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工事現場も変わってゆく!
ブランドを外から見る・・・シリーズ
【工事現場も変わってゆく!】


渋谷は東急東横店の再開発にともない、駅や構内通路などが工事中となっています。

JR線、東横線、井の頭線、地下鉄半蔵門線、田園都市線、副都心線など交通の乗り入れで導線が大きく変化しています。

それに伴い、駅構内の通路のサイン表示板が大きく、さらに分かりやすくなっています。

通行人も工事看板は永久のデザインとは思わず、工事期間だけだなぁ〜と寛容になります。 そう考えると「表示、案内」ではなく「注目されたいメッセージ」を大胆に告知するほうがより効果的になってきます。

完璧な作品ではなく、ニューヨークのブロンクスで見かけるスプレーアートのような発想で注目されるデザインが出来るはずです。

ハワイのForever21の売場工事のComing soonの告知がデザインでしたが、足を止めるものでした。ほんのチョットしたことなのです。

今まで気にしなかった、工事現場の囲いや廊下や通路の地面、駅の柱など視覚に入るものはすべてブランドの宣伝キャンバスに生まれ変わります。

前回のIKEAの時にも書きましたが、看板やサイン表示は最小限でという発想から、明確でしかもデザイン的に良いサインはイメージアップに繋がるという理解が浸透しています。

東横地下からマイシティ地下への連絡口に大きく「のれん街」という矢印マークがデザインとして通路に書かれています。

過去に建築現場や工事などでは、「ご迷惑をおかけします」という言葉にヘルメット姿でお辞儀をしている表示が多かったですが、今やそのスペースが広報、プレスであり、さらにブランディングのイメージ訴求にと意識が変わっています。

渋谷駅は工事中ですら何かが起こりそうなイメージが伝わってきます。
 2015/02/16 16:01  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

IKEAのファンが増える訳
ブランドを外から見る・・・シリーズ

【IKEAのファンが増える訳】



異業種のブランディングでは商品そのものより、顧客目線で参考になる事例があります。 
その中の一つにIKEAがあります。

私も家内とドライブがてら港北に出掛け、衝動買いの後にサーモンマリネとスウェーデンミートボールを食べるとあっという間に3時間のデートとなります。

そのIKEAのショップで素晴らしいと感じることの一つに店内の表示サインがあります。

売り場案内板、商品説明、価格表示、動線などのサインが見やすいデザインとなっています。特に駐車場からトイレ、レストラン、売場の階数表示や回遊する順路案内などが大きいサイン表示で分かりやすいのが印象的です。
この「大きい表示サイン」が出来そうで難しいからこそ重要なのです。



アパレルなどでは、通常は価格や商品説明などの情報は商品の下げ札など「小さい表記」で、商品のディスプレイを邪魔しないように配慮?されています。
しかし、消費者は売場で商品を直感的にいいな!欲しいな!と感じると同時にすぐに「価格は?」と続きます。

「15平米のこの家具すべてで、63.000円」という大きな表示がソファーやテーブルのコーディネイトと相まってさらに購買欲求を起こさせる上手な仕掛けです。



それらの価格が見やすく、大きい表示があると売場の担当者を探して「これっていくらですか?」と聞く手間が省けることになります。 当然ながらIKEA側からすれば売場人件費の低減に繋がるのですよね。それにしても、IKEAは売場にスタッフが少ないですね。




その上、ロゴと同じフォントでブルーのブランドカラーをシンプルに表記することで、全体の統一感とグラフィックを通じた感性の良さをさらに感じさせます。

顧客目線で欲しい情報やサービスがすぐ分かる!というビジネスがIKEAの人気の一つではないでしょうか?

最近、有名芸能人がカップルで「北欧の家具ショップにデート」と週刊誌などで騒がれると、IKEAだなとすぐに分かります。

お金持ちの芸能人がデートでいく家具店は「安い家具店」ではなく、「楽しいファッショナブルインテリア家具ショップ」という評判になります。

集客の質と量が売上を左右するビジネスで顧客に分かりやすく、購買しやすい売場を作るとリピート客が増えるのは当然ですね。

ドライブがてら港北や船橋にある巨大ショップに足を運ばせるブランディング。
IKEAのファンが増える訳が分かります。

アパレルだけに拘らず、足を運びたくなるブランドを外から見るといろいろと見えてくるものがあります。






 2015/02/06 23:35  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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