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デニムブランドLeeのイベントを見て考えた事!
ブログが2週間程空いてしまいました。

上海に住んで早2週間が過ぎつつ有ります。
日本の震災の事で、なかなかブログを書く気持ちになれなかったのですが、そろそろ書き始めようと思います。

先週末に知人と上海のマーケットを見て回りました、そこで見た光景。



ご存知デニムブランドの「Lee」が、大勢の人で溢れている来福士(ラッフルズ・・・シンガポール系モール)の1Fで大きなブースを構え、以下の様なイベントをやっていました。

まずは、NYはブルックリンで活躍する人達のインスタレーション・・・

@自由芸術家/画家が、デニムをキャンバスに絵を描いたコーナー
Aファッションデザイナー/スタイリストが、組んだスタイリングコーナー
B様々なシーンで活躍するバンドのCDを視聴できるコーナー



それらが、ブルックリの家をイメージしたブースの中に展示されているイメージです。
正直いうと、何かバラバラで、統一感が無い感じがしました。。。

それに追い打ちをかけて、ブースの周りでは・・・

・公衆電話型のモニターに出てくる電話番号に電話をする
・映像の中の人が公衆電話の受話器をとる
・そうこうしている間に、携帯にショートメールが送られてきて
 その内容は「3月20日までに4FのLee専門店にて、プロパー商品
 1000元以上お買い上げで、188元値引きます、お店へどうぞ!」というもの
・その場でもらえるプレゼントは、Leeのロゴ入りメモパット


結局、当たり前ですが売場への導入訴求の為のイベントなんですが、売場にはお客様は数える程しかおらず、効果が見えないと感じました。

言い過ぎかもしれませんが、ここまで、しっくりこないイベントも珍しいと思いました。それぞれは凄く考えられていて悪くはないと思います、十分に練ってプランニングされ実行されたと思うのですが。。。
場所的にも、恐らく相当の費用も係っていると思います。

という事で、色んな仕掛けを一度に提案する事、お客様にお伝えする事の難しさを垣間見た感じがしました。

売場でもVMDでもそうですが、よく私は研修の中で「足し算ではなく、まずは引き算から」という事をお話ししています。

つまり、一番売りたいもの、一番提案したいものを、一番良い場所に、一番分かりやすい陳列方法で訴求して、次に二番目に売りたいもの・・・という手順で売場を作成していくと思います。その候補の数が、三番目、四番目・・・と的を絞らず何でもかんでもと欲張ると、上述の様なイベントになってしまうと思います、売場でも同じで、まずは何が優先順位一番か?思い切って一番以外の余計なものは置かない、もし売場で迷ったらどんどん引き算をさせ的を絞る事が非常に重要だと思います。

足し算はややもすると、不明確、不明瞭な売場を作ってしまうだけだと思います。

週末にたまたまイベントを垣間見ただけですが、私自身のお仕事でも、この事は気をつけていこうと、気づかされました。

お客様視点に立ち、「入りやすく、見やすく、分かりやすく、買いやすく、触りやすい」つまり「売れる売場なっているか?」を念頭に置いたお仕事をしていきます。

それでは!
 2011/03/25 00:38  この記事のURL  / 




プロフィール
内田 文雄(うちだ ふみお)
上海在住。2011年 上海にてVMDコンサルティング会社 碧詩商務咨詢(上海)有限公司 設立。現在の仕事は「売れるVMD」を基軸に @中国アパレルに対してのSPA構築セミナー、月/週次指導 A中国、アジア地域に展開する日系ブランドのVMD&インテリアデザインディレクション B中国/日系ブランドへの売場活性化クリニック C新店OPENディレクション D販売スタッフへのVMD教育育成指導。いつでもお気軽にお問い合わせ御待ちしております。 モットーは「VMD IS MY LIFE!」    1984年から(株)ワールドにて数々のブランドのVMD業務に携わり、1993年に上海交通大学に留学、その後上海駐在。2005年4月ファーストリテイリング (株)ユニクロに転職、VMD部門の日本、グローバル(欧米、アジア)全体の責任者として、ユニクロのグローバルVMDの仕組み構築、店舗スタッフ育成指導、国内の大型店、海外グローバルフラッグショップのディレクションを担う。2010年8月ユニクロを退職し起業。 IFIビジネススクールVMD講師。

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