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CECIL McBEE感性の方程式!
先日の日本出張時にたまたま本屋で手に取った本。高井尚之著 「セシルマクビー感性の方程式」日本実業出版社発刊。その帯には「渋谷109で12年連続売上トップ!」「最強'愛されブランド'」「時代を感じ、変身し続ける'戦略とは?」、これも思わずこの本を買った理由です(帯と本の装丁は大事ですね・・・)。
このような装丁です。肩肘張らずリラックスして読める本ですよ



私のCECIL McBEEの印象は大きく2つほどしか有りません。まず10数年前に渋谷109を見に行った際にお客さんのごった返す、当時で言う所の「エゴイストと並ぶイケイケブランドの代表」(ギャルという言葉も無かった時代です・・・)というイメージ。そして最近では2年程前に池袋パルコの某ブランドに毎週お仕事で行っている時に、偶然に2Fにある新しいイメージのマネキンが多用され、内装イメージ、VMD全体も大きく変わったCECIL McBEEを見て、「生き残りを賭けて大きく戦略を変えていっているんだろうなぁ〜」という印象。私のこのブランドに対する想いは正直言うとそれくらいのレヴェルでした。

しかしこの本を読んだ後の感想として、CECIL McBEEの時代の変化に対応する戦略の深さだったり、現場視点での発想を朧げながらに理解できたように感じます。私自身はユニクロ在籍中にユニクロの事を外部ジャーナリストの方が書いた本を読んで、「随分事実とは違う事が書かれている」と内側にいる身としてつくづく感じていました。ただ今回の高井氏の本は徹底取材で企業の本質を事実に基づいて分かりやすく伝えられいる本だと思います。

総じて言えるのは、「小売りの発想」が重要なキーワードであるという事。「顧客視点戦略」「マーケティング戦略」「商品戦略」「人材戦略」、どれも現場が戦場の小売業ではずせない、無くてはならないファクト。アパレル発想ではなかなか実現が難しい事だと思います。私自身はワールドでアパレル業態とユニクロで小売り業態、その両方を経験してきました。何と言っても今のお仕事で活かされているのは、ユニクロで徹底的に叩き込まれた「現場感覚を持ち合わせたVMD」。迷ったり、問題発生した時に机の前でPCとにらめっこしたり、チームメンバーで何度議論しても、気の効いた改善策や新しいアイディアは生まれてきません、これは100%言い切れます。「迷ったら現場に足を運ぶ」。実はこれが一番早く確実な問題解決方法なんです。スタッフ、店長の話しを聞く、その延長線上には「お客さんの声」が有るわけですから。お店の方々とのコミュニケーションUPにも繋がるし一石二鳥です。

そして、新しく産まれたブランドは当たり前ですが年を重ねていきます、同時にそのブランドのファンになったお客さんも同様に年を重ね、それぞれお互いが何処かで無理を生じている部分もあるのはないか?と思います。その結果、ブランドが大幅な方向変換をしてお客さんが離れて行ったり、逆にお客さんがブランドを離反していくケースに繋がります。そうならない為のヒントがこの本には書かれている様に思います。

皆さんも凄く読み易く分かり易い「CECIL McBEE感性の方程式」を一読される事を是非御薦めします。


それでは!
 2012/12/08 23:00  この記事のURL  / 



目が離せないラッフルズシティ!
前に「もうすぐRope PicnicがOPEN!」という内容を書きましたが、正式にラッフルズシティのOPEN日が決まり12/21(金)3FにOPENだそうです。実は先に中山公園の龍之夢商城の3Fに12/19(水)OPEN、という事でこちら龍之夢が中国ローンチ第1号店になったようです。この2つのモール共に日系のみならず、欧米、韓国、台湾、香港、もちろん中国ローカル各社も知名度と集客力の高さから喉から手が出るほど出店したい憧れのモール。
いずれにしてもJUNさんが日本で蓄積されたノウハウと新しい事を仕掛ける提案力を楽しみに見て行きたいと思います。
写真は中山公園龍之夢3Fに12/19にOPENします。場所は長寧路メイン入口から入り、吹き抜け部分になります


ラッフルズの館内部を見ていると、中国12号店となる「moussy」が今週12/6(金)3FにOPENしていました。OPENNINGの販促も2段階。まずはお買上金額でオリジナルアイテムプレゼント。そして日本の109系ブランドの常套販促手段である、2枚で幾ら割り引き、3枚で・・・という手法で集客をされていました。

このような2段階の販促

以下OPENを伝える情報サイト
http://www.mama.cn/news/art/20121204/348292.html
OPENという事でスタッフが店前に立ちお客さんに声がけをしていますが、スタッフの見た目レベルが以前と比べ落ちています・・・



2年前徐家フイのガンフイ地下1Fに中国第1号店をローンチして際には、お店の女の子もmoussyらしい綺麗な子達ばかりで他ブランドからも注目の的でしたが、今は多くのブランドに流出してしまっていて残念でなりません。でもこの質やサービスの良い人を引き抜く、という行為は何処の国でも同様かと思います。

そして、各館から入って欲しい日系ブランドのTOPを走る「snidel」も、梅龍鎮伊勢丹、ヤオハンに次いで上海市内3号店をラッフルズの2Fに来週12/11(火)にOPENさせるようです。これも注目ですね。下記会社URLから入りNEWSを見ると、中国の出店今年の秋冬はほぼ毎週OPENと言っても過言ではないほどOPENラッシュのようです。
http://ms-lab.com/global.html
ただ、ここにきてお店の客数状況を見ていると、まだまだ人気のブランドである事は間違いないのですが上海市内にも店が増えて来て独自性が薄まり、自社競合も出て来て「出せば売れる」という伝説にも少々翳りが見えて来ているのではないか?と感じます。という事で先日もこのブログで書きましたが、snidel、ジェラートピケに次ぐ第三のブランドを持ってくる事が必然になるのだと思います。因にラッフルズの隣はこれも最近出店加速している「Cath KIdson」。
ラッフルズ2Fの仮囲い、ブランドイメージを十分に伝えています
右隣はCath KIdson、ブランドの特徴花柄をモチーフに「らしさ」を演出しています
この写真は上海に2号店となるヤオハン店。土曜の夕方6時頃に伺いましたが、お客さんはまばら・・・またこれは仕方が無い事ですが、ウィンドウ前にレジが有りました。snidelの力を持ってしてもレジを動かせなかったんですね・・・残念


一方でラッフルズの日系ブランドの走り(NOVO内の日系ブランド除く)とも言えば「アースミュージック&エコロジー」、ここに関しては多くは語りませんが、ご覧の様にタレントの大きなVISUALで訴求し商品というよりもタレントSHOPのように見えます。。。
商品よりも宮崎さんに目がいってしまいます。あおいさん中国ではそんなに知られていないのですが・・・
アースとsnidelの位置関係は、写真の様に2Fにsnidel、その真上の3Fにアースとなります

明日は或る本を読んでの感想ブログとなります。

それでは!
 2012/12/08 20:30  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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