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MDの右脳と左脳を見直す
〜”0からブランドを見直す〜


【MDの右脳と左脳を見直す】



今やMDに期待されることは多岐に渡っています。


MDの右脳を想像してください。
・・・・商品企画ではブランドの感性でイメージをどのように
商品に反映させるかをデザイナーと考えるのです。


閃き、感性、イメージ、など商品を通じて伝えることの
ディレクションを出すのです。

他のブランドのデザインのパクリではいつまでも
独自性が生まれないことはすぐに気付きます。




良く言えば「商品のクセ、好き嫌い」を
こだわりというテーマで考えるのです。


ローラアシュレイのプリント柄は
好き嫌いに捉われずにあるテイストがあります。


これは決して売れ筋追いではなく、
この花柄を見たら、ローラアシュレイだ!とかリバティーだ!
という視覚感性があります。

そのクセ、特徴、独特のイメージがファンにとっては
大切なのです。







一方では左脳でブランドを論理的に分析、戦略化することを
求められます。

顧客ターゲットの分析や動向
ビジネスの数値的な動きから将来的なメリット、可能性を
経営者や投資家にプレゼン説得をするのです。



例えば、そのブランドにとってのパワーアイテムの開発があります。

モンクレール、タトラス、ノースフェイスなどのダウンジャケットは
ブランドの代表商品でもあります。

ダウンやフェザーなど原料やデザイン、縫製など細部にわたる
こだわりが認めれられることで、商品の価格が高くても売れるのです。

女性の外反母趾専用のハイヒールブランドがあります。
ハイヒールを履く女性が少ないこの時代に
さらに外反母趾の人向けに研究した独自の商品開発です。



価値があるからこそ価格が高いことを評価されるのです。

企画して売れないからといって、すぐに価格を下げるのではなく
我慢に我慢を重ねてブランド価値を認めさせる不断の努力の賜物なのです。

通りすがりの衝動買いの顧客ではなく、
情報を伝達し、価値を共有してくれるファン信者を開発するのです。

それに対する投資、マーケティング、集客などビジネスの
根本を合理的に理性的に戦略化することを求められてます。



MDの良し悪しや求められていることは会社の歴史や価値観
風土によって異なります。

しかし、消費者の情報収集がスマホから始まる今日
昔のマスメディア信奉では集客が出来ません。


商品の価値観を開発するのはMDの使命です。
ブランドの価値観を開発するのはMDのもっと求められる使命になっています。

0からブランドを見直すのは商品でしょうか? 
ブランドのビジネスなのでしょうか?




 2017/10/16 03:25  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MDの可能性と価値観を見直す−2
〜”0からブランドを見直す〜



外部の人間はMDに何を期待しているのか?
だいたいMDって業務は何?と分からない職種なのです。


多分、外部の投資家、銀行関係、株主、ファンドなどの人たちは
会社のバランスシートしか興味がないと思います。

数字だけが信じられるからです。

でもアパレル企業の投資家や金融関係の人たちは
住宅業界、食品業界、機械業界などとは異なる期待があります。

それはファッションビジネスという”数字では表現出来ない曖昧な夢”です。






バランスシートや損益分岐の数字は過去の分析と結果です。

将来を数字で理解するのは事業計画、売上計画、
などイメージが湧きにくい項目なのです。





彼らはMDから何を聞きたいのでしょうか?


なぜ、そのブランドが市場で評価されているのか?

なぜ、新しい信者ファンが最近増えているのか?

なぜ、イベントやキャンペーンにアクセス数が異常に多いのか?

なぜ、リピート客が他のブランドより多いのか?

なぜ、異業種からコラボのオファーがあるのか?

なぜ、新入社員や売り場スタッフがそのブランドを担当したがるのか?

なぜ、多くのデベロッパーから売り場のオファーがあるのか?

なぜ、ブランドサイトにアクセスが桁違いに多いのか?

なぜ、そのブランドのプレゼント企画に多くの顧客からの申し込みがあるのか?


等々、数字では分からないストーリーを聞きたいのです。

経営者や役員からではなく、ビジネスの根幹である
商品を担当している現場のMDから聞きたいのです。

熱っぽくブランドを語るMDに
ビジネスを賭けてみたいと思わせるのです。

ビジネスのプレゼンテーションで
このブランドに賭けてみたいと思わせるのです。


もしかしたら、MDの一番の仕事は
良い商品を作ることではなく
良いブランドを創ることではないでしょうか。。。

 2017/10/07 01:16  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MDの可能性と価値観を見直すー1
〜”0からブランドを見直す〜


【MDの可能性と価値観を見直す−1】

昔のアパレル企業でのMDの業務とは、デザイナーやパタンナーとのデザインや商品のクリエイティブ業務をこなしていればよかったのです。

ところが生産拠点の90%が海外となっている現在は、企画業務はコストと時間との勝負に比重が高まって来ているのも事実です。

さらにIOTの視点から戦略がインターネットの合理的な活用がビジネスの大前提となっています。





当然のことに商品クリエーションだけに注力を注いていればよかったMDが、ブランドのマーケティング戦略の中で、宣伝販促にまでブランドのメッセージ発信などのマーケティングクリエーションを求められています。


ブランドの価値観や価値観を見直すことで、国内外の異業種に向けたライセンスの可能性も検討すべき業務となっています。

物品の売上利益だけではなく、ブランド企画というソフトのライセンス利益もその可能性を検討するに値するMDの業務になって来ているのです。




 2017/10/02 03:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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