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杭州レポート 2013.08.28



デザインの仕事で、杭州のアパレルを訪問しました。
今回は2度目の訪問で、初めての高速鉄道でした。
虹橋駅から杭州東駅まで、1時間弱(50分程度)。
移動時間を使ってこのテキストを書きましたので現実感が満点であります。





杭州東駅はまだ未完成で、中国一の大きさ(面積)を目指しているとのことです。
ちなみに、ロビーは写真の2倍あります。








駅からタクシー乗り場へ、歩道に沿ってデカイ氷ブロックが並ん
でいる絵。扇風機の風を当てています。クーラー代わりだね。
タクシー待ちの行列は50mくらいあり、乗車までに20分くらいかかりました。




アパレルに到着、敷地内に物流施設、社員寮、本社があります。
杭州東駅から車で40分くらいの立地。




商談後、新店舗に視察へ。
通りに沿って、PB、MB、森馬などヤングメンズの主要プレーヤーが揃っています。

この一帯だけ突然アパレル店が路面で並んでいることが不思議で理由を尋ねてみた。

この地の近辺には大学が10数校あるらしい。
学生がターゲットだ。ここは市内から車で1時間弱に位置する学生街。交通の便は日本と比べると当然良くない。最近、近場で買い物を済ませたいというニーズが生まれてきた。

今回は夏休み期間中で人は少なかったのですが、ディレクターにとっては格好の調査環境になりそうだなと思いました。
リアルターゲットの集中する、デザインの実験室みたいなイメージです。しかも、2〜3級都市。





企画部門責任者の話しによると、彼等は昨年のデザインには見向きもしない上に、トレンドが狭く集中する傾向があるから、マーケティングは重要。
売れ筋のデザイン一つを取り上げて、そこからバリエーションを広げるMDを作る。これが一つのセオリーです。
日本と違うのは、ローカルトレンド色が極めて強いことです。日本に居て中国で売れる商品を計画的に作り上げる事は不可能。
短サイクルで売れ筋が集中するから、デザインは早期発見早期撤収が高付加価値の源泉となります。
あたりまえですが、、、




また少し別の角度から眺めると、
創業時の中のマーケティングも大事ですが、もっと大事なものはビジネス設計だと感じます。ここにはセオリーが無いからです。正確に言うと、私達の知っているセオリーが通用しない異次元に居るんだという認識でしょうか。
ですから、何も無い状態から、自らのちからで自分達のセオリーを築き上げねばなりません。
しかしながら時間は有限であります。
何かしらショートカット出来る所があるのならばお金で解消出来ればそれに越したことは無いと考える経営層が居ても不思議はありません。




このことは何も日本のアパレルだけに限ったことではありません。中国のアパレルにとっても同じことが言えそうです。
優れたクリエイターであればクライアントは多国籍であります。
こんなこと、世界ではあたりまえなのでしょうが日本のデザイナーには未だに当てはまりません。
出来ない理由が解っているならば、出来る理由に変えることだって出来るはず。
よっしゃ、ワシがやろうじゃないの!
あらためてそう思った出張でした。



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プロフィール

小山 隆(こやま りゅう)           ブランドディレクター、デザインデータアナリスト。定点観測で変化をキャッチし未来デザインに落とし込む独自のアルゴリズムを開発。クリエイションxデータ分析で強い商品を産み出す仕組みづくりに貢献します。原宿定点観測歴20年。
リサーチ&デザイン東京 代表

http://www.shibuden.biz/

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