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今週に16日の日曜迄、上海は梅龍鎮伊勢丹に併設する梅龍鎮広場にて、標記のLACOSTEの80周年を記念したエキシビジョンが行われています。フランスが生んだカジュアルブランド、その80年の歴史と未来を結ぶこのイベント、このタイミングで上海に行かれる方、または上海、中国在住の方は是非とも足を運ばれて下さい。ブランドのこれまでの軌跡や未来を体感出来ると思います。 確か日本では、5月中旬頃に六本木ヒルズで開催されたと聞いています。 大きな吹き抜けに白い4つのBOXが置かれています。一番手前のみ光を閉ざした空間になっています。それ以外は上層階からあえて見せる構造に。女性スタッフはLACOSTEのワンピース 後方から見るとこんな感じ、一番手前(4つ目)が販売コーナーとなっています。80をデザインしたグラフィックが至るところに配されています 天井から吊り下げられたバナーも80を型どった中にVISUALを配しています このイベントを見か感想を一言で表せませんが、「ヘリテージ感」「圧巻」「伝統」「洗練」という様な言葉が浮かんできます。私がファッションに目覚めた高校生の頃、LACOSTEは憧れの存在でした。そして大学生になり、福岡の当時の岩田屋百貨店でLACOSTEのSHOPで短期間でしたが販売のアルバイトをしていました。その時の制服がもちろん鹿の子ポロ。カラーは深いグリーンと深紅の2色。実はそれから30年程経ち、かなり縮んでいるのですが今でもたまに着ています。洗い込む程に味が出て、クタクタ感がたまりません。私の一生の宝物です。 最初のブースがこれ、イャ〜驚かされました。本当に綺麗、という言葉しか見当たりません。壁にはテニスプレーヤーであり創業者ルネ・ラコステのメッセージが こちらはルネ・ラコステの肖像 さて、こちら中国、特にメンズの世界ではワンポイントマークは欠かせません。特に40歳以上(70年代生まれ)のおじさま方は、胸にブランドマーク、アイコンが入っていないと服では無いと思っている!と言っても過言では無い程、ワンポイント好きです。事実、ラグジュアリーブランドでも服だけで無く、パンツ、ベルト、バッグ、靴に至たるまで、分かり易いブランドマーク、アイコン、ロゴが入ったものから売れていきます。ブランドを買うという事はブランドマークを買う事に等しいのだと思います。中国の百貨店のメンズフロアーのドメスティックブランドを見られたらお分かりかと思いますが、ほとんどのブランドと言っていい程、胸や身頃、背中にブランドロゴ、マークが入っています、それも大きく。それが売れる要素だそうです。でもよくよく考えたら昔(1970年代)の日本もワンポイントブームがあったのと同じなのかも知れませんね・・・笑 過去の刺繍の数々が そう言えば、中国のどこに行った時か忘れてしまいましたが、LACOSTEの類似、ワニの口が左を向いたもの、本物と同じで右向きだが足が3本のもの、ワニが二匹のタイプ、本物そっくりだけど目が笑っているもの・・・・この中国、類似品だけでも数えきれない数あると想像出来ます。 さて、エキシビジョンのブースは全部で4ブース、いきなり最初のブースでやられました。一番ベーシックな白いポロシャツを着た半身ボディに映像が次々に映し出される仕掛け、写真、カラー、柄、思わずずっと見ておきたいほど、感動的でした。 次はLACOSTEの象徴、ワニの刺繍コレクション、これだけも見る価値は有ります。3つめはこれまでのコレクションのVISUALを4カテゴリー(CLASSIC LOOK、SPORTY LOOK、FASHION LOOK、LEISURE LOOK)に分け、写真と映像で魅せています。最後の4つめのブースは、80周年限定ポロシャツ、バッグを販売するコーナー。世界で活躍するイギリスのアートディレクターPeter Saville(ピーター・サヴィル)による、80周年限定のコラボレーションアイテム。1枚1190元(17850円)、1590元(23850円)。1枚の購入はプロパー、2枚購入で20%OFF、3枚購入で30%OFF・・・、円安だからとか、日本では幾らだろう、と色々考え、思わず喉から手が出る程欲しい・・・という思いを諦め。会場を後にしました。あと3日間、もう少し悩んでみます。 CLASSIC LOOKの数々 SPORTY LOOKの数々 4つめのブースは販売コーナー 80の文字と白いワニマーク 歴代のアーカイブ、レディス こちらはメンズ 期間中の販促。ブース前にある80周年記念壁前で写真を撮り、微博にUPさせると誕生日に500元のクーポン或は80周年を記念した神秘的なプレゼントがもらえるそうです。気になるな〜神秘的・・・ 本当に一番最初のブースは刺激的で、新しい発想も生まれそうなので、是非とも御覧下さい。 明日は新しくクライアントになるかも知れない先との商談、心して係ります。 それでは! |