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今日23日は朝一番の動車(新幹線)で、観光シーズン真っ盛りの杭州へ、先ほど上海に戻って来ました。 出張目的は・・・ @某中国メンズブランドさんのVMDスタッフ育成プログラムの一環で打合せと、店舗編集業務 A某日系レディスブランドさんのRenewal新店売場VMD/施工チェック B上記Aのブランドさんが入っている、杭州No.1百貨店(銀泰武林店)のリサーチ 行きは、欧米人のツアー客ですし詰め状態の動車、皆はこれから名所、西湖観光等、風光明媚な杭州を楽しむのでしょうが、私は怒濤の分刻み出張。。。たまには、杭州でのんびりしたい。。。 さて。 銀泰武林店と言えば・・・噂のsnidelさんをチェックしなければ。。。上海以外でsnidelを見るのは初めて、知りませんでしたが中国大陸には既に8店舗も有るのですね。。。全て直営店舗だそうです。上海から西、揚子江沿いに江蘇省(南京)、浙江省(杭州)、湖北省(武漢)、直轄市(重慶)、四川省(成都2店舗)を攻められています。そして、天津も。全て見事に第1級都市ばかり、そして好立地ばかり。 *詳細は、以下URLにて確認ください。 http://snidel.com/shoplist2.html 2Fの優位置での出店、ひと際目立つアトモス・・・相当お金かかっています 上海の伊勢丹とは違い、壁面空間、売場内空間を贅沢に取っています、独特の世界感、うまいです 通常、百貨店では立てる事ができない、ファサード部分のウィンドウガラスや壁面も、snidelなら、どうぞ、どうぞ・・という感じでしょう、写真にチラッと写っている男性、設計か施工関係の人でしょう、写真パチパチ撮ってました・・・中国中にsnidel擬きの店がどんどん出来ていくでしょう バッグ等の小物をしっかりコーディネートし、客単価、SET率UPを愚直にやられています、中国では大事です、コレ どの店舗も売上好調と聞いています。特に着倒れで有名な成都に2店舗を構えるあたりは、中国を知り尽くした出店開発者が裏におられる事がすぐに分かります。また上海から各地への商品物流面も、日本とは違い一筋縄ではいかず、御苦労されていると想像します。ただ、多くのアパルル、小売りさんが画策される「上海市内近郊でのドミナント出店戦略」という手法を敢えて取らずに、上海から西、つまり「華東、西南エリアでの出店戦略」を掲げられた背景には、物流ルートも強固な施策在り、で店舗拡販をされていると思います。 今後は、北京など華東エリア、華南エリアへの拡大、そして直営店だけではなく、中国ならではの代理、加盟店を介しての更なるチャネル拡大に踏み込めるかどうかが、今後のsnidel大ブレイクのカギになるでしょうね。 ただ、代理店チャネルで拡大して行く為には、snidelが大事にされている、非常に高い店舗アトモスフィーの維持(非常に高いと思われる内装施工平米単価)が何処まで継続できるか?も重要になると思われます。直営ではある程度の店舗投資が出来ても、代理店となると代理店オーナーが投資出来る内装施工費も有限ですので。。。 代理店チャネルを利用しアトモス低下には目をつぶって店舗数を取るか? 逆に直営での出店に拘られ1店舗1店舗の中味(アトモス、品揃え、サービス)の精度をあげていかれるか? 今後、snidelがどのような施策を取られるか非常に楽しみでもあり、更に大きな期待をしたいと思います。 *H瀬さん、誤情報もあるかと思います・・・また御指導ください・・・(笑) 最後に、snidelの現状の成功事例をみるにつけ、ローンチを何処にするか?、つまり第1号店の売上結果が中国のビジネスでは非常に大事だと実感させられます。「1号店の1日の売上が伊勢丹の過去の記録を塗り替えた」という事実が、広い中国を駆け巡り、うちにも是非入って欲しい!という良い相乗効果を産んでいると思います。逆は、ただ中国で出店したい!という理由だけで、ろくな市場調査もせずに、名も無いところにローンチし、当然売上も作れず、2号店以降は頭を下げて入れて欲しいと百貨店、SC、モールに陳情、嘆願するハメになると思います。 そうならないためにも、「中国で何を達成するために、出店するのか?」を今一度、社内で議論され、同時に「如何に1号店が重要であるか?」を肝に銘じられ、満を持して出店、ローンチされる事を願ってやみません。 それでは! |