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正解がないのがファッションビジネスだ!
なぜMDが一番面白いのか!?
【正解がないのがファッションビジネスだ!】


アパレル業界人はみんな知っています。
ファッションビジネスに正解は無い!ということを・・・です。


20年前のコートやニットを今風の商品と着回している人が却って素敵だともいわれます。 
世界的なデザイナーが40年前に父親が着ていたジャケットをワードローブから
引っ張り出してインスパイアをされたとアイデアにします。


パソコンや携帯のように日進月歩の機能が「他社との比較」というコラムにExcel表で“買うならA社がB社より割安で正解!”という表現を見かけます。
これはアパレルではあり得ません。

独自のデザインやイメージを服の形にすることが、紛れも無く差別化なのに
誰もが手に入るトレンド情報を“とりあえず押さえて取り入れている”という安心感でホッとしているデザイナーも少なくありません。

結果は競合と横並びの羅列になることが分かっているのに・・です。

自信喪失のクリエーターはさらにゼロから創る恐さを実感しているようです。

実積作りに追われているMDは“数字の取れる市場の売れ筋をどれほど取り入れているか?”などというプレッシャーをデザイナーに投げかけることで、あたかも実積が悪いのはデザイナーの力不足という言い訳作りをしています。

ファッションに正解が無いのは、氾濫する情報に対して絞り込んで断捨離する勇気を持てないと同義語ではありません。

マスのトレンドやマスの消費者におもねることを少しだけ反発すればいいのです。そして他人の批評や評論を気にせずに小さな冒険を自分の企画に堂々とトライをする勇気を持てば良いことです。


これらの勇気は実はデザイナーではなく、ブランドのMDがシーズンテーマとして背中を押してあげることが出来るかではないでしょうか。



優秀なデザイナーは勇気があるMDを探します。
優秀なMDは勇気があるデザイナーに巡り合わせがあります。


 2015/06/09 17:38  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MDの情報上手がブランドを盛り上げる!?
なぜMDが一番面白いのか!?
【MDの情報上手がブランドを盛り上げる!?】


アパレルのMD論を語る時にいつも思い出す某レディスブランドのMDであるNさんがいます。

彼を見ていると仲間のスタッフ達との付き合い上手が感じられるのです。MDとしてだけはなく、人間としてとても魅力な人で周囲を元気にする会話になってしまうのです。

そんな彼の会話から気付いたことは、ともかくポジティブ!前向き!反省無し!褒め上手!・・・典型的なB型男子なのです。


初春の売場情報として「今年のボトムでは従来のベージュ、杢ルレー、ブラックは当然ですが、ことしのトレンドとして挑戦したスモーキィ・グリーンが春先からムチャクチャに売れているのです。あの色は難しい企画だったけど結果はOKだよね・・・」と売場のデータをデザイナーに見せるのです。

春企画のボトム販売速報ではベージュ96本、杢グレー77本、そしてスモーキィ・グリーンがナント29本。
一見少ないようですが、300本発注のベージュ販売比率は32%、杢グレーも26%に対して、ファッションカラーのスモーキィ・グリーンは60本に対して48%と発注量に対しての進捗度がべらぼうに高い!!と大絶賛してくれます。

恐る恐るカラーを決めたデザイナーからしたら、ホッとすると同時にNさんの言葉に勇気が湧いてくるのです。

国内で数少ないF・F(フルファッション編み機)の工場長には、ハイゲージの商品企画が予想以上に売れているとメールを送っていました。

MDだからこその視点で、ポジティブ情報をともかく関係者に伝えまくるのです。


このように宣伝/プレスには顧客の生コメントやブランドイベントの反響情報を、自社の役員や経営層には競合と比較したブランドの活躍しているポジティブ情報など、日頃見えない情報を共有することで勇気付けられたり、確信をもったりできるのです。

これらの情報共有からしたたかなMDは二次的情報を取り込みます。
つまり雑誌の編集者との会話のなかに競合ブランドの動きを探り、メーカーの生産担当者との会話で自分が気づかなかった商品アイデアを得たりするのです。

Nさんとの会話では、否定的なことやダメだったことの反省は一切無し・・・これが良いですよね(笑)

ファッションブランドのキーマンとしては情報上手が必須科目だと改めて感じています。


ブランドの一番の信者・ファンは私です!と云いきるMDのNさん。
いいですね〜〜。
 2015/06/05 20:04  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

フライトの一期一会!?
なぜMDが一番面白いのか!?
【フライトの一期一会!?】

前回の米国出張での話。
米国のシャーロットからラスベガスまでのフライトで隣り合わせのビジネスマンと何となく暇つぶしの会話でお互いの紹介で少し親しくなりました。


彼は会計コンサルタントでラスベガスのコンベンションでセミナーがあり、
そのプレゼンテーションを機内のPCでチェックしていました。

その彼は年間430回のセミナーをこなしているとのことでしたが、
そのうち410回はウエブセミナーだと云うことです。 

興味を持った私はそのウエブセミナーについて聞くとパワーポイントの
会計プレゼンテーションを見せながらそのポイントを説明してくれます。


日本のビジネスにも興味があるとのことで、私がアパレルのコンサルだというと
ファッションビジネスにはとても興味があるとのことで、被り気味に乗り出して来ました。

会計という数字だけの世界でもビジネスコンセプトのテーマが必要なのだから、
ファッション商品だとどのような心理をコンセプトと表現するの?と畳み掛けてくるのです。


散々、日本のファッション・ビジネスの話をしたあとにプレゼンテーションで使う“Brand bible“という言葉を使ったところ、「Brand bible? それなに?」と興味津々。

しばらく黙った後にいきなりパソコンに何やら文章を打ち始めたのです。
5分ほどして「良いキーワードを貰ったよ! Keizo・・・」

インスパイアされたので次回のセミナーで僕なりに使ってみるよ!と
こちらは訳が分からぬままに勝手に納得したようで・・・(笑)


“将来何が起こるかだれも分からないよね?”と一期一会ですが名刺を交換。
その夜ラスベガスのホテルでPCを開けると、早速メールが入っていました。

Dear Mr. Brand bible Keizo の書き出し。
よっぽど気に入ったようですね(笑)



フランクでオープンな米国人ビジネスマンに触れた思いです。
 2015/06/01 17:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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