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清明節のアパレル小売り商戦!
明日4月4日は清明節で国民の祝日です。

非常に判り易い説明をされていたので、「やわらん.netさん」から抜粋させて頂きました。
この清明節は一体どんな起源があるのか?簡単に言うと暦上の一つの季節。日本の誰もが知っていて暦上大切な4つの節気。そう陰暦の春分→夏至→秋分→冬至。これをさらに細かく24個に分けたものが二十四節気。



図のように清明(せいめい)は、二十四節気の第5番目。三月節(旧暦2月後半 - 3月前半)この日から次の節気の穀雨前日までを清明節ともいう。

どんな習慣があるかと言うと。春風が吹き、暖かくなると、空気は新鮮で爽やかになり、天地は明るく、清らかになる。このため「清明」と呼ばれるそうだ。

この時節は、雨が次第に多くなる。親に仕える道を重視する中国人は「生者に仕える如く死者にも仕える」という考え方から出発し、墓を先祖が地下に住んでいる場所と見なし、雨季が到来する前の清明の季節にはまず、風雨に一年間さらされてきた墓を修復、整理し、草を刈り、土を盛らなければならない。 そして供物を並べて礼拝し、先祖にご加護と平安を祈る。そのため中国における清明節は祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」とも呼ばれた。これは日本におけるお盆に当たる年中行事であると言える。

なるほどなるほど・・・勉強になります。

という事で昨年2011年から3連休が設定された清明節の商戦をチェックして来ました。
今年は例年より春節が早く春物が早く立ち上がるも寒さが長く続き、春物の動きが鈍化し苦戦を強いられたマーケットでした、先週辺りから各地で日差しが強く春を飛び越え一気に初夏の陽気になり、各アパレル共にこの清明節の3連休を利用した春物の処分、部分SALEを実施するところが目立ちました。この後の商戦は4月29日〜5月1日の3連休と約1ヶ月先、元々中国ではMD構成上難しいとされる春物、急ぎ春物消化を図っていると感じました。

ただ一口にSALEと言っても手法は様々で、簡単に書くと以下の様なやり方になります。

@指定アイテムSALE
 春物全てではなく、スプリングコート、その他アウター、春KNIT、ウールパンツ等アイテムを絞り 50〜30%OFFや限定単価訴求

A金額設定+指定アイテム
 幾ら以上、指定アイテムを購入すると割引、例として200元以上で60元割引等、恐らく中国での大々的なSALE以外、つまり端境期の販促ではこの手法が一番多く見られます
 
Bお買い上げ金額設定でプレゼント
 単純な割引ではなく、2段階の金額を設定しそれぞれの額に応じたプレミアムプレゼント、最近はPC周辺機器やiphoneグッズプレゼントが主流

Cお買い上げ金額設定+追い金で春物アイテムプレゼント
 上記Bに近いが、在庫の有る春物ベーシックアイテムをプレゼント、中国で結構多い販促手法

Dお買い上げ枚数で割引率UP
 例えば、1枚だと30%OFF、2枚だと40%OFFというやり方、アパレルだけでなく靴など、これも中国で最近増えて来ている手法 

EバーチャルアウトレットSALE
 プロパー店舗を一時的に春物のみならず旧品を集中させ、アウトレット的に在庫一掃消化を図る手法 80〜60%OFF

FVIP会員募集
 会員募集は年間を通じて行っているブランドは多いのですが、春、秋など季節が変わるタイミングで会員を募集するところが多いです、期間を決めて上記Dを併用して買上枚数UPを仕掛けています

以上です、以下上記@〜Fの手法を具体的写真で説明します。

@の手法
H&M、一度春物で立上がったエリアにSALE対象商品を集積し訴求
一部冬物50%OFF、指定アイテムの割引
イメージ重視のE-landのKIDS、店頭には表示が有りませんが店内にてPOPでSALE表示
スポーツブランドも割り引きます

Aの手法
これもE-landグループ、SALEと言っても手抜きはしません、流石です
分かり易い店頭でのPOP表示

Bの手法
PC周辺機器、iphoneケースをデニム生地で、というのが常套手段です

Cの手法
さすが中国ヤングメンズの雄GXG、ただではSALEしません、設定満額購入+68元で指定されたシャツをもらえます、かなり強気です

Dの手法
日本の109系で多く見られるこの手法、中国でもヤングカジュアルブランドで多く見られます
これもE-landのWHO.A.U、POP一つ取っても手は抜きません

Eの手法
このブランドよほど前売れが厳しいのだと思われます、先日はI.Tもやっていましたが・・・

Fの手法
これはI.Tのizzue、会員になるとプロパー商品でも10%OFF、更にこの時期は2枚目は40%OFFだそうです

以上、いつになく長い長いブログとなってしまいましたが、上述のように各社様々なやり方で春物消化を図っています、現在中国で内販をやられている方、これから内販をやられるアパレルさんの参考になればと思い、書かせて頂きました。

それでは!
 2012/04/04 00:00  この記事のURL  / 



プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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