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武漢に日本ブランドセレクトショップがOPEN!
武漢は武商広場4階に「S GALAXY TOKYO +」が5月29日にOPENしました。売場面積は330u。運営は中国の不動産プロパティマネジメント会社である「賽特(上海)商業管理有限公司」(本社:中国上海市 総経理:李赫男氏)
詳しくはWWDジャパンのURLからご覧ください。


まず簡単に武漢の説明をさせて頂くと(JETRO 武漢スタイル 2012年版より引用)
湖北省の省都 武漢は長江中流の一大都市であり、華中最大の商工業都市です。また、東西(成都、上海)と南北(北京、広州)を結ぶ高速道路が交差している連結地点でもあります。人口は 979万人、重慶、上海、北京、天津、広州に次ぎ全国で第6位。

気候は北亜熱帯モンスーン(湿潤)気候に属し、四季ははっきりと分かれていて、降雨量(年間降雨量1,100mm)も多い。年間を通した平均気温は15.8°C-17.5°Cとさほど高くないが、夏場は夏日が年間135日と長く、中国では南京、重慶と共に「三大 かまど」(夏の暑さが火を焚いたように熱い場所)に数えられるほど暑い地域。

2010年の武漢市のGDPは5,566億元で、前年比14.7%増と急成長しており、全国都市別ランキンクで12位に位置しています。内陸部の大都市である武漢は、早期に経済発展が進んだ沿海部の北京、上海、広州の中国三大都市に比べると、GRPや年収などすべての面で、まだ大きな開きがあります。例えば1人あたり可処分所得(都市部、2009 年)の発展段階でみると、現在の武漢市は2006年の上海と同水準にあり、長沙、西安、成都など他の内陸部都市に比べても低い。

一方、武漢の卸・小売市場は急成長を遂げており、2010年の社会消費品小売総額は同比 19.5%増の2,523億元となり、全国都市別ランキングの7位に入った。内陸部では6位の重慶に続き第2位で、特に有力な市場であるといえます。武漢は中部6省の省都のなかで最も人口が多いこと、さらに都市部人口が多いことが特徴的で、他都市の常住人口が戸籍人口を下回り、他省へ出稼ぎに出ている層が多いなか、武漢は常住人口が戸籍人口を上回り、他省からも人口を引き寄せています。

また、都市部人口が575万人と59%を占め、全国で上海、北京、広州、天津に続き、5番目の位置を占めることも重要である。武漢市は大学の密集地であり、武漢大学、華中科技大学、華中師範大学などの名門校を含め、80 以上の大学があり、約 88万人が在籍している。20代の人口が約180 万人と武漢戸籍人口の22.3%を占めることも、力強い消 費を牽引する要因のひとつと考えられる。中部6省(湖北、湖南、河南、安徽、山西、江西)の省都の小売業消費では、武漢は2位の長沙を大きく引き離しトップ。


社会消費品小売総額ランキング(2010年)
順位 都市名 総額(億元)
1  北京  6,229
2  上海  6,070
3  広州  4,476
4  深セン 3,000
5  天津  2,902
6 重慶 2,878
7 武漢 2,523
8 成都 2,417
9 南京 2,289
10 杭州 2,146
(出所:中国統計年鑑、中国城市統計年鑑、武漢統計年鑑による)


実際に日系アパレルでも、上海や北京などの都市での店舗拡大策を取らず、内陸の武漢で出店し、実績を作り、多店舗展開するところもあります。
上述の様に20代人口シェアが高く、ファッションに興味を持つ学生も多いなど、テスト販売などで商品動向を試すには、良い都市だと思います。
また日系のイオンモールは、現在中国大陸に13店舗展開していますが、その内の2店舗は武漢にあります。更に年内には武漢の3号店目も出されるようです。と言うように、全国の中でも消費熱が高い武漢に期待をしている事が分かります。

これまで、上海や他の都市でも日本アパレルブランドを集積した百貨店フロアーや、109のような渋谷、原宿系の品揃えを小売業態は、沢山ありました。しかし、結果的にどこもすぐに撤退の憂き目にあっています。それは、ただ単に日系のブランドを集めた、誤解を恐れずに言うと、日本のマーケットで売れているとか、流行っているという視点でしか、品揃えがされていなかった、ことが要因ではないか?と考えます。

しかし、この「武漢S GALAXY TOKYO +」は、中国マーケットを熟知した中国人バイヤーの目と、日本マーケットを熟知した優秀な商品MD担当(黒川智生 氏)の、この両者の視点、絶妙なバランスで品揃えがされ、好調なスタートを切れたのではないか、と思います。
知人である黒川氏に聞いた所、「売場ではブランド表示はしておらず、お客さんが気に入られた商品が、結果的に●●ブランドだったという状況のようです。つまり、ブランドではなく商品そのものの価値が評価されて、お買い上げにつながっている」とのこと。
また、「17秋冬に向けてはデザイン的に個性があるブランド、雑貨は、まだまだ品揃えは拡大する方向」だそうです。

ご承知の通り、中国では近年、中間層が急激に増加していて、近い将来には倍増するともいわれています。既に日本への観光客も年間500万人を突破し、日本の商品だけでなくライフスタイルそのものへの関心が高まっている状況です。
私は個人的には「今は明らかに日本ブームだ」と感じています。2012年の日中関係の悪化から、5年が経ち、日系アパレル企業の撤退、縮小が続いている現状はありますが、日本には、チャレンジ精神を持つ人材や、中国で売れる潜在能力を持った企業やブランドは多いと思います。下記サイトク・トレーディング社が、日本ブランドを中国で販売する際の、様々なリスクを限りなく低減すべく研究をしています。

もし、今件に少しでも興味を持たれたら、是非挑戦されてみては如何でしょうか。

株式会社サイトク・トレーディング 楊(日本語OK)
TEL: 03−5259−8652 (受付時間10:00−18:00)
URL: https://www.saitoku-trading.com/


それでは!
 2017/07/02 22:30  この記事のURL  / 




プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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