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中国の労働節の連休は4月30日(土)〜5月2日(月)までの3連休、過去5月1日〜7日の大型連休があった頃から比べると、中国の連休の分散化策により、労働節は近場でレジャーで過ごす人達が多い様です。事実、中国人の友達の微信(中国版LINE)のUPを見ていると、上海から車で3〜4時間の古都を訪ねたり、自然豊かなところで森林散策、バーべキューなどなど、それぞれが、都会の喧騒を逃れショートトリップしている写真がどんどんUPされています。 逆に上海市内には近場の都市から、大型モールでのショッピングや、上海観光を楽しんでいるようです。上海市内の幾つかの公園では、音楽(JAZZなど)のフェスが行われたりと、天気が良かった30日、1日の2日間は、地下鉄に乗っても、朝から夜まで、どこへ行っても、人、人、人...と、少しゲンナリするくらいの人の多さでした。 久光百貨前、静安公園で地元、欧米人のダンスの集い 浦東の世紀公園でのフェス 静安公園でのJAZZフェス 2012年9月の反日デモをキッカケに、日系企業、ブランドへの風当たりが強くなった苦しい時期が続きました。あれから早約4年が経ち、昨今の日本への中国人観光客の増加、そして「爆買い現象」など、日本を好意的に見てくれている中国人が日増しに多くなっていることを実感しています。日本を訪れることができる人は中国人の中でもほんの僅かな人達です、ですが日本を体験した人達が少しずつ口コミ、SNSを用いて情報を拡散してくれています。私自身は中国の人達は日本を向き始めている、言い換えると中国でビジネスを行っている(今後進出しようと模索している)日本企業にとっては、チャンスが訪れてきていると非常に強く感じます。 そういう中、市内の各商業施設はどこも春物のSALEでの消化、初夏モノ紹介含めた、春夏の商売のピーク週(MD18-19週)で、どこの施設も凄い人の数。中でも店頭で大声で「タイムセール」の声掛けをしていた日系レディスブランドがありました。何処よりも集客ができており、売上にも繋がっていると思われます。中国の地方の歩行者専用道路式の商店街に行くとよく見る光景ですが、上海の市内の商業施設で、大声での入店促進策はあまり見かけません。 この小さなパネルボードを持って、店前を通るお客さんへの大声での声掛けは、必ずしも日本オリジナルでは無いかもしれませんが、この日本のレディスブランドが実施している入店促進策、手法は、少しずつ他の競合ブランドに拡散していくのではないか?と感じました。市況は決して良くはない中、積極的に且つ分かりやすく入店を促す日本スタイルのやり方は、新鮮で、効果的であると思いました。日系ブランド、頑張って下さい! いや、共に頑張りましょう! それでは! |