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イタリアの若者に仕事がない!
気候と食事と人間はイタリアが一番!!!
イタリア生活・・・普通の暮らしこそが面白い!? 
イタリアビジネス・・・いい加減だといわれても憎めない!? 



イタリア政府統計局は2日、2012年2月の失業率が1月より0.2ポイント悪化し、9.3%になったと発表した。ANSA通信によると、失業率が月ごとの発表になった04年1月以降、最悪の数字だという。
グラフは日本とイタリアの全体での失業率です。




2010年で5%弱の日本と8.5%強のイタリアは大きなインパクトは無いように見受けられます。

しかし問題は若年層に仕事がないことなのです。

日本の内閣府が毎年発表している 「こども・若者白書」によると、20〜24才の失業率が9.8%で、実質10%超えをしていると分析されています。
 ところが、イタリアでは15〜24歳の若年層の失業率が特に深刻で、0.9ポイント悪化して31.9%です。 若い人の10人に3人に仕事がないのです。

 イタリアでは、労働法によって正規雇用者が手厚く保護されていて、企業の業績不振を理由に解雇することが認められていません。モンティ首相は「雇用を弾力化して、若者が働きやすい環境をつくる」として、労働市場の改革をめざしています。だが、労組などは「企業が解雇しやすくなるだけ」と反発を強めています。

2月にイタリア出張のおりに、親しくしていた経営者が第一線を引退するとのことで「まだまだ、働けるじゃないの」と激励すると、不景気に事業を継続するときの一番の障壁は人件費の削減が出来ないので、企業の方が先に倒れてしまうと云うのです。

ちなみにイタリアの労働者は守られていて、会社都合でレイオフをしようとすると、勤続年数*月給を別途支払わなければならないのです。
また、不当なクビを言い渡されると、無料で経営者と闘ってくれる弁護士の制度がありすべての労働者のリストラにあっても無料で法廷闘争が出来ると云うのです。

このように厳しい経済状況で雇用が守られようとする制度があると、そのしわ寄せはすべて若者にくるのです。

仕事がない! 生活が出来ない! 夢がない!
ミラノのボッコーニ大学など一流を卒業しても、仕事がないと嘆いているのです。

日本では、オシャレでモテモテのイタリア男などと楽しくメディアに取り上げられていますが、現実は日本以上に厳しい現実があるのです。

 2012/04/13 21:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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