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上海と原宿のファッション比較レポートです。
今回のテーマは 「ビッグTシャツ」。
背景:
業界トレンドとしてのビッグシルエットがあり、コレクショントレンドとしての裏付けを得て、今後どのように成長してゆくのか?
ひとつのキーワードとなるのが ”シンプル化”。
2012年5月の原宿ストリートと、2013年4月の上海ストリートを比較してみました。
都市間のトレンドには時差がありギャップを埋めることが私の役目です。
上海の撮影地は、富裕層やファッション層の買い物スポット。
中国進出を考えている日本のアパレルにとっての、想定ターゲットとなるでしょう。
ファッションピラミッドの上層部にあたる人種としてご覧ください。
共通点:
両者のビッグTシャツ・ルックにはいくつかの共通点がありました。
「ホワイト」「マニッシュ」「ショルダーバッグ」「コンサバ系のファッションタイプ」
留意点:
上海のファッションタイプはコンサバエレガンスが主流です。が、特有の強い個性が存在しているようです。
シンプルというよりデコラティブ、コンストラクティブ。
フェミニンというよりはセクシー(語弊がありますが)。
そのようなファッションの基礎の違いを理解したうえで、継続的に分析しなければなりません。
一筋縄では行かなさそうなところがとても面白いと思います。

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回数で言うと約1.5か月に1度の頻度で上海出張に出ています。
そしてとにかく街や商業施設を歩きまわり、見て回り、考え、分析をしています。
回数と物量で、まずは体でこの地を覚えようとしてきました。
この地に住まう人々の大胆さにも、ほんの少しだけ慣れてきたかなと思っていたところ、そんな気持ちを覆されることがありました。
「ああ、オレまだまだだな」と感じた瞬間の写真でございます。
油断ない感じで歩いていたところ、前方の風景に異変。
何だろう?と思っていましたところ、ガードレールが大胆に破損していました。
交通事故があったようです。が・・・

題名:”ザ・ほったらかし”

ガラスを踏み飛ばしながら車が通過してゆきます。
歩道を歩く私に向かって、ガラス片が飛んできました。
後ろからは普通にバイクが突進してくるし、前からはガラス片が飛んでくる。
なんてデンジャラスな歩道なんだろう。
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グローバル戦略がなぜ必要なのか?
我々デザイナーもこの事について知らねばなりません。
世界競争の中で生きてゆくための入り口であるからです。
まずは入口をくぐってみること。
我々には”人口の波”から見えてくる未来の社会像があります。
アジア戦略は待った無しの状況にあることは周知の事実。
私は1人の日本人デザイナーとして、
世界経済の波に生きてゆく覚悟をしました。
そして実際その中に居て周囲を見渡してみると、
今まで見えていなかったことが見えてくる。
知っているようで、知らなかったことがあります。
「根底を理解していない”分かった”は、分かったことにならない。」ことが分かりました。
なぜなら、分かっていない=間違ったデータで、
間違ったデータから導き出される結論は100%間違っていると思うからです。
私の強みはブランディングを主軸とし、マーケティングを企画組織に取り入れること。
プロダクトアウトとマーケットインのベストマッチングにあります。
このセミナーに私は参加することはできませんが、
山中先生の第2講座 「現地で「いける」商品はこれだ」
から、以下のメッセージを受け取って頂きたいと考えます。
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・東京・上海・シンガポール3都市ストリート調査報告
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豊富な写真とコメント。2都市間の比較リサーチ・レポートで
具体的な ”差異”があぶり出されています。
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・アジア包括戦略にむけた商品企画のポイント
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分析レポートをもとに、商品企画部門の目指すべき方向性を示唆。
「グローバル戦略セミナー」は、以上の理由から
アジア系プラットフォームビジネス型企業のセミナー内容とは明らかに異なります。
日本の側に立ち、ブランド戦略の頭脳を再構築する試みだと思います。

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注目アイテム【 ジャケット 】
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メンズ・トレンドチェック
ジャケットのカジュアル化が進行中。
2013年春はジャケット復活の年となりました。
無地系が主流で、デザインはブレザーが最新トレンドでした。(そしてこれからも拡大すると考えています)。
その様な状況下で、プレッピーテーマの中から”チェックジャケット”が目新しく映ります。
着用者はまだ少数。
シャツの代わりに軽く羽織れるタイプが良さそうです。
2014年も継続する可能性の高いアイテムとして、
”シャツジャケット”をメモしておきます。
シャツジャケット拡大の予測:
シャツのアウター化が進んでいます。
理由はシャツの「ディティール変化」と「素材変化」トレンドの折り返し地点到来。
2013年春、低価格品ゾーンにまで麻素材が浸透し、今後の差別化か検討課題になります。
解決策としてのアウター化で、価値を高めようとする圧力が働く。
という企業都合が垣間見れます。
また、
「無地ファッション化」の波に対応するため、
新しいシャツの切り口が必要になります。
素材での差別化、ディティールでの差別化が飽和した状況にあって、
シャツというアイテム枠から飛び出すデザイン・アプローチは有効であると思います。
データ:
2013年4月04日(木)18℃ 晴れ
2013年4月05日(金)21℃ 晴れ
2013年4月09日(火)21℃ 晴れ
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