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商業施設の変化スピードの速さ!
春節の休みを久しぶりのパリ、ロンドンのマーケットリサーチで過ごし、東京、神戸を見て回り、上海に戻って来ました。

上海のマーケットを見ると、今年は例年に比べ春節が早かった(1月28日から)事もあり、冬物最終消化期間が短くなり、2月第1週から春物を展開するブランドもチラホラ出てきています。言い方を換えると春物販売期間が長いので、如何に冬物最終消化をどのタイミングで終結し、新商品を如何に明確な週次戦略を持って売り込んでいくか?が2017年早春の商売の鍵となるでしょう。

さて、家の近くの中山公園龍之夢購物中心も久々にリサーチしてきました。昨年秋の地下2階の永楽電器跡地へのMUJI、GU、US(Ulife Store)などの出店もあり、上層階でもブランドの入れ替えが頻繁になっており、ここにきて龍之夢中心がまた注目されています。

これは物販だけでなく、この龍之夢の主な集客装置となっている飲食業態でも同様で、全体の半分くらいの飲食業態(レストラン、カフェ)が入れ替わっていて驚きました。
いま中国で流行っているレストランチェーン(庶民イメージ、低価格、趣向を凝らした料理)が、多く出店しており、店舗面積も大型化しています。これは、人気レストラン側からすると「出店するなら、最低これくらいの面積で」という要求が出されているのでしょう、或る南京料理の価格が安いレストランは、これまで3店舗の飲食店があった跡地に大型店を出していて、週末はもちろん、平日でも夕方は入店待ちの行列ができています。
いま中国全土で一番人気、南京が本部の「南京大牌档」、常に50人くらいが並んでいます。ここが元々3店舗あった跡地に出した大型店です
古い家を模したイメージが人気で、いま中国のレストランは、このように古き良き時代を再現したインテリアが主流です
海鮮を売りにするレストラン、通路側にガラスもなくオープンな雰囲気になっています



この店舗の大型化はアパレル業態が先駆けており、H&M、ZARA、UNIQLO、C&A、HOT WIND等など、今の中国の商業施設、MALLには欠かせないブランドが出店交渉の際に条件として出す内容でもあります。これが飲食業態でも普通になってきたという事だと思います。

中国で人気、流行りが盛り上り、フェードアウトしていくスピードは日本とは比べる事が出来ないほど速く、レストランの大型化は客単価は低くても、客数を稼ぎ、売上を上げていくやり方、まるで飲食業のファストファッション化が進んでいるように見えます。

上海に来た事があり、中山公園龍之夢購物中心をリサーチしたことがある方は、是非足を運んで、5階から8階の飲食フロアーの変わりぶりを見てください。
上海だけでも年間50数カ所の大小様々な商業施設がオープンするも、数年後には消えていっている状態。
そういう中、衣食住の「食」を満たさない商業施設には消費者は興味も持たず、見向きもしません。この龍之夢が人気施設で有り続ける要因は2−3年周期で大鉈を振るう、飲食テナントの入れ替えにあると思います。

それでは!

 2017/02/06 01:50  この記事のURL  / 




プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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