« 今年のSALEは23週からスタート! | Main | 明日から第2クール スタート! »
目立つパークソン(百盛)の閉店!
先月の「第一財経日報」によると、マレーシア系の百貨店、パークソン(中国語名:百盛)が中国内の店舗を次々に閉店をしていると言う報道。以前このブログでも英国系M&Sの縮小の事を書いたばかりですが、1994年に北京に1号店を中国初ローンチさせて、約20年になるパークソンも、中国内の3、4線都市での万達広場を代表とする商業施設の乱開発、過当競争の煽りを受けてか、苦境に立たされています。
今年グランドリニューアルオープンした上海淮海路店



パークソンは、この20年間で全国の23の省、直轄市の37都市に57店舗を展開するも、2012年辺りから、閉店が目立っています。一昨年2012年7月には上海の虹橋店(閉店後すぐに近くの天山路に移動しオープン)、貴陽の金鳳凰店、2013年には貴陽鮮花店、石家庄店を、今年に入ってからは5月に済南店、常州新北店を、済南店は2012年4月のオープンですから僅か2年で閉店に追い込まれたことになります。

一般的に、中国の百貨店は、開業から1〜2年は成長段階、4〜5年以降で安定期に入るというのが定説と言われています。済南店の様に2年足らずで閉店をしたのは、成長も安定も程遠いと判断したと言う事でしょう。

ここ3年ほどの中国リテイル(実店舗)の経営状況は、いわゆるEC通販との競争、そして人件費や家賃高騰、その他コストの上昇で厳しさが増しています。一方で百貨店の利益率も15%以下(これまでは20%前後)まで落ち込み、先が見えない状態になっているようです。

昨年から高級路線を目指し改装を進めていて、今年グランド リニューアルオープンしたパークソン上海淮海店も、週末に行っても客数が大幅に激減している事が分かります。この20年間、台湾系の太平洋百貨と並び中国での外資系百貨店の雄と言われたパークソンも、岐路に立たされていると思います。
今後の百貨店業態はこれまでの様な、レディスファッションに特化したり、世代も絞り込むのではなく、子供、飲食、エンターテイメント性など、館に行って楽しいという様な特徴、付加価値を加え、それを求める消費者にFITさせていかなければならないのではないかと思います。


それでは!
 2014/06/17 22:30  この記事のURL  / 




プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

2014年06月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
リンク集

http://apalog.com/uchida/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード