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ズバリ 中国の年間52週MD!
日本同様にこちら中国でも、中国の旧暦、祭事生活カレンダーで商売の好不調が決まります。言い換えるとこの決まったタイミングに最高の仕掛けを十分に行う事で、好結果を産む事ができるとも言えます。

以下、ご存知かと思いますが、中国には商売上幾つかの大きなタイミングが存在します。

●国の祝祭日休暇
@春節(毎年、1月〜2月のいずれかになります、1週間程度の休み)
A労働節(いわゆる5月のGW、ただしここ最近連休は少なくなる傾向、春物消化タイミング)
B国慶節(1週間程度の休み、秋物消化タイミング)

更に詳細は・・・昨年12/13のブログにも書きましたが、2013年は以下の様に国の休みが制定されています。

(1)元旦
2013年1月1日から3日までの計3日間を休みとする。1月5日(土)と6日(日)を振替出勤日とする。

(2)春節
2月9日から15日までの計7日間を休みとする。2月16日(土)と17日(日)を振替出勤日とする。

(3)清明節
4月4日から6日までの計3日間を休みとする。4月7日(日)を振替出勤日とする。

(4)労働節
4月29日から5月1日までの計3日間を休みとする。4月27日(土)と28日(日)を振替出勤日とする。

(5)端午節
6月10日から12日までの計3日間を休みとする。6月8日(土)と9日(日)を振替出勤日とする。

(6)中秋節
9月19日から21日までの計3日間を休みとする。9月22日(日)を振替出勤日とする。

(7)国慶節
10月1日から7日までの計7日間を休みとする。9月29日(日)と10月12日(土)を振替出勤日とする。


上述の暦をしっかりと頭に叩き込んで頂き、次に以下のグラフの様に年間52週で推移すると思います。あくまでもアパレル、小売りの一般論です、水着やスポーツウエアなど等、シーズン性の強いカテゴリーにはそぐわない部分も在りますので、あしからず。


2012年のバーチャル52週推移グラフ、昨年の春節は1/23〜(資料をクリックして頂ければ資料が大きく見易くなると思います)


つまり、「黄色」で示したタイミングは世の中的に暦通りに買物の気分が盛り上がり、百貨店、商業施設も催事、イベントも仕掛け集客を図るため必ず売上げUPが見込める期間、逆に「緑色」で示したタイミングは好調の反動、つまり買物疲れ買い控えで客足が伸びない期間となります。

言い換えると「黄色」のタイミングは自ブランドの打出し主力商品の在庫を持ち、サイズ、カラー欠品を起こさない様に周到に計画をし、自らの販促、フェアを駆使して売り込んでいく時です。「緑色」のタイミングは色んな手法を駆使しても館自体の集客が望めないため、店頭で何かをやるよりも、WEB、ミニブログを駆使して次の新商品投入の案内告知をしたり、次の新商品に向け販売スタッフに商品、スタイリング勉強会等を実施する時間に充てられた方が良いかと思います。具体的に言うと、春節明けの春物、労働節明けの夏物、そして国慶節明けの本格的な冬物に向けてとなります。

次に商売が難しいとされる春物ピーク期に何の打ち手を打つか?同様に冬物ピーク期を見誤らない事など。上の52週グラフを見て頂ければと思います。

そして、ここ最近SALEが慣習化し「SALE待ち」という動きが顕著になってきた中国。例えば夏物SALEで言えば、SALE第1弾(20〜30%OFFから、または1枚購入で●OFF、2枚購入で●OFF等の段階的な割引)、そしてSALE第2弾(50%〜)のタイミングを他の競合ブランドや館の動きをしっかりとウォッチする事。消化を焦るあまりに高い割引率で粗利を落とさない様に気をつけられた方が良いと思います。

上のグラフをみてもらったらお分かりかと思いますが、冬のSALEも以前とは大きく変わってきていると感じます。3年前(2009年)くらいですと50〜52週、つまりクリスマス需要というものが存在しましたが、最近は47〜48週の冬のピークを過ぎると極端に売上が減速していく傾向が顕著です。この要因はひとくちに言い表せませんが2011年からT-MALL等が口火を切ってスタートし大成功している「1111のイベント」、つまり11月11日(独身の日)の大SALEの影響が在る事、そしてその反動を受けての買い控えがある事。そして12月大晦日のカウントダウンSALEが百貨店、モールで顕在化している事も、47週以降の売上が落ちて来ている要因だと推測します。

暦からくる消費者の行動、買い回りは嘘はつきません。入店客数、買上率、客単価、SET率などの数字もそれを物語っています。

かなり前のこのブログにも書きましたが、中国で本気で商売をされるのであれば、日本で売れているから!日本の方法で!では残念ながら成功は程遠いと思います。まさに「郷に入っては郷に従え」ではありませんが、外国で商売をされるわけですから、その国の暦、マーケットを十二分に熟知されることから始める事を御薦めします。

それでは!
 2013/01/10 01:45  この記事のURL  / 




プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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