50  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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