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MDこそブランドのキーマン!?
次世代MDを目指す貴方へ!
その2:MDこそブランドのキーマン!? 




「MDこそブランドのキーマン」といわれる理由はブランドのマーチャンダイザーという職種が社内のあらゆる部署と直接コンタクトをとることが出来る唯一のポジションだからです。

経営層にはブランドが如何に市場で評価され、会社に利益をもたらし貢献し、将来へのビジネスヴィジョンを描きます。そしてさらなるブランドへの投資を会社側に訴えるのです。

デザイナーや企画スタッフには商品のや感性の方向性や市場ポジションでそのブランドがどの商品群で仕掛けてゆくかディレクションを出します。

メーカーさんや工場さんには、ブランドの生産政策とそのお取引先との役割を明確にして信頼関係を構築します。




社内の営業部門には、ブランドの商品の独自性や競争力、また競合ブランドとの差別化など強みを伝えることで販売でのパワーを集約します。また、マーケティングの仕掛けイベントや消費者向けのキャンペーンなど売場での集客と仕組みの流れを伝えます。

宣伝/広報/プレス部門にはそのシーズンでの宣伝販促のヴィジュアルな材料提供やブランドのファンや信者を増やす為のイベント/販促など店頭を軸にした仕掛けをどのように媒体に発信するかの戦術を打合せします。

店頭スタッフはお客様と接する一番のフロントラインなので、商品の特徴やメッセージはもとより、ブランドを通してさらに見込み客から信者になっていただく為のあらゆる情報を提供します。

外部の異業種などとのコラボレーションは近年当然のように行われる効率のよい企画です。お互いの企業やブランドがWinWinの関係になるように消費者向けに共同戦線を張る提案と実施をします。

このようにキーマンであるMDという職種はブランドの成功の為にはあらゆる職種、ポジション、人々と接するマルチ・ビジネスマンなのです。

よくMDが変わるとブランドが変わると云われますが、これは商品企画やテイストが変わるのではなく、外部への発信メッセージの質と量が大きく変わるからなのです。

次世代MDを目指すみなさん
「商品を作るMD」から「ビジネスを創るMD」というキーマンこそが真の成功への近道です。
 2013/07/25 08:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

商品を作るMDからビジネスを創るMDヘ
次世代MDを目指す貴方へ!
その1:商品を作るMDからビジネスを創るMDヘ 


昔のMD(マーチャンダイザー)は「商品企画担当者」としてデザイナーやパタンナーとモノ作りに専念していました。もちろん今でも一番重要なファクターであることは間違いありません。

商品の素材、カラー、シルエットに始まり企画を興し、サンプルを作成しメーカー/工場と次シーズンの打合せをするのです。



ところが次世代のMDの方々は「モノを作る」という業務のみならず、「ブランドを創る」という業務まで期待されています。つまり「ブランド露出を増やしブランド知名度を上げる」ことまでが期待業務となってきます。

商品マーチャンダイザーからブランドマーチャンダイザー(BMD)として期待されるということはMDとしての時間の使い方が、マーケティング主体の宣伝/販促/広報/をも含めた外部のブランド開発へシフトが変わってくるのです。




新販路開拓/新業態へのプレゼンテーション/異業種とのブランドコラボの打合せなどブランド資産を高める為に何をすべきかが問われています。




商品企画担当→ブランドMD→ブランドプロデューサーと次世代MDの方々は期待値が変わっています。

最終的には「ビジネスの結果をもとめられる!」というポジションなのです。
そう考えるとダイナミックでワクワクしてきませんか?
 2013/07/24 08:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

赤ん坊とブランドは生まれたときが勝負です。
「集客と告知が難しい」シリーズ
その2:赤ん坊とブランドは生まれたときが勝負です



欧米のマーケティングビジネスでは「ブランドと赤ん坊は生まれた時に一番注目を浴びる」という言葉があります。

来月に新ブランドが今度発表されます!
そんなメッセージを発信するときにどれだけのインパクトと周囲の興味を集めることが出来るかは大きなポイントなのです。

しかもその機会はたった1回なのです。


人々が期待するのは「どんなブランド?どんなイメージ?」「何が一番の特徴で何が他と違うの?」「一言でいうキーワードは○○」「ローチングキャンペーンは・・・」「オープニングイベントとして〇〇で某アーティストやタレントとパーティ、招待者は百貨店バイヤー、雑誌編集関係、プレス広報など〇〇名様ほど・・・」など伝えるべきニュースがたくさんあるはずです。


新ブランドは「X」です。

斬新なロゴとブランドを象徴するイメージ写真やヴィジュアルを熟慮し決定したら、次はどのメディアで消費者や関係者に露出をしてゆくかの具体的戦略の道筋を決めます。

もちろん投資予算と時系列に短期に集中するためには投資対効果の予測検証も怠りません。

期間的にはローチングの二ヶ月前からブランドが店頭でお目見えする半年までが勝負です。
この期間にいかに興味をもたせ、流通の拠点つくりなどの青写真を描いたとおりに進めることが出来るかを問われています。


おなかの大きい妊婦さんを周囲は気がついています。
生まれてくる赤ちゃんのことを数ヶ月前から話題になりますよね。
親の期待や将来の出来事への楽しみなど・・・・いろいろな話題で盛り上がるのはブランドと共通しています。

そして赤ちゃんが生まれたときに周囲は最大の賛辞を送ります。
ブランドも同じなのです。

赤ちゃんのように生まれてくるブランドは事前にどれだけの準備、プロセス、そして生まれた後の多くの顧客に認知されるきっかけ作りがマーケティングのスタートでの最初の大きな課題です。

デビュー記念!
新ブランドお目見えイベント
新企画の誕生秘話
などきっかけつくりのアイデアは無尽蔵です。


生まれてくるブランド(赤ん坊)に何の期待も準備もないとすれば物足りない出発となりますよね。
子供のアルバムは生まれたときに一番多くの写真があることに気づきます。

親や周囲が感激興奮している証拠でもあります。
あなたのブランドはデビューにどれだけのアルバムが出来ていますか?



 2013/07/22 08:24  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

マーケティング予算は集客と告知
「集客と告知が難しい」シリーズ
その1:マーケティング予算は集客と告知



イタリアのアパレル経営者たちとの会話に「集客と告知へのアイデアの効果的なマーケティング予算!」という言葉が頻繁に出てきます。

彼らのとっての成功は「魅力的で素晴らしい商品を開発する」段階で50%、残りの50%はそれを如何に集客して告知をし「良い顧客を獲得する」ことが売上という結果を得られるステップと認識しているのです。

この場合の集客は単に通行量の多い通りに店舗を構えるという発想ではなく、ブランドのファン(信者)となるひとが、ブランドロゴを目当てに集まってくるという状態を指します。

そのために投じられる予算で、宣伝・販促・PR・広報・キャンペーン・イベントなどあらゆる手法でロゴとメッセージを伝えるのです。

イタリア人経営者はその手法が「独自の印象が残る」「ユニークでクリエイティブなメッセージ」「時代性や話題性がある」などであるかに重きを置いています。そしてそのすべてが投資予算に対しての効果を如何に発揮しているかという結果検証を求めています。

日本では売上を上げる為によい商品を作るという思考ですが、売上を上げる為によい集客やマーケティングをするという発想が希薄ではないでしょうか。 最低限の宣伝販促は必要ですよね・・・程度の言葉はマーケティングの本質的な役割や効果などを重視していないと感じてしまいます。

売上不振の分析は商品毎に検討することはあっても、マーケティングの成功/失敗という分析は行われているでしょうか。

とかく商品悪人論(売れないのは商品が悪いからだ!)などの思考に陥りがちですが、イタリア人が云うところの残りの50%であるマーケティングも検討課題であるとことが見えてきます。

ブランド運営においてマーケティングの重要性や優先順位が低いと感じられたら、自分たちは真に効果のあるマーケティングの実践をしているか?という一点に絞って再考されては如何ですか。





 2013/07/18 08:04  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ライセンスしたくなるブランド!?
ブランド診断シリーズ
その8:ライセンスしたくなるブランド!?



ある海外企業が日本の某ブランドをライセンス(販売権の独占)契約をすることになりました。

私がそのオーナーに契約をすることになった決め手は何ですかと質問するとビジネスの成功イメージ、マーケティング戦略とブランドイメージ、ビジネスモデルの仕組み、全体の投資総額の4点だと断言しました。

このブランドのプレゼンテーションを受けた時にそのビジネスの成功シーンが自分に描けたことが、これを検討するキッカケになったとのことです。

次にこのブランドのイメージ、顧客と商品、独自のマーケティングなど具体的な提案が成功への裏付けとなっているかの確認が出来ることが大切だったのです。

さらに、サブライセンスやフランチャイズへのビジネスモデルが明確に戦略化されている、言い換えれば儲かる仕組みになっているということも重要なファクターだと言い切ります。

最後にこのプロジェクトにの総投資総額がいくらであるか、言い換えれば最悪の状況での損失が5億円なのか10億円なのかも織り込んでいたのです。



ビジネスを売るか、商品を売るかというテーマで前回ブログを書きましたが、いろいろな展示会に足を運んでいますがライセンスや独占販売契約をしたくなるブランドの視点でビジネスを取組みを提案しているブランドにはなかなか巡り会えません。

商品の品質とかデザインなどは必須かつ当然の期待値であり、ビジネスの成功からは要素の一つです。

日本人の典型的なプレゼンテーションは商品の特性やこだわりのメッセージに時間を割き過ぎて、肝心のビジネスの成功への検証や裏付けが不足しているとも云えます。


「商品第一主義やモノに対するこだわり」という言葉に翻弄されずに、もういちどビジネスを売るというテーマでブランドを考え直しては如何でしょうか。

 2013/07/01 08:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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