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見せる企画と儲ける企画
〜新人MDの実践&好奇心〜
【見せる企画と儲ける企画】



Brandとして商品企画をするために二つの考え方があります。
それは「魅せる商品」と「儲ける商品」を企画の意志ををもって実践することです。

シーズンに100品番、200品番を企画するBrandの企画を担うMDやデザイナーにとっては、企画するすべての商品が大ヒットし、利益をもたらす儲ける商品を企画するために注力を注いでいるはずです。

しかしながら実際は展示会などでの受注不足があり、生地ロット、プリントロット、生産ロットなど生産効率を考慮して企画中止や生産中止となる品番も少なくありません。

数字(利益)に追われている企画担当者にとってはロスやリスクがある商品企画を進めること自体問題であると早々にキャンセル、中止を決断するものです。

実際の業務では3〜7%の商品企画がなんらかの理由で売り上げに貢献できない状況にあります。 そこで最初からその3〜7%の商品企画を売上げ目的ではなく、、、、
・デザインアイデアの提案企画
・常識を覆す発想企画
・話題性がある素材企画
・カラーやプリントなど意匠面でのチャレンジ企画

などプレス広報や展示会での話題企画や雑誌やメディアに差別化としての売り込み企画などを意識的に作ることが出来ます。

もちろん意識的な提案/チャレンジなので最初から量産はしないことが暗黙の了解となります。

100品番として3〜4品番に本来の発信型差別化企画を考えることはMDにとってもデザイナーにとっても重要なことです。 売上げを期待しない分、目立つアイデアや本来のBrandとしてのこだわりを存分に企画することが出来ます。

100分の3から7の商品企画なのです。
このようなチャレンジが将来Brandのパワーアイテムが生まれる元となります。

儲ける商品と魅せる商品!

少しだけ発想を変えてはどうですか?
 2017/03/31 01:47  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

デザイナーと企画MDは右脳と左脳のパワーバランス
〜新人MDの実践&好奇心〜
【デザイナーと企画MDは右脳と左脳のパワーバランス】



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右脳でクリエイトや感性中心に置くデザイナー(クリエイティブ・ディレクター)と左脳で数字やオペレーションの論理中心に置くMD(マーチャンダイザー)とは対極にあるようですが、役割において相互補完関係にあります。

特に実積がある長寿ブランドの場合、経験と実績が圧倒するブランド主(ぬし)のようなデザイナーとフレッシュな若いMDとの組合せ。右脳が左脳をリードしようとします。

数字と企画実績で経営層からの信頼があるMDと新たな感性で臨もうとする若いデザイナーとの組合せ。左脳が右脳をコントロールしようとします。

・・・この凌ぎ合いがどうなるか?などは実務に携わっている方々には思い当たることがあると思います。

ほとんどの場合、この右脳と左脳のパワーバランスは如何ともし難いのです。
デザイナーは常に新しいアイデアを商品化することに、感性を研ぎすまし、チャレンジをしようと試みますが、売上数字がチラつくMDや営業担当者の声高な意見に押し切られる場面に遭遇します。

ブランドの刷新、原点回帰、新しいターゲットへの挑戦など商品企画でブランドを変えようとつい意気込んでしまいがちです。競合や市場の企画の動きを少しでも反映させようというクリエーターとしての使命感です。

MDもそんなデザイナーの悶々とした気持ちを十二分に感じつつ、実積と検証にもとづく商品企画構成に頭を悩ませます。
共通する 問題点は過去の経験値と実績が「決めつけ」になってしまうのです。
特に実積のある人ほど「それは過去に失敗した」「これは無理、出来ない」「そんなことは意味が無い」などと否定から入る"ネガティブ分析官"が少なくありません。

会社や組織では結果から物事を判断するためにどうしても逆算の論理に
なります。そのような近視眼で捉えない為には、俯瞰してお互を共有することです。
右脳のデザイナーはクリエイトのポイントを絞り込んでMDに説明し、左脳のMDは数字の組み立てをデザイナーに説明できるかです。

それ以上は勇気を持って相手の領域に立ち入らないことがコツです。
その為に仕事の役割分担を「ブランドを視覚化する」ことが理解する上で重要になってくるのです。
私が提唱している「ブランドバイブル」は視覚でイメージを伝え、視覚で戦略を理解し、視覚でビジネスを運営することです。

人は視覚と脳で納得するとスッキリするものです。

人間関係で煩わしい思いは誰しもしたくないのですが、真の補完関係はお互いをプロフェッショナルとして尊重出来る・・・ではないでしょうか。
 2017/03/14 01:46  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

シーズン企画の業務フロー
〜新人MDの実践&好奇心〜
【シーズン企画の業務フロー】



仕事が出来るMDの特徴に「スケジュールの管理能力」がlあります。

とかく没頭しがちなクリエーター(デザイナーやパタンナー)に対して、いつまでにどの段階までのデザイン画を作ってくれ!・・・という時間軸と仕事軸の両方のマネージメントをするという業務が出来るか否かは才能なのです。

人はスケジュールが狂うとイライラするものです。
自分のミスや部下の認識不測でメーカーさんや原料担当の会社の方々とのコミュニケーションミスが結果として、店頭でシーズン展開ができなくなるリスクがあることを俯瞰的に理解しているのです。

Brand利益のミスはスケジュールのミスから生まれることが多くあります。

デザインが決まらなかったので、パターンが出来なくなった!
デザインが変更になったので、コーディネイトが変わってしまった!
展示会サンプルが間に合わなかった!
発注が遅くなったので、原料が遅れた!
生産が遅れたので、仕入れがズレた!
仕入れ納期が遅れたので、店頭への配送が遅れた!
店頭での展開が遅くなったので、売り時期を逃した!
店頭での展開が少なくなると、上代での消化率が下がる!

Brand利益を稼ぐ商品利益の大きな要因は「デザイン」「価格」と運営のスケジュールが影響していると理解しているマーチャンダイザーこそが利益意識の根源なのです。

商品の感性にこだわるMDと運営を重視するMDこそ真の「のセンス(感性)とロジック(数字と理論)」の実践者なのです。

企画を作る才能と運営の努力が次世代のMDにとって、基本中の基本なのです。



 2017/03/07 01:37  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

変化するマーチャンダイザー(MD)の役割
〜新人MDの実践&好奇心〜
【新人MDのブランドバイブル】

変化するマーチャンダイザー(MD)の役割


本来のMDの業務は商品企画を向上させて発注から仕入れに至るまでのマネージメントと理解されてきました。良い商品さえ作れば売り上げがあがるという認識からです。

ところが、不況続きでネットを始めとした生活の仕組みが大きく変化してきた現代では「売れない理由は商品企画が悪いから」という単なる”商品悪人論”から、Brand価値を向上させるために商品を含むブランディングが消費者へのメッセージとして重要だと多くの企業が認識しています。

そこで商品企画を発信するマーチャンダーザー(MD)がBrandの仕掛け、仕組みを新規流通や異業種へのプレゼン力を求められます。



ブランド力をアップさせるためのマーケティングにMDが重要な役割を持っていることは周知の事実ですが、その具体的な方法論を多くのアパレル企業は模索しています。

あらゆるマスメディア、ソーシャルメディアを通じてブランディングを発信するためのBrandコンセプトを視覚化することがキーとなっています。

Brandプレス広報、異業種とのコラボレーション、別カテゴリー、別市場の企業へのライセンスプレゼンテーションなどBrand価値を外部に伝える作業がビジネスを創るこれからのMDの業務担ってきています。



 2017/03/01 16:28  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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