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三つのブランド利益とは!?
〜新人MDの実践&好奇心〜
【新人MDのブランドバイブル】




5。三つのブランド利益とは!?

ブランドの知名度をアップさせて、イメージを増幅させて、信者ファンを多く引きつけることは広い意味でのブランド利益に繋がります。

ブランドは資産価値が上がると売り上げ利益という明確な数字で帰ってきます。
競合と同様の商品ならば売り上げ数が上がり、類似する商品群で高い上代で評価されることも利益に繋がります。

例えば12,000円のトップスが13,000円でも欲しいものが良いとか、同様のトップスなら気に入っているブランドこそ欲しいと感じるものですね。

ブランドのキャラクターや個性が明確となるとライセンス契約の可能性も出てきます。
衣服というカテゴリーだけではなく、雑貨、文具、化粧品など多分野で異業種企業とコラボが出来るようになる延長線上ににライセンス契約の旨みが見えてきます。

さらに企業内の柱となるブランドでは、顧客が付いている実績ブランドとしてブランド売買の対象になり得ます。 また、企業のM&Aや外部からの投資ではバランスシートでは評価されない資産価値と理解されます。

ブランドが発信されて20年、30年という長寿ブランドはシーズンごとの単なる売り上げ利益より、ライセンス利益やブランド売買利益の比重が大きくなっているのです。それらは一朝一夕に出来るものではないだけにブランドを担当する人たちは誇りに感じる場面もあるでしょう。

ブランド冥利に尽きる・・・・・です。

 2017/02/17 23:37  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ポジショニング・ステーツメント
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4。ポジショニング・ステーツメント


ポジショニング・ステーツメントとは、ブランドのみならず業界の状況に疎い全くの第三者のメディアの方々へ自分のブランドを最小限でコンパクトに伝えるメッセージです。

雑誌、テレビ、ラジオなどメディア向けのプレスリリースでは「結論、ニュース」をタイトルで記入した後に自分の(ブランドは・・)情報を伝えるものです。

ポイントは
1)誰に向けた(ターゲットや狙う顧客、市場でのニーズなど)ものか?
2)ブランド名(企業背景)
3)何が独自の差別化なのか? (商品、生産、流通など)
4)コンセプトや結論。


つい、日常の業務に追われていると、自分のブランドやイメージをみんなが知っていると思い込んでしまうことがあります。難しいのはそれらを数行で簡潔にメッセージすることです。
特にメディア関係の担当者は”当然のことながら知っているはず”ではないのです。

このブランド・ステーツメントと数枚の写真やヴィジュアルで理解をさせることが必要なのです。この簡潔に伝えるという作業が意外に難しいものであると認識しています。


 2017/02/14 13:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ブランドの4つの構成要素
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2。ブランドの4つの構成要素


ブランドの構成要素とは、言葉を変えれば「消費者の記憶に残すビジネスの特徴」を構築する作業と言えます。
情報過多の昨今、月並みな言葉やコンセプトはSEO対策にすらなりません。

結果を出して注目されるブランドは下記のいずれかに格段に目立つ(注目、記憶される)要素があります。

1。コンセプト
そのブランドを表現するために「一言で言って⭕️⭕️なブランド」と相手に伝えることができる明確なコンセプトがあり、分かりやすい告知手法がなされているブランド。 

2。ビジネスモデル
その商品の情報や購入など従来の店頭でのビジネスではなく、特別の会員制で限られた人々と限られた手法でしか商品が購入されない、、、など商品よりビジネスの仕組みやシステムの特異性を押し出したブランド。

3。商品
特別の原料、素材、独自のデザイン、生産手法など競合ブランドが簡単に参入できない独自の商品に対する特徴を出したブランド。 世の中に二つと無い、面白い、目立つ、ふざけた、不要な機能付き、などの商品は売る目的ではなく、Make noise (音を立てて世の中で注意を引こうとする)の発想で商品を考えるブランドです。

4。ブランドデザイン
ブランドのイメージを際立たせるためのロゴ、ネーム、売り場、、宣伝、販促、キャンペーンなど、見たただけで「あ〜これって⭕️⭕️ブランドじゃない!?」と言われるほど印象に強く残る独自のマーケティング戦略があるブランド。

現在のブランディングを研究するには、情報が氾濫する昨今、どれもが平均点のそつない戦略では人々の印象に残りません。 どれかに特化したキーワードになるブランディングの発想を考えるのです。

「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない!」のです。



 2017/02/10 12:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ブランドエクイティ(資産)を理解する
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2。ブランドエクイティ(資産)を理解する


企業の M&Aや合併、投資、経営権の取得などの企業価値を判断する評価資料として当然のことながら、バランスシートなど経理諸表の査定がなされます。
しかしながら、それらの資料からは読み取れない企業価値がブランドエクイティ(資産)の評価です。 
8年ほど前に某企業が新進のレディスファッション企業の買収を検討していたときに、知り合いの公認会計士の先生からその企業が保持するブランドエクイティについてコメントを求められたことがあります。

数字では表れにくい市場での認知度や顧客ロイヤリティー、さらにその顧客が商標に対してどのようなイメージがあり、その継続性や消費者認識にどの程度の価値があるかを理解したいとのことでした。

バランスシートからは読み取れない企業資産をどのように構築してゆくかは、経営者層だけではなく、現場に近いブランド担当者の意識に大きく関わってきています。「見えない資産」だからこそ、商品やブランド、さらにファン信者の期待に応えるブランド担当者が求められるのです。

ブランドのMD担当者は記号ではない”ブランド資産”を育てるという視点で一番具体的なキーマンとして存在していると自覚し、常に俯瞰した見方を忘れないことも重要な業務の一つです。



ブランド資産の評価には幾つかの視点があります。
1。キャッシュ・アプローチ
単純にそのブランドが将来に渡って得るであろうキャッシュ(利益)をブランド力、商品力、価格、顧客評価などで判断する。

2。コスト・アプローチ
過去にそのブランドの知名度やイメージを上げるために投資され、現在から将来に渡ってその価値があると判断する。

3。マーケット・アプローチ
実際に市場で取引されている競合ブランドと比較して、ライセンス可能性とその価値、市場での引き合いや注目度など近い将来での評価も判断とする。

など数値で計り難いことを外部にどのように評価をさせることが出来るかを問われています。
 2017/02/06 11:48  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

なぜブランドの差別化か!?
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その1。なぜブランドの差別化か!?


世の中の「ブランド」はどの業界であっても商標登録されることでビジネスでの権利を確認するものです。

アパレル業界ではその「ブランド」が一瞬で消費者にイメージと価値を伝えるからこそマーケティングの投資はその消費者にむけたアイコンをどのように開発するかが評価の基準となります。



企業にとって資産としてのブランドの意義は多くあります。
ビジネスの将来性、リスクとメリットなどを勘案すると、他人頼みのOEMが決して将来的にもはや安全なビジネスモデルではないと多くの経営者が理解しています。
さらにインターネットの時代になることで、情報の発信やソーシャルメディアの普及でメーカー(ブランド保持企業)が少ない投資で直接消費者にメッセージを送ることが当然の時代になっています。

消費者を直接開拓することによる信者(ファン)作りが実践できることと、流通チャンネルの選択権、上代価格の設定権などビジネスでのイニシアチブを当然握ることが出来ます。

自社のマーケティング戦略で中小企業であっても成果や成功が得られることが多くあります。
ブランドが単なる「記号」ではなく、資産意識を具体化する投資と戦略の実施がこれからのブランドの差別化の試金石となっています。


 2017/02/03 18:49  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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