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これまでにこのブログでも、機会ある度に中国の異常なまでの商業施設建設ラッシュ、都心部では既にオーバーストア状態である事を書いてきました。 今回は中国の商業施設情報サイトに面白い記事が有りましたので、以下の3点について書かせてもらいます。 @商業施設 新設/総数推移 A商業施設 新設/総建築面積推移 B商業施設 建築総面積規模 @2010年-13年の、左が新設施設数、右が総数を表しています。平均すると毎年ほぼ300施設が建築されている計算になります。2011年に至っては353施設とほぼ毎日何処かで施設が建築されている計算になります。 Aこれも2010年-13年の、左が新設増の面積、右がその総面積を表しています。単位は「億平方米」です。これから読み取れることは、例えば2011年と13年を比較してみると、2011年は353施設、2013年は300施設と、50施設も減っているにも関わらず、新設増面積が0,31→0,44になっています。つまり、1施設当りの面積が毎年巨大化している事が分かります。これは集客の為に大きな駐車場を建築したり、映画館などの娯楽施設を併設させている事が分かります。 Bこれは中国では無く、全世界規模でどの都市の商業施設総面積が大きいかのTOP20を表したものです。TOP20中の何と中国の都市が13都市もランクインしています。TOP3は上海、成都、シンセンとなっています。これを見ると上海に住んでいる身として、確かに商業施設が増えている事を実感しています。中国の都市以外で見ると、5位にトルコのイスタンブール、7位にロシアのモスクワ、11位にマレーシアのクアランプール、などがあります。世界の工場から世界のマーケットに変った、と言われる中国の実情が分かると思います。 Cそして、この異常なまでの中国での商業施設の建築設計を請け負っているのが、下記米英の4大建築設計企業です。著名なcallisonを事例に取ると・・・中国進出年度、中国の3都市にOFFICEを構え、スタッフ300名を抱え、7つのクライアント先と取組みをしている事が分かります。そして、中国での代表的な建築設計施設、そして本国の米国の代表的なクライアント/施設、業務範囲が書かれています。 この4社の中国での実績を見ていると、ほぼほぼ話題性がある有名どころは彼らが手掛けていることが分かります。早い時期に中国でのビジネスの可能性を見いだして、商業施設建築設計を核に公共建築、リテイル内装設計、室内内装など幅広く手掛けている事が分かります。 4大企業のURLとなっています。当たり前ですが各社ともに英語、そして中国語で閲覧が可能となっています。一度御覧下さい、中国ビジネスに掛ける彼らの本気度が分かるサイトです。 http://www.callison.com/ http://www.rtkl.com/ http://www.benoy.com http://www.jerde.com それでは! |