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浦東の商業施設 その2 !
昨日に引き続き、浦東商業施設特集の第2弾!前回はヤオハンでのレディスキャリアカテゴリーでの変化、気づきを書きました。今回はヤオハン横に有る「新梅聯合広場」と少し離れた所にある「正大広場」について。

まず、新梅の館自体が出来たのは確か2006年頃だったと思います。マリオットホテルも隣接し、OFFICE、マンション、レストランも併設した規模は小さいですが名の知れた商業施設です。2009年前職のユニクロの時に2Fに新店を立ち上げるためにお仕事をしました。その頃は今ほど館の名が知れておらず「本当にここに出店して大丈夫?」という感想を持っていました。当時からITのizzueや、イトキン、G--star、飲食では味千ラーメン等が目立つ程度でした。
現在は、意外にもユニクロが集客をリードして、集客はそこそこ(本当にそこそこですが・・・)出来ている館になつていました。ただ、本質的には館が客数を上げる施策を取っていないので、テナントの入れ替わりが激しい事で有名な館です。昨日チェックした段階では、1Fに日系の原カワ系のブランドを集積させてフロア構成をしようという思惑を見て取れますが、今はNOVOを始めどこの館でも同じように集合体で出店をしているので、特別に目新しいとは感じませんでした。もうそろそろ日系のアパレルも「ユニクロが出店しているから売れそう、だから出店を!」「仲間と集まって・・・」という出店戦略はやめられた方が良い様に思います。特にユニクロも出す店全てが売れているとも限らないので。。。

マリオットホテルが隣接する新梅聯合広場、右奥三角屋根の建物がヤオハン。ヤオハンの集客力で持っている館だと言えます


次に浦東で誰もが知っていて巨大なモールと言えば「正大広場」です。総建築面積は25万平米、地上10階、地下3階、 ショッピング、飲食、娯楽を備えたの大型のショッピングモール。館自体は2002年に「アジア最大!ブランド品を集めた館」としてOPENしました、私も当時噂を聞きつけ見に行きましたが、閑散としていたのを覚えています。その後2006年のユニクロ大型店(2100平米)出店の時に全体VMD監修のお仕事をしました。当時は未だH&MもZARAも入っておらず、ユニクロがSPAブランドの走りであり、今の正大広場人気のベースを作ったと言っても過言では無いと思います。

ご覧の通り、地元、観光客、老若男女で賑わう1F入口付近。夏休みという事でワンピースのイベント開催等集客術には長けています



今回チェックしての気づきとしては。昨年から話しは聞いていましたが、少しずつリニュールを繰り返していたものがほぼ完成をしていた事。5Fにあった飲食店を上層階に上げ、5Fに日系アパレルを中心に構成されていて、週末という事ありかなりの集客されていました。あの「AKB48の上海オフシャルSHOP」も出来ています。

http://www.snh48.com

5Fに出来た新たなエリア、これまで活用されていなかったエリアが日本ブランド集積となっています。活性化させる、というのはこの事を言うのだと実感します。ただ1つ1つのテナント区画の作り方は雑で、隣の境も妙なガラスが出ていたりと如何なものか?という疑問が残ります

AKB48オフィシャルSHOP、上海在住の日本人子供達のメッカかと思いきや、意外にも中国の女の子達も詰めかけていました

コンサートの模様がモニターに流れ、Tシャツ、ミニタオル等が並びます

人気のステッカー。店頭ではSNH48の募集パンフも置かれています、簡単な募集要項・・・16-22歳。特典は正式メンバーになると大学新卒初任給の給与をもらえ基本生活の保障、日本のAKB48を育てているトレーナー達から指導を受け、国内ではTV番組にも参加できドラマ等にも出演、広告露出。日本に行きAKB48と同じ舞台に立てる。とあります。まさに上海ドリームですね



また、新たに導入したブランドリーシングが巧いと感じました。特に中国で人気の「JNBY」(江南布衣)と、その子供服ブランド「jnby by JNBY」。これまでこの子供服は「JMBY」の店舗の中に少しだけ展開されていましたが、最近は単独店も出していて既に30数店舗近くあるようです。大人に負けない独特の雰囲気の服作りと店舗アトモス。Tシャツは270元平均、ワンピースで480元平均と安くは無い価格設定となっています。

http://www.jnby.com/conception_by_jnby.php

吹き抜けから見る、写真右下がJNBY、その左上にjnby by JNBYが位置します。同じようなファサード、店舗アトモスとなっています

入口部分、右にイメージVISUALとウィンドウを設置、店内壁面での商品展開も高さを低く抑え、商品に目がいく演出をされています

左奥FR近くには子供の遊び場を設置

店頭ネストテーブルや壁面展開も大人顔負けです



最近の中国アパレルの傾向として、大人服が同テイストの子供服を開発され併設して展開する、というケースが増えて来ています。この「jnby by JNBY」がその代表です。特に子供服関係の方は必見のブランドです!

次回は、浦東商業施設の第3弾として「IFCモール」について書かせて頂きます。

それでは!
 2012/08/12 12:00  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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