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早過ぎる光一百貨閉店・・・!
昨年の9月14日のこのブログで書かせて頂いた、上海の中山公園エリアにできた「光一百貨」内のアパレル物販「JYU JYU」が、気がつけばもぬけの殻、突然閉店しており驚きました。
ひっそりとした外観、まだ看板だけは残っていますが、中を見ると全て壊され、モルタルの床が露出されもぬけの殻状態



昨年の9月OPENしたこのこのJYU JYU、実質何と約6ヶ月という短い営業期間でした。
元々、4層のこの建物、1階のみOPENし日系のアパレルが集積、2階〜4階は閉まったままという状態でした。噂によるとこのこのプロジェクトに絡んでいた日本人が離れ、全体戦略も途中で経ち消えたとも聞いています。この後の計画では3階,4階部分には日系の飲食店を集積させる計画もあるようで、こちらの日本人向け情報誌に度々広告が掲載されていますが、仮にこの飲食がOPENしたとしても暗雲立ちこめる状態は間違い有りません。何故ならここで中国人、日本人のお客さんがわざわざ日本食を食べる理由が見つかりません。
館内側から、この1階部分にJYU JYUが有りました。シャッターが降ろされています。この3、4階に飲食日本村が出来るそうです・・・果たして



上述のような状況の中で、この施設を巡る様々な話しも聞こえて来ます。某日系商業施設運営企業に依頼があり、そこが全体の戦略立てを行い、再構築、再OPENという事だと思います。その話しが具現化していての、今回のJYU JYUの撤退だと思います。
ただ、6ヶ月は早過ぎます、と言うか酷過ぎると思います。既に中国に数店舗有り、ここに出店出された店であれば、退店を余儀なくされたで片付けられるかもしれませんが、この館に「中国第1号店」と言う事で、意気揚々と出店されたアパレルさんも数店舗ありました。この方々には本当に御気の毒だと言わざるを得ません。事実2年前にここに1号店を出店されるアパレルさんから相談を受けました。私の回答は「悪い事は言いません違約金を払われても出店中止された方が御社のためです。このエリアは「龍之夢購物中心」という化け物の商業施設が一人勝ち状態、2013年には中山公園から1駅のところ金沙江路駅に44万平米の超巨大施設も出来ます。更に数年後には龍之夢の斜め前に来福士(ラッフルズ)もOPENする予定、なのでこの光一百貨に御客様が行く理由が見つからない、なので売れる理由が無い、つまりここに出店する理由が見つからない」と、非常に申し訳なかったのですが、忌憚のない意見を言わせて頂きましたが、結局出店をされ、そしてそれが今回全面撤退までは予想していませんでしたが事実になってしまったと言う事です。高い授業料を払われたでしょうし、中国という怖さも実感されたと思います。

残念ながらこのような話しは良く聞きます。要は日本、日系のブランドや飲食店を集積して中国のお客さんを呼び込む!という戦略です。よくよく考えてください。これまでこのような施設、いわゆる日本村が何度も何度もできては撤退、できては撤退を繰り返しています。うまくいった事は皆無、つまり、可能性がないと言い切れます。

それであれば、少々家賃比率が上がっても、最低保証を付けられても、じっくと名が有り、確実に集客が有り、売上を取る確立が高い百貨店、施設に出店されるほうがベターだと思います。それは日系百貨店に限らず、中国の百貨店でもという意味です。

さて、余談でこの後の光一百貨店ですが、上述の様な商圏の広がり、新施設OPENが見えている中で何をすれば館が活性化できるか?私なりに考えてみると、このエリアのどこにも無い特性、特徴を備えた館に生まれ変わる必要があります。それは、エンターテイメント性のあるコンテンツを集める事だと思います。このエリアはここに住んでいる住民も多いのですが、実は昼間の人口が多い、つまりはOFFICEビルも数多く有り、多くのサラリーマン、OL達で賑わう街です。まず、その人達に何が受けるか?が1つの戦略、次にここの住民に対しての戦略、ここのエンターテイメント性のある何かで勝負をするしか無いと思います。

笑われるかも知れませんが、サラリーマン/OL向けでは、疲れを癒す短時間のマッサージ店(ホスピタリティ、特徴が有る事がポイント)、特徴の有るネイル店、実名を出して申し訳ないのですが、こちらでHITしているABCクッキングのような料理教室(退社後に通うスクール人気)、夜はこちらで流行しているカラオケBOX(あくまでも対象ターゲットは中国人です)、例えば占いの館集積など。住民に向けては、例えば子供さんに対しては、ガチャガチャが信じられない台数、種類置いてある店、もしくは室内ミニ遊園地、日本に有るアンパンマンミュージアムの様なキャラクター関連施設、女子に向けプリクラ(こちらではまだ人気です、その種類が信じられないくらい有るなど)集積の店など、この館に行きたい理由、ココにしか無いコンテンツ、それも信じられないくらいの集積など、飲食以外で考えるとこのようなものではないか?と思います。立地の悪さを何でカバーするか?ここに絞ったほうが懸命だと思います。

それでは!
 2013/04/28 15:00  この記事のURL  / 



いゃ〜これは流行ってます!(前編)
昨日遅く北京のレディスブランドさんへの研修出張から戻りました。3泊4日、内容は13秋冬の売場陳列展開方法の件、売場基準/標準化の件、内装インテリアの件、販促物ディレクション、そして店舗巡回・・・と多岐に渡り、上海に戻る飛行機の中では爆睡状態でした(笑)という事で、このブログも少し間が空いてしまったのですが、再開します。。。

上海の街を歩いたり、地下鉄に乗る際によく目にする光景が「ヘッドホンを付けている人、人、人」、それも小文字のbがアイコンのヘッドフォン。そう皆さんご存知世界中で人気沸騰の「beats by dr.dre」アレです。

「beats by dr.dre」を簡単におさらいをすると・・・某電気店の説明文から

「ヒップホップ・ミュージックの歴史において最も成功し、影響力のあるアーティスト・プロデューサー、ドクター・ドレー(Dr.Dre)とレディガガやU2、エミネムなどのトップアーティストが所属するインタースコープレコードの社長、ジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)により2006年設立。最高峰の音質を実現するために音作りのプロ達が監修した「beats」シリーズ は世界中で大ヒットし、わずか数年でアメリカを代表するトッ プヘッドフォン・ブランドとなりました」
このような人達を多く見かけます。この方は海外の方、でもファッションにヘッドフォンをコーディネートしているのか?はたまた単純に赤が好きな人なのか・・・



むろん日本でもbeatsは超人気で、上の写真のように頭上からすっぽり耳を隠すタイプは4万円〜5万円はするかと思います。いわゆるイヤフォンタイプでも2万円近くする代物。正直すぐに手が出る価格ではありません。それは中国でも同様で、すっぽりタイプは正規価格で3,000元近く(日本円で48,000円)、イヤフォンタイプでも1,500元(日本円で24,000円)もします。日本と中国の購買平価で鑑みると、日本の1/4の物価、つまり価値観で言うと日本価格の4倍(すっぽりタイプで16万〜20万円)もするヘッドフォンを中国の若者達は身につけて街を闊歩しているということになります。

「えっ本当に?」と耳を疑いたくなりませんか?
そうです、これには訳があります。そうですコピー偽物のbeatsなんです。街中の至る所、例えば主要地下鉄駅の地上から地下に降りる階段あたり、ファンシーグッズ屋、路上で携帯電話を保護するシートを貼る屋台等々、本当に有りとあらゆる場所、どこででも売っています。
<本物>蘇寧電器のbeats売場、柱巻をうまく用いてセンス良く纏めています。女子高生が欲しいのか、ずっと見つめていました
<本物>違う角度、柱の4面を用いてアピールしていますが、アイテムバリエーションは少ないようです
<偽物>地下鉄の地上からの地下への階段付近に出ている露天。偽物が溢れ返っています。店の人が指差している一番奥のブルー、白のタイプが180元(2,880円)、右下の赤いものが150元(2,400円)、そして左下の白いタイプが120元(1,920円)。これは外国人に対する価格。交渉すれば間違いなく、それぞれ半額近く迄値引き可能です。でも完全なる表面的なコピーものなので音も漏れ使えない代物です。bのロゴを消してディスプレー用としてなら使えるかも・・・歩道を歩いても何が起こるか分からない中国の路上、私は本物のbeatsのヘッドフォンでも怖くて付けて歩く事はできません
<偽物>同じ露天でイヤフォンタイプも山の様にありました。確かにこのイヤフォンをiphoneなどに繋ぎ音楽や電話をしている人を良く見かけます。音楽は完全に漏れています。こちらは20元(320円)交渉で半額まで可能です。でも耳が悪くなるかもしれませんのでお薦めはしません



以下、中国唯一のECサイトを謳っているURL、このサイトでの売れ筋BEST10が御覧になれます。これは恐らく本物だと思います、きっと、いやそう信じたい・・・。
http://www.mye-gol.com/article.php?id=145

という事で、そのコピー偽物に対抗!という事なのか?ここへきて偽物撲滅の意味も込めて、本家本元が上海で大規模なイベントを仕掛けてきています。その詳しい内容は(後編)で。

明日日曜に久々(実に2ヶ月半ぶり)に5日間ほど帰国します。家内の美味しい手料理、温泉、そして日本のマーケットチェックをしてきます。

それでは!
 2013/04/28 00:00  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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