« 2014年05月27日 | Main | 2014年06月06日 »
中国最低賃金調整から見える事!
少し古い話しになりますが、今年の2月1日から深センで、4月1日から上海、北京、天津で正社員の法定最低賃金の改定が行われました。通常中国では12月末から春頃に昇給を行う企業が多いためです。

深セン市は、2月から最低賃金が1,600元→13%引き上げ1,808元(288ドル、30,736円))へ、最低時給14元→16,5元に。
上海市は、4月から最低賃金が1,620元→12.3%引き上げ1,820元(290ドル,30,940円)へ、最低時給14元→21.4%引き上げ17元に。
北京市は、1,400元→11.4%引き上げ1,560元(249ドル、26,520円))、最低時給15,2元→11.2%引き上げ16.9元に。
天津市は、1,400元→12%引き上げ1680元(268ドル、28,560円)、最低時給15元→12%引き上げ16,8元に。
6/1児童節で賑わう淮海路iapm




深セン市人力資源・社会保障局の2011─15年の5カ年計画によると、最低賃金は年平均13%引き上げられる見通しとのこと。この最低賃金標準引き上げは、低収入労働者の生活レベルを上げる目的があり、また労働力を確保し、深セン経済発展需要をさらに満足させることになるという。驚異的な伸び率だが、それだけ物価の上昇が激しいという事、ただ実際にこの最低賃金レベルで生活するのは厳しいと思います。


上海市の正社員の法定最低賃金は7年連続で2桁の伸びとなり、深セン市を上回り、全国最高額となっていて、上昇率としては過去実績の中でも群を抜く大幅アップとなっています。企業側は1.残業手当、2.深夜勤務や危険作業等に係る特別手当、3.個人負担分の社会保険料・住宅積立金、4.食事・通勤・住居等に係る諸手当、が含まれていないため(企業が別途支払う必要があるため)今回の引き上げによる企業の実質負担額は公表額よりさらに増える見込み。

一方で国家統計局より毎年発表される前年度の平均賃金を見ると、ここ数年の上海は前年比で10%近く伸張しています。毎年所得がアップするのは本当に素晴らしい事(羨ましい)だと思います。所得が増え、国民に少し余裕ができ我々が生業とする服(日系アパレル、中国アパレル)をはじめ、中国内販拡大を狙う日系ブランドが中国の人達に消費をしてもらうと、購買力が強化され、マーケットの活性化に繋がると思った次第です。


今週,来週は杭州、広州出張でバタバタな2週間になりそうです。

それでは!


 2014/06/02 01:10  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

2014年06月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
リンク集

http://apalog.com/uchida/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード