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2016年 まとめ

今年の締めとして、
私が個人に印象深かった出来事を3つのキーワードでまとめ、私見を交えてメモしておきます。


Memo:
1【データ駆動社会】
2【個客起点】
3【シェアリングエコノミー】
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1、【データ駆動社会(データドリブン)】のインパクト

Iot、ビッグデータ、AIによる解析が加速する社会の下、
「全ての商品・サービスはデータ解析を経たうえでデザイナーに託される様になる」が課題意識です。

もしデザインにもデータ分析の手法を取り入れる必要に迫られたなら、その時は「プロダクトデザイナー」の定義が変わる、または新しいスキルセット(技能の組合わせ)を備えた新しい職業が生れるはずだと考えています。
「創造力が勝負」は絶対正しいと信じていますが、その前に越えなければならない壁があるとも思います。

それは”データ解析の技術や知識を理解することが先”であるという点。
「人間の創造力」が勝負となるのはデータ解析手法が普及した後のこと。

新しいスキルセット(技能の組合わせ)の内訳はその辺りにあると考えています。



2、【個客起点(カスタマーファースト)】

社会インフラが変化すると、その上で生活する私たちにも影響があるはずだと考えます。
「個客起点」は変容する生活者にあわせて企業が自己変化するための手段なのかもしれません。

会員の購買行動などデータ解析によるCRMはアマゾンやCCCで体験できますよね。
これは今の個客起点。そして未来の個客起点はもっとえげつない。

Iotのもと、キュレーションやSNSなどの囲い込み技術が革新を続けると市場は寡占化すると想像します。

受け手みずからの意思(行動)によって絞られた情報のみが届き、その他の情報からは縁遠くなる世界。
一旦囲い込みが完了するとその体系の中に参入することは難しく、その他全ての商品・サービスはお金を支払ってその中で商売させてもらうか、自力で体系を創るしかない。
でも新たに体系を創るにはコストがかかる。
「さてあなたはどうしますか?」と問われているような気がしています。



3、【シェアリングエコノミー(交換・共有により成り立つ経済)】

市場規模は今後約10年で34兆円(全世界での試算)にまで成長。その速度は2013年を1とすると12年で22倍になると聞きました。

シェアリングエコノミーの雄 UBER成功の鍵と言われる幾つかの要因の中で、私の印象に残っているのは以下の4つ。
1.「サービスの提供者と利用者がお互いにレビューしあう」という評価制度と
2.オンライン決済の仕組みが結びつき、
3.信用・安心の壁を取り去った(低く感じさせた)、
そして何より4.圧倒的に安く提供される理由(使っていない空間・時間・モノ・技術の利用)。

これら要因は社会の総意だったのではないかとさえ思います。

今後シェアリングエコノミー拡大によって、様々な概念が変わる気がします。
その中でも私は「時間の概念が変わる」ことによる商品・サービスの変化を眺めてゆこうと思います。

2016.12.28記
koyama
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ファンシー・ループ素材【拡大】20161226

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ファンシー・ループ素材【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年12月07・10日(49週)
気温:10度晴れ・11度晴れ 14:00〜15:00
母集団N:48人
標本数(n):8人





回は素材トレンドの考察です。
ファッションのデザイン化(意匠化)はあらゆる領域に広がっており、形状(シルエット含)のみならず、色柄、素材にも見られるようになりました。

最近増えたな・・と感じるのはブークレやリングヤーンなどの「ループ系」素材使い。そしてフェザーモールやシャギーなど「長い毛足」の素材使い。
原料は「合成繊維」の方向に向かっていて、テキスタイルは「ニット風味」に向かっているイメージです。

適用アイテムはロングコート、ガウンから、
ブルゾンやパーカーなど着丈の短いアウターへと広がってきました。そして新たにショートジャケット、カラーレスジャケットなどが加わり、今も着用者層の幅を広げながら進化の途中にある様に見えます。





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カラーコート【登場】 2016/12/20

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カラーコート【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年12月07・10日(49週)
気温:10度晴れ・11度晴れ 14:00〜15:00
母集団N:48人
標本数(n):4人





ートのデザイン化(意匠化)が進んでいます。
また昨年と比較するとトレンドは分散化・細分化している様に感じます。

例えばファーのコートがトレンドだというメディア情報があります。
しかしシルエットや着丈、ディティールなどその中身は非常にバラエティ豊かで、街のリアルと自社の販売実積とを比較してみると、そこには ”違い”があることと思います。
情報間に ”違い”があること自体はあまり気にしないのですが、その ”違いの大きさ”(開きがあること)に注目します。

私達はそういう状況下に生きている・・・現実を再確認しておきたいと思います。


さてそのような背景を押さえた後、
今回は「カラーコート」をテーマにしてみます。

コートのデザイン化(意匠化)には、幾つかの切り口があります。
1.ビッグシルエットに代表される「シルエット変化」。
2.ムートン、毛皮、ループヤーン使いなどの「素材変化」。
3.カラーレス(衿なし)、ダッフル釦使いなどの「ディティール変化」。
4.そして今回のテーマである「カラー(色もの)」です。

実際は1〜4の要素が絡み合い、着用者の”尖がり度合い”によって様々な着こなしが見られます。

今回の代表的カラーコートルックは、赤いダッフルコートのトラッドガールです。写真掲載はしないですが、別日に撮れたタータンチェックスカート+ふわふわニットと合わせた英国調の着こなしが新鮮に映りました。




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ファー素材の帽子【登場】2016/12/13

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ファー素材の帽子【登場】
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[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年12月07・10日(49週)
気温:10度晴れ・11度晴れ 14:00〜15:00
母集団N:136人(48+88)
標本数(n):7人





ェイクを含めて毛皮トレンドが拡大傾向にあるようです。今回チェックするのは「ファー素材の帽子」。
男女共通トレンドでして、撮影した136名中 7名存在していました(女4 男3)。

今シーズンのファーを使ったアイテムを、ストリート調査上で順を振り返ってみると、
1.ファーサンダル→
2.ファーベスト→
3.ファージャケット→
4.ファーコート、そして今回の
5.ファーの帽子 という流れになります。

形状は
コサック・キャップ、
飛行帽、
ロシア帽、
ベレー帽を確認。

ムートン・ボア素材は未確認です。
来シーズン、グッズ・ウエアの部分使い含めて多くの領域で ファー使いは継続すると思われます。





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ソックスコーディネート【拡大】2016.12.06

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ソックスコーディネート【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年11月29・30日(48週)
気温:16度晴れ・10度晴れ 14:00〜15:00
母集団N:78人
標本数(n):25人







ッグファッションが復活傾向にあるようです。
今回注目するのは「ソックス」。
分析対象者全体の32%がソックスコーディネートでした。

ソックス丈につきまして、以下2種類に集約されます。
1.アンクレット(くるぶしまでの短い丈)・・48%
2.クルー(13〜15cm丈)・ロークルー・・40%
その他・・12%

チェックポイントは、「くしゅらせて履く」着こなし方です。
ソックス着用者全体の8%存在しておりまして、
「クルー」をくしゃらせて「ロークルー」で履くというイメージであります。
さらに「その他」のくしゅらせて履くソックスも加算すると、比率は約20%にも上昇します。 (「その他」内訳:レッグカバーやハイカットのくしゃらせ履き)

「ライン入り」のソックスは2017年春に拡大を予測しておりますが、現在8%。

「デザイン化するファッション」に対してソックスは「フリル付き」デザインがみられました。タイツの上に履くソックス「ソックスレイヤード」もこの範疇かもしれません。

本格的に調査するとまた違った結果が出るのかもしれませんが、今回は街の現状をちらり覗いて見るに留めます。





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プロフィール

小山 隆(こやま りゅう)           ブランドディレクター、デザインデータアナリスト。定点観測で変化をキャッチし未来デザインに落とし込む独自のアルゴリズムを開発。クリエイションxデータ分析で強い商品を産み出す仕組みづくりに貢献します。原宿定点観測歴20年。
リサーチ&デザイン東京 代表

http://www.shibuden.biz/

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