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中山公園に新MALL OPEN・・・!
家の近くの地下鉄2号線中山公園駅に隣接する蘇寧電器が有るビルの1Fに、日本ブランドを集めたMALLが先週9/9にOPENしています。

長寧路側に入口があります。隣接する蘇寧電器は現在旗艦店を目指し再度施工中です

屋外の壁面イメージと館に入る各ブランドのイメージと合っていないのでは・・・・

テナントも半分くらいは埋まっておらず、仮囲いが目立っています。今月末の国慶節迄には続々とOPENされる事を期待します。

この様な仮囲いがアチコチに見られます。

ココからは辛口になりますので、先に謝っておきます。。。
今日9/13の夜にチェックをして来ましたが・・・残念ながらお客さんはまばら。もちろんOPENしたてで認知度が無いということを差し引いても、集客が整うにはまだまだ相当時間がかかると思われます。近くには地下道で繋がる「龍之夢」というこのエリア最大の集客を誇る化け物商業施設があります。この龍之夢はファッション、雑貨、スポーツ、美容、SPA、エデュケーション、カルフール、そして何と言っても飲食が充実していることで有名で、週末の夕方ともなると各レストラン行列ができます。

その龍之夢と目と鼻の先にあるこのMALL、正直言わせて頂くと、この館にお客さんが買物に来られる理由は何なんだろう?と思いながら見て回りました。
もし、仮に来店する理由が唯一あるとしたら、「PUTUMAYO」という、恐らく上海初のロリータ専門店くらいでしょうか?でもこの領域を好むお客さんは、中国では言い過ぎかもしれませんが・・・皆無に近いと思われます。日本のロリータ文化を知らしめる!という意味では一時的な話題になるとは思います。

唯一、特徴的なブランド「PUTUMAYO」いけているかは別ですが、インパクト大です


幾つか有る上海初ローンチというブランドも見ましたが、失礼ながら「中国1号店の出店先見誤り」ではないかと思います。私のブログで何度か書かせて頂いていますが、「初ローンチは非常に重要!」「1号店を何処にするか?で後々の出店に大きな影響を与える!」と、だからこそ市場調査に関しては人づてではなく、自らの足で歩いて体感し売れるマーケットを吟味する必要があります。実はこのMALLに出店された某アパレルさんとは、今年の初めに上海でお会いした際に「館的には時間が係り厳しいのではないかと思います、まだまだ上海には有力な館が有るので、沢山見られた方が・・・」と、大変失礼と思いながらも私の正直な気持ちをお話をさせて頂きましたが、結局、後に引けずに出店されました。安くは無い授業料を払われたと思います。

また、初ローンチは上述の通り「見誤り」で済まされるかと思いますが、既に上海や中国に数店舗出されているブランドが、何故このMALLを選ばれたのか?その意図が分かりません。私は出店判断は「勝算有り!」で決められるものだと思いますが。。。よほど変わりゆくマーケットを見られていないのか? もしくは、しがらみ、関係で出さざるを得なかったのか?恐らく後者だと思われます。いや後者と信じたいです。

このMALL運営に関係する日本人の方々からは叱られそうですが。。。この中山公園というエリア特性から、リーシングを日本ブランド、日本風アパレルに拘らずに、例えば・・・ターゲットを90后世代〜00后として、携帯グッズ関連、雑貨、ファンシーグッズ、ネイル、女性向けフットマッサージ、占い、等など、かなり旧いかも知れませんが、「プリクラ100台集積してます!」男性向けには「メイド喫茶OPEN!」の方がミニブログの微博や学生の間では話題にはなり集客も図られると思います。もう少しゴチャゴチャ感を出して、話題、口コミで広がる様なココにしか無い、日本カルチャーを打ち出すなど、特徴の有る館を目指された方が良い様に思います。或る意味、突き抜ける事も重要ではないか?と思います。・・・・言うのは簡単ですが、やられるのは難しいというのも理解しています・・・

これは私の自論ですが・・・カワイイ系の日本ブランドが支持されている理由として、集客が出来るモール、百貨店で他の競合ブランドも数有る中で出店され、カワイイ!というカテゴリーの中で取捨選択され、たまたま選んだお店が日本ブランドだったという図式で、お客さんに買って頂いている現状だと思います。
ですので、日本ブランドを集めた館が売れるか?というと正直答えはNOだと思います。仮に日本ブランドを集積された館で日本ブランドを買いに来られたお客さんは、当たり前ですが、その館に入る日本ブランドの中から同様に取捨選択されて買われています、つまり日本ブランドの中でバッティングしていると思います。

この事から、出店される館の判断は、少々家賃や歩率が高くともまずは集客できる館、百貨店に小さいながらも出され、最初から多店舗展開をせずにジワジワと知名度を上げていく事を御薦めします。こうする事で、次の2号店の出店先や、代理店から声がかかる確率も上がります。その逆で知名度も無い館に「中国第1号店!」と言う様に日本で大々的に報道されても自己満足に終わるだけ。中国の消費者には何も響きません。逆に2号店を出される際に、モール、百貨店からは「何故、その館に出したの?」「そういうランクのブランドなんですね?」と、ブランド価値さえ疑われるかねません。。。

だからこそ、我々のように上海に住んで、中国マーケットを見て、客観的に日本ブランド、中国ブランドや韓国、欧米ブランドの動向を肌で感じ、出店のお手伝いをさせて頂いている者に、いつでも聞いて頂ければと思います。


それでは!



 2012/09/14 00:00  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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