「舟越桂さんの神秘的な彫刻の世界を体感・後編」


 今回は、前回紹介する事ができなかった舟越桂さんの作品の魅力について
お話してみたいと思います。

 舟越桂さんは館内で上映されているビデオの中でこんな事もお話されていました。
「日本の銅像(昭和の時代に良く見かけられた頭から胸までのバランス)に違和感を
持っていた」「両手で肩を掴むとそこにその人が昨日までいたような感覚が
思い出されるようなそんな彫刻を作りたかった」
 これは私の耳に残ったフレーズ(自分なりにキャッチしたメッセージ)を書き起こしたもの
なのでご本人の言葉から少しはみ出しているかと思います。

 しかしながら舟越桂さんの作品は、私が以前からいだいていた(もしかしたら
多くの方々)が感じていた銅像や銅像のバランスに対する違和感や或いは
嫌悪感のようなものを吹き飛ばしてくれる明快な回答(作品)を示してもらっている
気がして胸の透く感じがしました。

 舟越桂さんの作品のもうひとつの特徴はドローイングの作品群です。
今回の企画では、ドローイングやデッサンや絵なども展示されています。
彫刻の下絵用として作成されたドローイングは単なる下絵の領域をはるかに超えて
作品としての特異な表情を醸し出していて、画家としても独自な世界観を持った表現者
である舟越桂さんの魅力を存分に伝えてくれる展示内容になっています。

 まだ8月だというのに、最近は朝晩で涼しい日が多くなりましたね。
ちょっと肌寒いくらいの時もあったりして、これでちょっと店頭の秋物に動きが出たら
良いなぁーなどと考えております。週末もお天気が少し崩れそうですが、
秋物を買いに行った帰りにでも目黒の東京都庭園美術館で開催中の
「舟越桂 夏の邸宅」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
一人でも二人でも楽しめる展示内容ではないかと思います。

2008年9月23日まで開催
休館日: 毎月第2・第4水曜日(祝祭日の場合は開館し、翌日休館)
開館時間:午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
開館時間:8/25〜31日 午前10時〜午後8時(入館は午後7時30分まで)

URL:http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/funakosi/index.html



 2008/08/29 16:33  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「舟越桂さんの神秘的な彫刻の世界を体感」
 

 夏休み中とはいえ、事務所であれこれ雑務をこなしていたので
気分転換に事務所近くの東京都庭園美術館で開催中の
「舟越桂 夏の邸宅」を見に行ってきました。
 
 舟越桂さんの作品は、書店でたまたま目に入った本の装丁を見て
なんとなく頭の片隅に覚えていたのですが、
目黒駅前から庭園美術館へと一直線に続くフラッグ広告を見て
この人があの作品を作った人だったのだ、ということがわかり
ぜひとも生の作品を見てみたくなったのです。

 知人からは、舟越桂さんの作品は大理石で作られた「目」がとても印象的だと
聞いていたので今回はその「目」に注目してみようと思いました。

 旧朝香宮邸である庭園美術館は、アールデコ調の洋館で、この場所だけ
時間の流れが止まってしまっているような、そんな雰囲気の美術館です。
そこにあの作品群がどう配置されるのか興味津々でしたが
入口を入ってすぐ左にスフィンクス・シリーズの1点目の作品が置かれていて
まずはそこでしばし立ち止まってしまいました。

 知人の言っていた通り、大理石で製作された「目」がとても特徴的でした。
ボディの木の質感とは異なる異質な存在感と生命感があり、やや外斜視気味で
遠くを見つめるうつろな視線の先にあるのは何なのか?
未来?希望?嘆き?悲しみ?などいろいろ考えさせられてしまいました。
 美術館の奥にあるカフェに隣接している展示コーナーの一角で舟越桂さんの
製作風景がビデオ上映されています。
その中で氏は、このようなコメントを出していました。
「遠くを見つめている視線の先は、自分の内面を見つめている」
さすが芸術家!
奥が深い。

今日は時間が足りなくなってしまったので、つづきは次回にしたいと思います。




(画像:庭園美術館WEBサイトより URL:http://www.teien-art-museum.ne.jp/)


 2008/08/22 16:18  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「最近エコバックを持ち歩いています」
毎日暑い日が続いていますね。
弊社は14日から夏休みなのですが、私は結局、事務所に来て
普段手を付けられずにいたこまごまとした用事を片付けたりして
夏休みらしさがありません。唯一、近所の美術館で開催中の
「舟越桂 夏の邸宅」(東京都庭園美術館)に出かけて
作品の涼しげな眼差しに涼をもらったことくらいでしょうか。
※この美術展については近々UPします。

さて、話はがらりと変わりますが、
最近、女性はエコバックを持ち歩く方が増えましたね。
レジ袋が有料になったお店もありますし、雑貨店やアパレルショップで
かわいらしいエコバックの販売をしていることもあり
「エコバック」はおしゃれの一部として定着した感があります。

私も遅ればせながらエコバックデビューをしてみました。
キャンバス地だとエコバック自体が重くて荷物になるし
薄手のエコバックだと重みに耐えられずに持ち手がちぎれてしまったり。
そんな中、やっと気に入ったものが見つかりました。
ベネトン社さんのエコバックです。お値段500円と安いのも魅力ですが
何よりベネトンならではのカラフルな色合いが気に入っています。



(画像サイト:ベネトンWEBサイトより URL:http://www.benetton.co.jp/

グリップのおかげで雑誌類を大量買いした時など
肩にかかる負担を和らげてくれるので助かります。
マグネットで玄関のドアに張り付けておけば
バックを入れ替えても忘れる心配がありません。


スタッフに「神山さん、○○もついでに買ってきてください。」と
言われることが増えないといいのですが。
 2008/08/16 18:07  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「撮影中に突然の停電」


 昨日は六本木のスタジオで来シーズンのユニフォームカタログの撮影でした。
昼頃と夕方には突然の雷雨に見舞われて「こんな日にロケだったらたまらんなぁ〜」
「地下のスタジオは雷でも安心」と思っていたのですが、地響きと共にいきなり
スタジオの照明が落ちて自家発電の一部のライト以外は全て消えてしまいました。

 幸いカメラマンさんの周りには自家発電のライトの明かりが数本眩く
灯っているのですが、バックステージは真っ暗です。
これではモデルさんの着替えもできなければ、ヘア&メイクもアイロン掛け
もできません。
 スタジオさん(カメラマンのアシスタントを勤めてくれる撮影スタジオのスタッフ)
がすぐにブレーカーを上げたのですが明かりはつきませんでした。すぐに復旧
しそうな気配は有りません。初めての出来事です。

 気を取り直してカメラマンさんの周りにある自家発電のスポットライトに
延長コードを付けて1本バックステージまで運びました。
これで一安心。あとはスタジオ全体の照明が復旧するのを待つだけです。
 ところが、バックステージに明かりが灯ったのは良かったのですが、
今度はなんと大型のゴキブリが出現しました。
新人のAさんが先輩のBさんから指示されてスリッパ片手にゴキブリ退治に
乗り出しました。
この先一体どうなってしまうのかぁ〜?
 2008/08/06 18:05  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


弊社の活動が紹介されました
 今日は7月の最終日です。明日から一年で一番暑い8月に入りますね。

 今回は日頃、このブログを見てくださっている方々に私共の制服企画の
仕事について、その一部ご紹介させていただければと思います。

 先日、財団法人日本産業デザイン振興会さんが運営する
「東京デザインマーケット」のホームページにて弊社の活動の一部が紹介されました。
http://www.tokyo-design-market.jp/episode1.html

 今後はスクールユニフォームや作業服の開発、テキスタイルデザインなど、
活動の幅を広げて行きたいと思います。
現在携わっているお仕事も、機会があれば少しづつご紹介させていただければと思います。

これからもよろしくお願いします。
 2008/07/31 17:08  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「熱海のスタイリッシュホテルのおすすめティールーム」


 熱海駅の改札出口でライブイベントのビラ配りをしている若い芸子さん達の先には
リゾートマンションのチラシ配りをする人たちがズラリと並んで、
かわるがわるチラシを渡してきます。
中でも豪華クルーザー保有・免震構造・510戸・・・の
タワーマンションは別格です。(著名なミュージシャンが
CMキャラクターを務めるマンションです。 ”そこんとこヨロシク!”。)
断崖絶壁にそびえたつタワー。部屋からの眺望はさぞかしだろう・・・
と容易に想像がつきます。

 時間があったので、海岸近くまで行ってみました。
すると、海岸道路沿いの様子が以前とまったく違っていました。
ファサードが美しいマンションやホテルがずらりと並び
建物側面に描かれた鶴の絵が有名な大型ホテル「つるやホテル」が
あった場所は、リゾート型メディカル複合施設、
「auneATAMI(アウネ熱海)」が建設中でした。

 海岸通りに面したスタイリッシュなカフェがあったので
試しに入ってみることにしました。
私は紅茶を頼んだのですが、ポットを温めるウォーマーが出てきて、
最後まで温かい状態で飲むことができました。
紅茶のお替りをスタッフの方に勧められ、
では・・・とお願いすると、ポットごと新しいものを提供してくれるという
至れり尽くせりぶりです。
ここはホテルミクラスという、大人のためのリゾートホテルの
1階に併設されたレストランです。
最近リニューアルオープンしたらしく、ピカピカの内装に、新品のユニフォーム。
私が以前勤務していたユニフォームアパレルの定番製品を着用していました。
お客様にとっても、従業員スタッフにとっても、
新品の制服は気持ちの良いものですね。



 こちらのホテルミクラスさんは最近では東京ウォーカー編集の
「通の選んだ至福のスパリゾート部門」で全国1位に選ばれたそうです。
時間あがったらぜひアロマトリートメントや太平洋一望の大展望風呂にも
入ってみたかったです。
HOTEL MICURAS >> http://www.micuras.jp/
お茶や食事だけでも十分楽しむことのできるホテルだと思います。


 東京から新幹線に乗って30分ちょっとで、海があり、山があり、
そして豊富な湯量を誇る温泉に恵まれた場所、熱海。
今後は今までとは違って、富裕層を見込んだリゾート地として
熱海ブランドが復活しそうな予感です。
どのような変化を遂げていくのか、楽しみです。



 2008/07/29 07:34  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「熱海ブームが来そうです」


所用で熱海に行ってきました。

昭和30年代の熱海は、新婚旅行先として人気だったそうなのですが、
その後は、会社の慰安旅行の定番として一気にメジャーになりました。
大手メーカー等の招待旅行先として利用される事も多く、
団塊の世代のおじ様方には馴染みも深い場所ではないかと思います。

 その熱海ですが、海外旅行が当たり前になったバブル期の前後から
個人の利用客が減少を続けているようですし、慰安旅行等を廃止にする企業も多く、
団体客の利用が激減した事から、かつての一等地だった海辺沿いの景色は、
近年では廃業したホテルが建ち並ぶ町のイメージとして印象に残っていました。


 ところが今回は様子が違いました。熱海駅に降り立つと、まばゆい初夏の日差しを
跳ね返すかのような華やかな着物を身にまとった若い芸子さんたちが
夏場に熱海で開催されるライブイベントのビラ配りをしていました。
その数5〜7名くらいでしたでしょうか。
着物は日本最高のユニフォーム、色や柄は違えども、統一感や視認性は抜群で、
媒体効果は非常に高いと思います。

年配の男性の旅行客の方々の中には、若い芸子さんとツーショットで写真を撮って
上機嫌な方もいらっしゃいました。
おみやげ売り場以外で活気があるのは非常に良い事だと思いました。
 芸子さんから渡されたパンフレットに目を走らせながらその先に進むと
今度は別のグループがビラ配りをしています。
プラカードのような物を抱えている人もいます。
こちらは何の宣伝をしているのでしょうか?


続きは次回、熱海で体験したスタイリッシュホテルの素敵情報と合わせて
お話してみたいと思います。
 2008/07/22 14:03  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「キャッツを見に行きました」
 以前の五反田事務所がキャッツシアター近くだったので
平日の夜や、週末のお昼時になると五反田駅や大崎駅から楽しそうに劇場に向かう
お客さん達が列をなして歩いているのをよく見かけました。
 先月27日には、そのキャッツの上演回数が7000回目だったそうです。
上戸彩さんら芸能人の方もいらしたそうで、特別カーテンコールが
20分近く続いたというニュースを見ました。
7000回とは、気も遠くなるような数字ですね。

そのキャッツ。見に行こう、見に行こう・・・と
思い続けていて3年間・・・先週、やっと見に行ってきました。
今はネットで席を指定して、そのままカードで決済、
数日後には郵送でチケットが送られてくるのですから便利です。
もちろん、舞台の真正面のような良い席は取れませんでしたが
キャッツシアター自体、コンパクトですし、キャストと呼ばれる出演者たちが
舞台から客席に何度も降りてきてくれるので、
ライブ感覚の楽しさを十分体感することができました。
(なんと、エンディングでは客席をまわって握手もしてくれます。)

 ちなみに私は通路わきに座っていたので
キャストとの距離は30cmもないくらいの近さです。
ステージから降りてくるたびに

「衣装はどのような素材なのか?思ったより厚手だな。」

「シューズはそういう形のものを履いているのか。なるほど。」

「尻尾の長さは回転してもお客さんにぶつからないように
 計算されているようだな。」

・・・とあれこれじろじろと見てしまいました。職業病ですね。
はっと気付くと、猫がじーっとこちらを見つめていました。
その眼力に、思わずこちらが目をそらしたくなるほど。

頭の先から足の先や手の指先までも猫そのものの
キャストの動きに目が奪われっぱなしの2時間でした。


(写真/閉幕後、入口付近から天井を見上げて)
 2008/07/20 19:24  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「レディースユニフォームの2大展示会に期待」
 7月4日の金曜日にユニフォーム業界の大きな展示会が2つ開催される予定です。
ひとつは東京ドームシティのプリズムホールで開催されるLadies Uniform Festa 2008
「レディースユニフォーム協議会」主催の11社合同展示会です。
タイトルは「LU GARDEN」
「環境を考えるユニフォームの庭園」というサブタイトルが付けられています。

 もうひとつは秋葉原のUDXギャラリーで開催される
UNILADY 2008-2009 AUTU-WINTER&SPRING UNIFORM COLLECTIONです。
ユニフォームアパレルのヤギコーポレーションさんが主催する
新作ユニフォームの展示会です。
 こちらも環境問題をテーマにしたオフィスユニフォームとソフトワーキング
ユニフォームが展示される模様で、現在のユニフォーム業界の取り組みを
象徴するようなコンセプトの商品群が発表されるのではないかと期待が持たれます。

 ヤギさんの展示会はオフィスカタログのメインキャラクターとして活躍している
ファッションモデルの木下ココさんをゲストにしたトークショーが話題となりました。
今回は趣向を変えて最新設備の整った近代的な会場を利用して
UNILADY(オフィスユニフォームカタログ)のデザインを手掛けている
ファッションデザイナーのナカノ ヒロミチさんが今年東京コレクションで発表した
一般アパレル作品を会場に持ち込み、ショー形式で発表する予定とのことですので、
見学させていただくのがとても楽しみです。


 今回の展示会のタイトルや展示商品の概要を伺って感じた事ですが
ユニフォーム関連各社は、繊維業界の中でも、いち早くペットボトルや
使用済みのユニフォームの回収や再生利用に取り組んできました。
今日では様々な環境問題が人々の日常的な関心事となり、
連日メディアでも取り上げられています。

 地球環境問題を意識した物作りや仕組み作り。
これが近代のユニフォームアパレルと、一般アパレルの違いであり
ユニフォームアパレルの存在意義としてのひとつの活路なのかも知れません。
 2008/06/30 17:31  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「プロ野球界でも衣替えブーム?」
 最近のプロ野球界のニュースとして最も多いのは「交流戦の限定ユニフォーム発表」
や「復刻版ユニフォームを着用する特別試合」の記事です。

 特別試合のみ限定で特別仕様のユニフォームを着用したり、
数十年前に着用されていたユニフォームを復活させて数日間限定で着用したりと、
プロ野球ファンにとっては話題性が高く、たまらない趣向のようです。

 自分が少年時代に憧れていたチームのユニフォームや、
応援するチームが優勝を果たしたシーズンに着用していたユニフォーム、
大ファンだった選手が現役時代身に付けていたユニフォームなど、
復刻版ユニフォームを見て思い出されるのは
美しい記憶ばかりなのかもしれません。

 この記事を書いていてふと思ったのは、大手企業さんは、業績好調だった時の
制服を復活させてみてはいかがでしょうか?
 あるいは、期間限定で歴代の受付嬢の制服を復活させてみてはどうでしょうか?
もしかしたら、お取引先の役員クラスの方が来社した際に
貴社が復活させた女子社員の制服を見て、
「あっ、もしかしてこの制服は、まだ自分が若手社員としてこの会社に出入り
していた頃の制服ではないか!
この会社とはかれこれ数十年お取引しているけれども、あの頃と変わらずに
真面目でよい会社だ。よし、これからもっと取引を拡大しよう!」

もしかしたら復刻版ユニフォームでミラクルが起こるかもしれません
 2008/06/29 14:25  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


衣替え その3
 今回もひきつづき制服の衣替えについてお話してみたいと思います。

 前回は、制服を採用している企業の傾向として、近年様々な事情からオールシーズン
対応の制服を採用するケースが増えているということをお話しました。

 以前は、自社の制服の衣替えによって季節の変わり目を感じたり、あるいは、衣替え
で会社や店舗の雰囲気が変わり、それを感じたお客様からの反応であらためて季節の
変化を実感したりと、季節感やお客様の気分や心理などをより身近に受け止めるファク
ターだった制服が、オールシーズン対応に変わったことで、最も変化を感じるのは、
季節感を演出するコミュニケーションツールとしての役割が無くなってしまったことです。
 もしかしたら、朝出勤して着替えるだけの単なる作業着になってしまっているのでは
ないかと考えてしまいます。

 近年ではサービス産業(主に接客を伴なう業種)のユニフォームに関しても、オール
シーズン対応の制服が主流になりました。
 大規模な複合施設のフードコートやシネマコンプレックス、あるいは町の小さなレスト
ランから居酒屋チェーン店まで、どのお店に行っても空調設備が整っていて一年中快適
に利用できます。
そこで働く従業員さんも以前と比べてだいぶ快適な職場環境になったのかも知れませ
ん。(しかしながら、夏場は冷房で寒くて冬場は暖房で汗をかいてしまうといったお話は
よく耳にします) 
 制服をプロデュースする立場としては、接客を伴なう業種であればなおさら季節感の
あるユニフォームを着用して、お客様をお迎えしていただきたいと思います。

 ニュースの長期予報など「耳から入る季節の情報」も有れば、良く利用する職場近くの
定食屋さんや居酒屋さんなど、四季折々の食材を使用して作る料理など「目や口から
入る季節の情報」もあるかと思いますが、お客様により身近に季節を体感していただく
サービスツールとして「季節感のあるユニフォームの導入」はいかがでしょうか?
制作費の問題でしたらいくつか良い方法があるかと思います。
せっかく四季のある国で生活しているのですから・・・
 2008/06/11 16:03  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


制服の衣替え その2
 前回は学生服の衣替えについてお話させていただきましたので
今回は学生服以外の制服の衣替えについてお話してみたいと思います。

 制服の仕事を永く続けていて感じる事のひとつに
オールシーズン対応の制服を製作する機会が増えている事があげられます。
制服の衣替えをする企業が減ってきているのです。
これは、企業の経費削減策の一環として

1、制服に掛かるトータルコストの削減

2、制服に掛かる管理コストの削減

1番目のトータルコストの削減とは、以前は春夏用2セット、秋冬用2セットの
合計4セット貸与していた制服を、オールシーズンに対応できる制服を製作する
ことにより、貸与枚数を3セットに減らして制作費の総額を抑えるという方法です。

2番目の管理コストの削減とは、以前は春夏用と秋冬用の予備分としてそれぞれ備蓄
していた制服を、オールシーズンに対応できる制服を製作することにより、備蓄(在庫)
枚数を減らして管理費(予備制服保管の為の倉庫代など)を抑えるという方法です。

 ユニフォーム業界のビジネスのことだけを考えれば
制服をより多く購入していただくことで会社の売上が伸ばせて良いことなのですが、
これは以前に、ある会社の制服担当者の方から聞いたお話です。
制服の保管のために社員食堂が狭くなっている。
(この会社では、制服を置く場所が無くて、社員食堂にダンボールで制服の予備在庫
を積んでいたそうです)

 ところが、新しい仕組みの導入により制服在庫を軽減することができたのです。
(どのような方法かはここで説明すると長くなりますので機会が有りましたら・・・)
その結果、一番喜んでいたのは本社の社員食堂でお弁当をゆったり食べられるように
なった女子社員の方々だそうです。

私は、制服を新しく、働きやすくするだけがクライアント(着用者の方々)にとって
ハッピーなことではないという事を学びました。

次回も、衣替えに見る制服業界についてのお話をしてみたいと思います。
 2008/06/08 16:54  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「衣替え その1」
 5月もあと一週間で終わりですね。もうすぐ衣替えの季節がやってきます。
ユニフォーム業界で今一番忙しいのは、学生服関連のメーカーさんと
販売店さんではないでしょうか。ギリギリまで特寸対応などに追われて
いらっしゃるのではないかと思います。

 私は今この記事を書きながら学生時代の出来事を思い出しました。
私が中学一年生のときの事です。
その日は通学電車から降りると駅の風景が一変したように感じられたのです。
理由は、衣替えで長袖だった制服が一斉に半袖に切り替わったからです。
当たり前だと思っていた事がガラリと変わる。長袖が半袖に変わり、
スラックスやスカートの素材が夏向きの薄手になっただけで
色や形が大きく変化したわけではないのですが・・・。
その時の清々しい印象は今でも忘れずに思い出されます。
 衣替えって良い風習ですね。でも日本の気候風土が今と違えば
衣替えが無い国ということだってあったのかも知れません。

 近年では学生服もカジュアルな要素が広がっています。
夏服への衣替えの際には、半袖のポロシャツを採用する学校が増加傾向に
ありましたが、ここ最近の一番人気はボタンダウンの半袖シャツのようです。

次回は学生服以外の制服の衣替えについてお話いたいと思います。
 2008/05/23 18:07  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「ホテルスタッフの心づくしに感動」
 お台場で一泊した翌日は、早起きして散歩に出かけてみました。
お台場に来るといつも思うのですが、まだまだ空き地も多く、道路も歩道も広々
していて良いですね。住んでみたくなることも時々有ります。

 当日は風が強くて少し肌寒い陽気でしたので、
近場の日航ホテルさんの近辺をうろうろしていました。
この場所は目の前がすぐ東京湾で眺めがとてもよいので気に入っています。
 今日は朝一番から結婚式があるのか、日航ホテルのスタッフさん達は
式場の入口の床を念入りに拭いています。
そのうちの一人は膝まづいて床を雑巾で拭いていました。
ユニフォームの膝は確実に汚れてしまったと思いますが、
この光景を本日の新郎新婦やご両親、ご兄弟、親戚などが見られたら
どのように感じるでしょうか。
かなりの感動ものだと思います。
一生懸命働く姿ってなんて美しい姿なのでしょう。

 その後私は日航ホテルの和食レストランでコーヒーをいただきました。
こちらの店舗では和服姿の若い女性スタッフが接客しています。
和服の良さなど日常生活ではつい忘れがちなのですが
実際に着ている人を見ると、その美しさを実感できます。

 ゴールデンウイークとはいえ、頭から仕事が離れない私ですが、
お台場に来て収穫があったように感じます。
これからも財布の紐を引き締めつつもホテルという空間を利用して
さまざまな価値観を学びたいと思いました。

 スタッフさんの影の努力とサポートで挙式は大成功だったのではないかと
思います。

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ホテル日航東京

〒135-8625
東京都港区台場1-9-1
TEL 03-5500-5500

http://www.hnt.co.jp/

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 2008/05/16 14:57  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「お台場の写真展」

 先日、お台場のホテルグランパシフィックメリディアンに宿泊したのですが、
当日は早めにお台場入りができたため、ホテルに荷物を預けてから
行動する事にしました。

 ホテルメリディアンさんは立地でいうとフジテレビのすぐ横です。
フジテレビやフジテレビ主催のイベント見物のファミリーやカップルなどで
フジテレビ前には朝早くから行列ができています。
その行列の脇を通ってホテルに荷物を預けに行ったのですが、
ちょうどAIRフランスのスタッフがチェックアウトをするところでした。
私はしばしば旅先のホテルで航空会社のフライトスタッフを見かける事があるのですが
やはりユニフォームの良さは集団美なのだと実感します。
この時もあらためてそう感じました。
外国人だから更にカッコ良さもA割り増しといったところでしょうか。


 ホテル内にはGALLERY21という展示スペースが有ります。
ここで日仏交流150周年を記念して女性カメラマン(カメラウーマン?)達による
「彼女たちの視線」と題された写真展が5月25日まで開催されています。



 展示数は少ないものの、吹き抜けでとても気持ちのいい空間で
のびのび展示された作品達。
ホテル内のカフェでゆっくりとお茶してから、ふらりと立ち寄るのがおすすめです。


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ホテルグランパシフィックメリディアン

〒135-8701
東京都港区台場2-6-1

TEL 03-5500-6711

http://www.meridien-grandpacific.com/

※2008年6月1日よりホテル名が
「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」に変わります。

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 2008/05/14 09:46  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


不定期リサーチ
今年のゴールデンウイークはみなさんいかがでしたでしょうか?

私は相変わらず仕事中心で休みらしい休みもなかなか取れなかったのですが、
1日だけお台場のホテルグランパシフィックメリディアンでゆったり過ごす
ことができました。

 私はデザイン専門学校の学生時代から遊ぶ事が苦手で
どこかに遊びに行きたいとか思ったことはほとんど無くて
仕事の参考になるような時間の使い方ばかり考えて生きているのですが、
 今回も、メリディアンのスタッフユニフォームはどのようなデザインが
着用されているのか? それをリサーチするのが楽しみでした。

 ホテルメリディアンさんにはオープン当初お邪魔した事を覚えていますが
もう10周年だそうです。時間が経つのはあっという間ですね。
 スタッフユニフォームは10年の間に一度は変わったのではないかと思いますが
今着用しているスタイルは、落ち着いたとてもシンプルなデザインです。
フロントのスタッフはビジネススーツのようなイメージですし、ドアマンも
ほとんど装飾の無いスタイルであっさりしていました。


 近年のホテルユニフォームはモデルチェンジをするたびにどんどんシンプルな
方向に向かっているように感じます。
 私は格調の高さや高級感の有る特別な感じがホテルコスチュームらしくて好きです。
ホテル以外で着用すると違和感が有るようなデザインであっても、
ホテルスタッフが着用していると絵になるコスチューム。
そんなユニフォームが私は大好きです。
 2008/05/12 19:17  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


これからの学生服デザインを考える(後編)
今回が「これからの学生服デザインを考える(後編)」の最終回になります。

 前篇で小中一貫教育の件に触れさせていただきましたが、現在では
「親が子供の将来を考えて小学校を選ぶ」がトレンドになった時代
なのかもしれません。
こうなると、学校制服にはどの様な傾向が表れるのでしょうか。

 小学校入学前の児童は、洋服に対するこだわりは中学3年生に比べて
少ないわけですから、自らのファッションセンスを主張して学生服を選び
学校を選択するケースはまれなのではないかと思います。
そうなると、今後モデルチェンジを予定している小学校(小中一貫校)の学制服は
親御さんの好みにフィットするデザインが主流になると予想されます。

それでは「親御さんの好みにフィットするデザインの学制服」とはどのような
ものなのでしょうか。
ヒントは親御さんが青春時代を謳歌した1980年代90年代に流行したモノやコトに
あるのではないかと思います。
これは、今後私自身が時間をかけて調査と分析を行いたい研究課題です。

 昭和の時代を振り返ると「お宅のおぼっちゃまは、りはつそうね」という褒め言葉が
最も高い評価とされたのではないかと思います。
昔は「子供をりはつそうに見せる学制服」が親御さんにとって「最も良い学制服」
とされたのではないかと思います。

 今の時代の気分を考えると「りはつそう」と言われるよりも、お宅の○○くん
「カッコイイ」とか、お宅の○○ちゃん「カワイイ」といわれるような制服が
親御さんに喜ばれるひとつの要素ではないかと思います。
 大きくまとめると「あの学校は制服がカワイイからうちの子もあの学校に通わせたい」
と親御さんに思っていただけるようなデザインとストーリーがこれからの学制服の
モデルチェンジで重要な要素ではないかと思います。

もちろん、学制服より学校の中身が重要であることはこれからも変わらないと思います。
 2008/03/31 09:54  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


これからの学生服デザインを考える(中編)


 私がユニフォーム業界に入りたての頃は「カワイイ制服を着たいから
あの高校を受験する」という明確な意思を持った受験生がたくさんいました。
私が入社した会社は、以前から学生服の製造販売も行っていたのですが、
ちょうどスクールユニフォームの新ブランドを立ち上げるタイミングで、
私は運良く商品企画に携わることができました。

 自分の中学生時代の頃のことを思い起こすと、制服以外の高等学校情報としては、
有名大学への進学率が高いということ、甲子園の出場経験のある学校であること、
或いは全国大会に出場した等のスポーツ関連で知名度があることぐらいしか
高等学校に関する情報は持っていなかったような気がします。

 今から当時(中学生)の自分のレベルを考えれば、中学生が全国にある
高等学校の事を全て把握するのは難しいのではないかと思います。
 中学生が日常生活を営む行動範囲の中で、カワイイ制服を身に纏った高校生
の存在は、これから進学する学校を選択する上でのひとつの指標になったのは
事実ではないかと思います。

 あの当時の自分や周りの友人たちは、甲子園や特定スポーツに高い関心が
ない限りは、偏差値と興味を持った学校の校風の2つくらいしか高等学校の
選択基準を持っていなかったかも知れません。
 これ以外に学校のイメージを印象づける大きな要因がスクールユニフォームの
デザインなのではないかと思います。
 2008/03/29 13:22  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


これからの学生服デザインを考える(前編)
 前回、学校制服の企画に携わらせていただいているというお話をさせて
いただきましたが、それ以前の私はテレビや新聞で毎週のように使われている
「少子高齢化」というキーワードの中でも「少子化」という日本の現状に対して
あまり実感が湧いていませんでした。

 「高齢化」の方はといえば福祉・介護士さん向けのスタッフユニフォームの
企画デザインを行っているので、日本の現状は少しだけ理解しているつもりですが、
「少子化」という現実はスクールユニフォームの仕事に携わることで初めて身近に
感じました。
(どうやら私自身制服と関わる事で世の中の移り変わりを体感して生きている
ようです・・・)

 現在、日本の多くの学校では新入学生の確保に多くの時間と予算を費やして
いるようです。
自ら陣頭指揮を執って県内の中学校を回られた高等学校の理事長さんから
お話を伺いましたが、生徒さんを集める苦労もさることながら、教育の現場では
更に予想外の苦労があるそうです。

 私の事務所がある品川区では、小中一貫教育という考え方を推進しているようです。
この方針は個人的な意見として、小学校の選択がすでに社会人への入口に繋がって
いるように感じられます。
自分の子供をどの小学校に通わせるべきなのか親御さんもそうとう迷われるのでは
ないかと思います。私は子供がいませんので細かい事も、詳しい事も分かりませんが
たいへんな世の中だなあと思う今日この頃です。


 次回は現在の受験事情と制服デザインの関係についてお話してみたいと思います。
 2008/03/28 10:39  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「入学式シーズン到来」
 東京では桜の開花宣言が先日発表されましたね。
春もすぐそこまで近づいているようです。
 これから入学式シーズンがやってきますが、みなさんの周りでもいくつかの
すばらしい出来事が待っているのではないかと思います。
 
 私の身の回りで新しい出来事といえば、今年度モデルチェンジする2つの学校の
制服企画に携わらせていただいていることが一番に挙げられます。
 
 学校の制服企画に携わるのは本当に久しぶりです。
最近では学校の先生とお話しする機会はほとんどなかったので、今回は新たな
緊張感を持ちながらも、とても楽しく参加させていただく事ができました。
 
 入学発表の後、採寸 → 生産 → 納品とタイトなスケジュールを乗り切れるのが
学生服業界のノウハウであり、すごいところです。
 プレタポルテならまだしも、セミオーダーで個人採寸を行うわけですから
特別寸法の生産も同時にこなす対応力が必要とされます。
もしも納品が入学式に間に合わなかったら大変な事態になってしまいますよね。

もうすぐ入学式ですね。「がんばれ新入生!」
 2008/03/27 15:19  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その8」
「最近胸に残っている言葉」

 半年以上前になりますが、商社さんの担当者からこんなご意見をいただきました。
「先生、高くても売れるものを作ってください。このままじゃ制服ビジネスの
明るい未来は想像がつきません」
 数日前に海外出張から戻ったばかりという商社の営業マンの話によると、以前は
空港から1時間30分だった中国の縫製工場が、発注元であるユニフォームメーカーさん
の希望価格に合わなくなった為、安い労働力を求めて更に奥地へと3時間。
ガタガタの舗装されていない山道を通って工場に通い、やっと安定してきたと思ったら
もっと安く作れないかと言われて別の国へ飛行機で○時間・・・。
「中国だったら納期がギリギリになっても、最悪ハンドキャリーで持って帰って
来ることもできたけれど、もうそのリクエストにも答えられない・・・」

 中国も都市部を中心に年々人件費が上がっています。中国よりも更に安い
人件費で生産コストを押さえようと、アジア圏を中心にした新たな生産ラインの
開拓が活発になっています。

 最近は、合繊も天然繊維も価格が上昇していてます。工賃を抑えても原材料が
値上がりをしたのでは製品価格を抑えることは容易ではありません。
これはユニフォーム業界に限らず、様々な分野の商品や産業で起こっている現象です。
資源不足に加えて、先進国を中心とした原料の調達合戦や、バイオ燃料の開発や、
異常気象などの様々な要因で様々な原料と製品が値上がりし始めているのです。
ユニフォーム業界にとっては原油価格の高騰は最もシビアな問題で、アジア圏を
中心とした素材の現地生産・現地調達の頻度が高まり、日本国内の素材関連各社
(機屋さん、染工場さん、加工場さんなど)の衰退につながるのではないかと懸念
されます。

 こんな時だからこそ、前出の商社さんの営業マンの方の言葉が思い出されます。
「高くても売れるものをつくる」とは、高価な制服を作れという意味ではなく、
「今の制服より安くなりますから買って下さい」ではないものづくり。
今こそ、新しいアイデアと技術によって業界の活性化を図る時が来たのではないか
と思います。
 2008/02/29 12:21  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その7」
 今回は中国に進出したユニフォームメーカーと、今の現状について
お話してみたいと思います。

「販売の不振と工場の不振」

1、販売の不振
私が話を聞いた中で印象に残っている事を箇条書きにしてみました。

 ☆中国に事務所を設置したが一部の日本企業に販売できただけで、売上が
   伸ばせず採算が合わなかった。
 ☆中国にショールームを開設したが展示品のデザインを盗用されただけで、
   収益は上がらず撤退した。
 ☆中国での売上金を日本に持ち帰れないため、中国での積極的なビジネスには
   今のところ着手していない。

前回、前々回とお話したように、1990年代は中国で合弁工場を作る動きが
活発化しました。
 日本での販売が頭打ちの現状で、販売チャネルを生産地である中国国内に
見出そうとするのはごく自然な発想だと思います。
しかしながら、商習慣の違いや、代理店制度、物流網などの整備されていない
なかで様々な局面に遭遇し、潤っていないのが現状のようです。


2、工場の不振
ユニフォームは計画生産がしにくい業種と言われています。

 入学式や入社式は業界の一大繁忙期です。
制服をクライアントの要望に間に合わせるのはもちろんのこと、大型案件を受注したら
自社の工場だけでは賄いきれずに、新たに縫製スペースを確保しなければなり
ません。備蓄商品であっても、どの色が・どのサイズが・どのデザインが・どの時期に
在庫が切れるかは誰にも分かりません。予測もなかなか難しいのが現状です。

工場はいったん立ち上げたら、稼動させ続けなければならないので
工場を維持する為には他所に出せば安く済むのに、わざわざ高い工賃を払って
自社工場をまわしていくこともしばしばあります。しばしばならまだましで
慢性的になって自社では判断がつきにくくなっている会社もあるかもしれません。
設備費や維持費の他に、技術者派遣の付帯経費等も考えたら工賃が少し割高でも
商社さんに委託する方がはるかに懸命なやり方なのかもしれません。

 国内は頭打ち、中国では売上を伸ばせない。
それではこの先どの様な展開をすれば良いのでしょうか。
 2008/02/29 09:37  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その6」
 前回、1990年代は日本のユニフォーム会社の中国進出が活発で、安価な製造コスト
と大量生産により、大型案件の受注に向けた見積提案や、備蓄商品の利益確保、
カタログ商品の価格差別化戦略の打ち出しについて触れさせていただきましたが、
この流れを一言でまとめると「合弁工場を作って中国で生産を創めた」ということです。

 当初は「中国製だから縫製が悪いのではないか」など、様々な意見や感想や憶測が
ありましたが、2000年代に入ると、大手カジュアルメーカーさんの台頭の影響も
あって「中国では安くて良い品質の物が生産できる」というイメージが一般にも広がり、
いつの間にか、ユニフォーム購入希望の企業さんとお打ち合わせをしていても、中国に
工場を持っているという事自体が信用力にもつながるということが分かりました。
 当初は安かろう悪かろうと思われていた事が今では、「それなら良い」と言われる
ようになりました。自社工場(合弁工場)を中国に持っている企業なら安くて良い買い物
ができるのではないかという期待感を持っていただけるようになったからでしょう。

 しかしながら、日本国内の制服ビジネスは成熟期を遥かに通り越して衰退期に
入っていまいなかなか出口が見えない状態が続きました。
 制服代が半額になっても、それ以下になっても、もう買わないという企業さんが出て
きたのです。そうです経費削減です。希望退職、リストラ、制服の廃止です。
 制服の上得意客だった銀行や証券会社などでも制服を廃止にする企業さんが
現れて、業界でも制服廃止の危機感はますます広がりました。

 その他にも、国内製造工場の操業停止、工場の機械化・無人化、少子化など、
中国で安くて・良いもの作りを心掛けても制服の売上が伸ばせない要因はまだまだ
たくさんあります。

この先日本国内での制服ビジネスはどのような方向に向かっていくのでしょうか。
 2008/02/28 16:20  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その5」
 今回は日本企業の中国での制服ビジネスについてお話してみたいと思います。
1990年代は日本のユニフォーム会社の中国進出が活発でした。
安価な生産コストで大量生産を行う為です。
大量生産の目的は
1、別注物件(大手企業やチェーン店などの制服)を安価な見積で受注する為。
2、自社の備蓄商品の利益率を確保する為。
3、カタログ商品上代を抑えて他社のカタログ価格との差別化を図る為。

その結果、国内での急激な値崩れが始まりました。特にクライアントのオリジナル
ユニフォームを制作する別注ビジネスは深刻で、極端な話、今までワンセットで
1万円で購入していた物を「5千円で作ります」という会社が現れたのです。
更には、「デザインはほぼ変更しないで生地を変えてよければ3千円で作ります」
という会社まで出てくるようになりました。
 
 海外生産を本格的に始める前の制服ビジネスは、クライアントの要望に
合わせながら採寸、生機の生産、染色、縫製、予備在庫の備蓄、別寸サイズ
の対応など、業界独自のきめ細やかさやフォローの良さが売りだったのですが、
いつの間にか「スケールメリットで安く作れます」が決め台詞になってきた
ような気がします。
 制服というのは、社員の為であったり、お客様の為であったり、企業イメージの向上
であったり、様々な目的があって、それを実現する為にユニフォームメーカーが存在して
いたのだと確信していたのですが・・・。

当初書こうとしていたこととだいぶズレてきたので今日はこの辺で終わりにします。
 2008/02/27 19:24  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その4」
 今回は日本国内の制服(ユニフォーム)ビジネスの市場規模から
お話ししてみたいと思います。
 現在は年間で推定約4,000億円と言われています。
この数字はバブルの最盛期が5,800億円市場と言われていましたので
約6割まで売上が縮小していることになります。
 企業の経費削減の影響を受けてユニフォームの海外生産が主流となり
その結果、販売枚数が伸びても利益と売上が伸び悩んでいるのが現状です。

 スポーツアパレルの分野と比較してみると国内出荷市場規模は約4,700億円
ですから、制服ビジネスもスポーツウェアに次ぐ一大産業です。
 スポーツウェアはアディダスやプーマやナイキといった海外ブランドが
マーケットシェアの大半を占めるのに対して、制服の海外ブランドのシェアは
全体の5%にも満たないと推測されています。これは日本の制服ビジネスが
世界で最も成熟しており、機能性と品質に関しては世界最高水準だからです。

 私が制服企画の仕事を通して感じることは「日本人は制服好きだなぁ」と
いうことです。学校、職場、飲食店、複合施設やデパ地下に至っては数十店舗の
物販店が数十種類の制服を着用して接客しています。
 これは韓国でも近い状況で、今後は急速な経済発展と共に中国でもますます
制服によるCI(コーポレートアイデンティーティー)の打ち出しや、同業他社
との差別化など、単に作業服として制服を採用するのではなく、イメージ戦略の
一部として、制服の効果的な活用方法が確立されていくことと思われます。

次回は日本のユニフォーム企業の中国進出についてお話してみたいと思います。
 2008/01/31 11:13  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その3」
  近年の中国制服産業は、都市部のサービス産業を中心に、接客業の制服や
縫製工場や自動車工場の作業服など「仕事着」としての制服の概念が普及して
ここ数年で急速に発展しており、一つの巨大な産業群となりつつあると発表
されています。
  中国国家労働・社会保障部の統計によると、2006年末時点の就業者数は
7億6,000万人に達したそうで、膨大な就業者を擁するということは、
ビジネスユニフォーム市場も巨大であることを意味しており、長期的にみれば
制服ビジネスは、中国のアパレル産業の中で新たな成長分野として有望視
できると考えられます。

  しかしながら、中国の急速な経済発展の影で私たち外国人は、古い体制が
今でも続いていることを忘れがちです。中国では国営企業が多く、従業員数を
多く抱えているのは国営企業で、警察官や銀行員など、企業が制服を大量発注し、
着用しているのは国家公務員にあたる労働者なのだそうです。

  民間のアパレルメーカーが制服ビジネスに参入したり、あるいはユニフォーム
メーカーが国営企業の制服の入札に参加して大口案件を受注することは容易では
ないようです。
  その中でも、航空会社は海外とのサービス競争にさらされている業種なので、
海外の航空会社を意識して制服のデザインもセンスの良いものが採用されている
とのお話でした。
  今回来日した中国側のスタッフの印象としては「日本の航空会社、鉄道員の
制服はなかなか良い」とのことでした。

次回は日本のユニフォームビジネスの現状から中国の今後の展開を予測して
みたいと思います。
 2008/01/30 21:01  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その2」
 前回は、中国ネタのつもりで書き始めたのですがついつい日ごろから
感じているサッカーのユニフォームに対する厳しい意見を書いてしまいました。
今回からは本格的に「中国制服(ユニフォーム)ビジネス」に関する内容を
書き綴って参りたいと思います。

 先日、中国の大手アパレル企業の幹部が来日しました。
私は社長を紹介されて、日本の制服ビジネスの現状と中国の制服ビジネスの
展望についてお話させていただきました。

 私は一般知識として、制服ビジネスにはクライアントの要望に合わせてデザインする
別注(オリジナルデザイン)と、独自の商品カタログを制作して1枚から
販売する定番(備蓄商品)があり、現在の中国制服業界は個々の
クライアントの要望に合わせて制作する別注が大半だが、今後は日本のように
カタログ商品の販売が主流になり「カフェ&レストラン」や「白衣」や
「学生服」や「作業服」などのある業種に特化した専業メーカーが台頭する
時代になるので、作業特性や素材特性を絞り込んだ特定業種向けの商品開発を
行うべきではないかというお話をさせていただきました。

 現在中国でも学生服はかなりファッション性が高くなってきているようです。
日本も韓国も、中学校や高校の受験に対して親も子供も非常に熱心です。
中国も一人っ子政策が長期間続き、両親や祖父母が子供を大切にかわいがり、
子供の教育に関しては、今後ますますお金をかけて真剣に取り組んでいく
ことと思われます。
 私は日本でのこのような事例をお話させてただきました。
ある高校の制服がモデルチェンジした途端に、一流大学への進学率が高くなった。
「高校に進学したらおしゃれな学生服を着たい」と思う中学生が大勢受験に集まり、
学校側は優秀な生徒を大量に採用することができたのです。
 日本では中学校と高校の90%以上が学生服を採用しています。
学校側が指定した制服を3年間着なければならない。どうせ毎日同じ制服を着るならば
少しでもおしゃれなものを着たいというのが若者の心理なのです。

 現在、中国の人口のうち16歳以下の人口は3億人強、国内の全人口の4分の1を占め
るそうです。日本と同様に中国国内の都市部を中心に益々ファッション性の高い
スクールユニフォームの需要が高まると推測されます。
 2008/01/24 10:17  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「これからの中国制服(ユニフォーム)ビジネス その1」
 今年はオリンピックイヤーですね。個人的にはまだまだ実感がわいていませんが、
新聞や雑誌やテレビで北京オリンピック関連のニュースが多くなり、いよいよ開幕が
近づいていることを感じるようになりました。
先日、日本チームのユニフォームも発表されました。
代表選手の活躍が期待されます。

 私のオリンピックの一番の楽しみは世界各国のユニフォームが
一同に集まるところです。
その中でも、開会式には特別なものを感じます。
色も形も様々ですが、特に民族性を際立たせたユニフォームの中には
「よくぞこれを採用したな」というような感動的なデザインもあります。

 サッカーのユニフォームはカッコイイとは思いますが世界的な大会は
近年、商業的になりすぎてしまっていることをとても残念に思います。
色や形が違うから個性が出るのに、メーカーごとに形を統一してしまうのが
何ともつまらない。
スポーツメーカーさんの数が、出場チームと同じ数だけあれば
すべてのデザインとカラーリングが違って、きっと個性的で
面白くなるのではと思うのですが、いかがでしょうか?

 2008/01/19 22:21  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「空弁売り場に最適なユニフォームとは・・・」
空港で売っているという「空弁」なるものに以前から興味がありました。
いつもだいたい時間に追われていて買う機会がなかったのですが、
先日やっと購入できました。こちら、880円のお弁当です。


羽田第一ターミナルの2階の空弁コーナーで売っていた
地鶏のお弁当です。

お弁当というと味付けが濃いイメージがあったのですが
こちらは上品な味付けで、それぞれ少しずつ楽しめるので
女性にはちょうどいいのではないでしょうか?
また、機内で食べても周りの方に迷惑になるような
香りの強い食材が入っていない点にも関心しました。

空弁売り場のスタッフユニフォームをチェックしつつ
おいしそうなお弁当を選んでいたのですが
他の売り場と代わり映えがないユニフォームでした。
空弁には空弁の売り子さん向けの最適な制服があるのでなないかと
ふと思いました。
イメージはドキドキワクワクするような感じでしょうか。
キャビンアテンダントやパイロット風のコスチュームだったら
話題性があるかもしれませんね。
 2007/12/26 21:20  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


「東急ストアのサンタさん」
もうすぐクリスマスですね。
最近は、青色発光ダイオードの発明のおかげで
街中が美しいブルーのイルミネーションで溢れていますね。

今日は都内の東急ストアさんで久しぶりに買い物をしたのですが
なんと店員のみなさんがサンタさん!
とは言っても、いつものチェック柄のシャツとエプロン姿で
サンタキャップを全員が被っているのがポイントです。
(赤い三角形の帽子の先に白いボンボンが付いている物)
スタッフは40代、50代のお嬢さんが中心です。
私はこういう演出は大賛成です。拍手です。
「東急さんも最近はいろいろなことをするんだんだなー」と
感心しました。

でも、自分の家族がサンタキャップで品出しやレジ打ちをしていたら
ちょっぴりはずかしいかも・・・
自分の母さんが働いているイメージを思い浮かべてみました。
あっ、OK。絶対にお茶目でカワイイと思う。
あら困った、涙が出てきた。

ユニフォームはみんなでいっしょに着るから良いのです。
そう、一人ではちょっと抵抗があっても、恥かしいと思っても
みんなで着るから楽しいのです。
ちょっとした演出ですが私は楽しい気分になりました。
涙が止まらなくなりましたが、楽しい気分になりました。
 2007/12/20 21:08  この記事のURL  /   / トラックバック(0)

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