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戦友との再会!
本日金曜日は前職の戦友との2年以上振りの食事でした。彼は前職を辞め今は中国リテイル企業の副総経理という肩書きでした。
思い起こせば、7年前の2005年に某アジアの初ローンチ立ち上げを共にやったきた仲、そして同郷、そして同じ大学の同窓生。年齢は10歳くらいは違うのかな・・・でも想いが有り前職を辞め中国に身を置きビジネスをしているという意味では同志です!

短い時間でしたが、前職の想い出?彼の近況と置かれている立場、チームメンバーの事、将来の事などなど色々とお話を御聞きできて、為になりました、そして非常に有意義で楽しい時間を過ごしました。この場を御借りして
本文とは関係ありませんが、ガンフイにOPENしているCLUB MONACO、天高も低く決して良い環境ではありませんが、うまく纏めCMらしいアトモスです



話しは変わり、日中関係(中国では中日関係と言います)が芳しくない中、この広い中国のいわゆる中国企業もしくは中国系企業(アパレル企業、百貨店など)で、いったいどれだけの日本人が働いているのだろう?と考えると・・・答えは定かでは有りませんが、恐らく想像ですが「何十人」ではきかず、既に「何百人規模」で中国企業で仕事をされていると思います。これは一昔前では考えられなかったことだと思います。日本人だけで無く、韓国人、台湾、香港、シンガポール等のアジア、そして最近増えているのがイタリア、フランス、イギリス等のヨーロッパの国々の方が。彼らは英語を流暢に話し、それだけでもグローバルな雰囲気を醸し出しています。

アパレル分野で言えば、デザイナー、パタンナーという専門職を筆頭に、生産/素材開発、縫製などの匠、我がお仕事VMDなどなど、広い中国大陸の隅々で幅広い分野で活躍していると思います。

そして何と言っても中国アパレル企業で最近強く要望されているのがいわゆる日本で言う「MD職」。MDという言葉、職業ほど各アパレル企業、各国で捉え方、或は実態がマチマチな職業は無いのではないでしょうか?

私が思う、日本で一般的に言うMDとは?「売れる商品企画をし、売場、販促、売り方にまで提言し、最終商品と売上の責任を持つ人」、このような職種の人は中国では皆無で、デザイナーがその役割を担ったり、デザイン総監やディレクターというクリエイティブ系、R&D組織の人がその役割をやっているようですが・・・正直そのような「私はMDです!」という様な方にお目にかかった事がありませんし、そもそもMDという概念、そのものが欠落しているように思います。よくこれでアパレル企業として存在、存続しているよな〜、と思う事もしばしばです。

このような状況なので、日本で言う「MD職」が中国アパレル企業からは期待されている訳です。
ですが、勘違いしないで欲しいのは、当り前ですが日本しか知らないMDは不要です。ここ中国は当たり前ですが日本とは違う外国、そしてまるで違う国(省)が合衆国となったような広大な国土、南北の四季の違い、そして農歴での商習慣サイクルの違い、商売が異常に難しい中国、・・・数え挙げればキリがありませんが、上述の様々な日本との違いを知り尽くして、「私なら中国ではこうする、こうすべき!」という強い意志と、ローカルスタッフをたまにはロジカルに、現場、現物、現実に基づき原理原則論も唱え、説得できる人材!という事になります。このような人がいたら、中国企業で即戦力で活躍できるMDだと言えます。

ですが残念ながら、このような日本人MDに私は過去にも今も出会った事はありません。
こちらの日系企業にもMD職という立場でお仕事をされている方々は沢山おられますが、本気でこの広大な中国マーケットを分析するとこうだ!とか、競合ブランドは中国ブランドの●●、米国▲▲、と言う方は皆無。全員が全員とも日系■■ブランドの何処が売れているらしい、何処何処がOPENして売上がどうだ!とか、そのような話しを聞いていると、何処の国で商売をしているの?と、まるで日本で商売をしていると勘違いしているのでは?と思う事も良く有ります。これではパイの食い合い、単なる潰し合いに過ぎません。

先日、日系の今度沈陽に出される某百貨店の方にお聞きした話しですが・・・「EランドのMDの方は、現地に足を運び現場を知り、必要なアイテムをブランドのデザイナーを説得してまでも商品化させ、売上を取っている、それに比べて日系アパレル、ブランドはそのアイテムはブランドイメージが崩れるからやりません・・・という素っ気ない返事」だと。これは何を意味するか?分かりますか、Eランドは本気、真剣に中国で勝負をしようとしているという事です。


日本企業として、何を達成したい為に異常にリスキーなこの国で勝負を挑んでいるのか?日系同士の仲良しこよしの関係では、残念ながら将来は無いと思います。
誰かが言ってましたが・・・「国体で闘うなら日本国内だけで勝負すれば良く、この中国は既にワールドカップの主戦場になっている!、その意識で商売をしないと勝てない、非常に難しいマーケットだ」と認識して欲しいと思います。

MD職に話しを戻しますが、上述の事をどれだけ理解して日々お仕事をしているのか?
本気で自ブランドを中国、アジアマーケット、御客様に対して存在感があり、競争力が有るブランドにすべく取組んでいるか?これができているMDが御自身で「私の職種は中国マーケットに精通したMDです!」と胸を張って言えると思います。

今日はいつになく、辛口な内容になりましたが・・・中国アパレルさんと日々話しをしていて、彼らが欲しいMD職人材は上述の様な人。このような日中関係の中でも尊敬され、優秀なMDが必要とされている!という事をただただ御伝えしたい内容でした。ハイリスクハイリターン!の国、中国ですが、中国に今後の夢を求める、正真正銘のMD職の方、今がチャンスです!!!


さて、今月は来週は北京、再来週は寧波、月末は日本、香港への出張!積極的に人に御会いし、現場を見て、そして色んな情報を仕入れて来ます!


それでは!














 2012/11/10 02:25  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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