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購買する顧客、仕入しないバイヤー、どちらを信じる?
「きれいごとじゃ、やっていられない!」シリーズ: その3)

165cm で90kgの山田君は明らかにメタボ。女性達から「見るからに暑苦しいから嫌い!」と言われています。そこで、「よし!それならば!」と、
山田君が72kgまでダイエットに成功しました。

…しかし、痩せたからといってモテる訳ではないのです。

これは「NO」といわれた理由を改善しても、それは「YES」にはならないということです。

「メタボで暑苦しいから」というのは単なる拒否の言い訳だったので、それを真に受けて改善したとしても、本質的なことを理解していないので駄目なものは駄目なのです。

これはビジネスで もありますよね。

某バイヤーの展示会での一言。「このジャケットが3万円台か、この価格帯では仕入れできないね・・・。」そう言 われた営業担当者は、2万円台に値下げしたら発注してもらえると思って強行に価格設定を変更したのですが、実際に発注は無かったのです。 バイヤーは、他社の2万円台の商品に決定してしまったのです。

「価格が折り合わないから駄目…」という理由は、このブランドの商品がなんとなく気にいらないという単なる言い訳だったのです。
「2万円台じゃないと…」とは、検討するたたき台には「2万円台が前提である」というメッセージだったので、真の分岐点となるのは、価格以外の商品企画の価値やブランディングなどの要素です。

「その他の要素」に目を向けずに、表層的なコメントに対応すればビジネスが成立すると思うのは、あまりにも甘い発想であると言わざるを得ません。

その「その他の要素」とは、購買しないバイヤーではなく、それらの商品を購買する顧客に愚直に取材(聞くなど)して、感じ取らないといけないのです。

そのような時に、貴方は購買してくれる顧客をもっと満足させる為に努力するのか、その場限りの発想で仕入しないバイヤーの言い訳に対応しようとするのか。

貴方はどちらを信じますか。

商品を購買(仕入れ)しない移り気なバイヤーの意見に振り回されたことはないですか。
 2011/05/27 11:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

正しいワガママの勧め!?危険な民主主義ブランディング
 「きれいごとじゃ、やっていられない!」シリーズ: その2)





ブランドに関わる営業、企画、宣伝、店頭など「スタッフみんなで現場視点の意見を出し合いブランド戦略を考えよう!」という経営者がいました。 

みんなで考えるというのは、聞こえは良いですが、ブランドの戦略上は実は「誤った民主主義」なのです。全ての意見を聴いていては、ファッションブランドは出来ませんし、社内スタッフのモチベーションアップなどというのは甘っちょろい理由です。むしろ、こういった民主主義が、プロ意識のあるキー マン育成を妨げていると言っても過言ではありません。

ブランドを「みんなで考えよう」という姿勢は、ブランドMDというブラン
ド をまとめる肝心のプロが存在していないということです。さらに「みんなに好かれる個性や哲学がない、風見鶏ブランド」を目指すということと同義語だと思うのです。

某アパレル幹部の台詞は「MDは売り場に足を運び情報を収集し、メーカーに足を運びもの作りの研究をしていれば良い。」だそうです。

これって1980年代のアパレル卸問屋(と敢えて言いますが)の全盛時代に 言われたころの発想と一緒なのです。売場に置いておけば商品はなんとか売れる…という30年以上も前のままのビジネスでいい訳がありませんよね(笑)

別の視点で考えてみて下さい。

例えば「来年の商品企画のテーマやコンセプト、商品アイデア、デザインなどをみんなで考えよう!」と 言うシーンがあるとします。

商品企画のアマチュアである営業や店頭スタッフでも、求められればそれなりの自分のコメントや意見を 言います。しかし、それらは周りからの聞きかじり情報だったり、受売りの表層的な意見だったり、プロとしてのクリエイトの経験や苦しみを理解したものではありません。

プロのデザイナーだったら、「私がプロのデザイナーとして企画を任されたのでしょう!?素人の意見の集約 で企画をしようと言うのですか?」「それでは、私は要らないじゃないですか!」と憤慨するのが当然です。

これから分かるようにブランドの将来や戦略をみんなで考えるということは、
ブランディングのプロであるべきブランドMD、もしくはそれに相当するポジションが無 いということにほかなりません。

ブランドは「戦略」「組織」そして「キーマン」が不可欠なのに、そのキーマンであるプロのブランドMDが不在で、みんなで合議制…では意味がないのです。ブランドMDは宴会や合コンの司会者とは違います。

ブランド戦略では絞り込まれたターゲットを本気でロイヤルカスタマーにする強い信念が必要です。プロとして責任を負えるブランドMDが自信を持って「正しいワガママ」を貫くことのほうが重要なのです。

これは出来そうで、なかなか出来ないのでしょうか。

ブランディングの最大の障壁は社内!で す。




 2011/05/24 08:33  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

Tokyo warm heart 2011
先週の日曜日に渋谷でおこなわれた,震災ボランティア「Tokyo warm heart 201」に参加させていただきました。

イベントは各種セミナー(私はここで参加)、オリジナルの雑貨や食品の販売、折り紙などスクールなど各種の催し物で和気あいあいとしたものでした。






耳ツボのセミナーをしておられた、飯島社長とすっかり意気投合してしまい、その流れで、肩や首のコリに利くというので、耳ツボピアスをしていただくことに・・・。



勿論ピアスなんぞ初体験! 全然痛くなく、耳ツボに貼っていただくと、痛くて曲がらなかった右回転が少し出来るようになってきます。

家に帰ったら、妻と息子に「きも〜い!」とのコメント。

その後に、元ソニーにおられた発明家の油井さんに折り紙でパンダを織ることを、女性インストラクター付きで教えていただきました。

隣の子供があっというまに、しかも上手にやってのけ「オジさん大丈夫!?」と気配りをされる始末!



学校の文化祭のノリでしたが、久々に楽しい時間でした。
 2011/05/19 14:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

レトロな織機の贅沢
先週末に友人の別荘に招待され、ゆっくりと温泉、酒、鉄板焼き・・・と大好きなダラダラして、贅沢な時間を過ごしてきました。

その友人の奥様がテキスタイルで某芸術系大学で教鞭をとっておられたとのことで、この静かな空間で時間を過ごすのが一番の幸せとのことです。




彼女の「手動の織機」はイメージよりかなり大きなもので、リビングにでんとおかれており、都会とはことなり夜中でも昼間でも存分に没頭して作品を作っているのです。

カタン!カチャ!、カタン!カチャカチャ!と一本ずつ緯糸を通し、織り上げる根気もさることながら、時間をかけることに満足しておられます。










作家としての時間や後輩への指導の時間で堪能されており、ビジネスをそれで考えることは当面ないようです。

それにしても、
レトロな木の織機・・・
・本当にいいですね〜 


原点を見た思いです。
 2011/05/04 15:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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