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ライセンス担当!? 交渉は資産作り

「ライセンスも考え方次第!」シリーズ:その4



某企画担当者が「今度、当社はAという海外ブランドとライセンス契約することになったのですが、私がそのブランド担当をするように言われました。嬉しさもありますが、はたして自分が出来るかと不安もあります。プレッシャーも感ますし・・・。実は複雑な気持ちなのです。」と連絡をしてきました。

即座に私は「是非やってごらんなさい。ライセンス担当者は間違いなくメリットがある!」と応援しました。

私自身、レナウンで長年お世話になっていましたが、今思い返すと自分自身が一番勉強になったと感じるのが、海外とのライセンスを含む交渉業務の経験でした。

まず、英語も含めて外国人とのコミュニケーション能力が格段につきます。
何しろ面と向かって必死に伝えなければならないことがいっぱいあります。

コミュニケーション能力が無いと物事が進まないので、必死になるからです。
英語が上手くなるだけでなく、短時間(20〜30分)で仕事を完結するプレゼン準備をするようになります。 しかも本気で!!

また価値観が違う人間(外国人)と同じブランドで共有する難しさを知ります。
日本の事情だけの説明ややりとりではなく、ブランドを外国語で理解することで新しい考え方も分かります。

勇気をもって通訳を使わずに自分で直接交渉をするように心がけるのです。


ここでのポイントは、社内向け(日本側の顔色を伺う)仕事の仕方から決別し、自分自身の強い考えを持つことです。

また、日本では、よく「私はレナウンの早田です」など、常に企業ブランドや会社の傘を先にして自己紹介をしますが、外国人とのやりとりではあまり聞きません。






外国人には「私はKeizo Sodaです。Keizoと呼んで下さい。」が、最初のフレーズです。相手にまず自分個人を売り込むことで、「貴方が仕事をするのは○○会社の1人のスタッフではなく、私、Keizo Sodaなのですよ。」
というメッセージを送るのです。

こうして仕事を通じて得た貴方の人脈は、会社のお陰で出来るのですが、人脈そのものは貴方の資産でもあります。

もしかしたら将来独立するかもしれないし、他の国際的企業にヘッドハンティングされるかもしれません。だから「自分の為に資産となるような仕事をする!」という気持ちを持つことが大切です。



このプロフェッショナルな気持ちは、ライセンス業務という海外のプロと仕
事をする時の第一歩となります。

マスターカードのCMではないですが「お金で買えないものがある」のです。
 2011/01/29 19:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

いつも楽をして、さらに得する奴!!
1月25日付けの毎日新聞に母校の剣道部の寒稽古風景が取材され、掲載されました。130年の歴史や初等科から84歳の大先輩まで参加する伝統行事で、これで剣道に興味を持ってくれる子供達が少しでも増えればいいな〜・・・と祈るばかりです。








ただでさえ、大学でスポーツをやろうとする学生が少ない上に、剣道のように修行、鍛錬などという言葉が飛び交う古いイメージにますます学生が近づいてきません。

最近はwebやダイレクトメールで「オープン寒稽古」と称して、体験提案や集客の手法をつかってまで、部員獲得に奔走しています。

そんな時に新聞に写真付きで紹介されることはとても幸運です。

その稽古風景の写真は小学生相手に切り返しを受けている小生の写真でした。勿論、面をつけているので分かりませんが、防具のゼッケンに「早田」の文字。

それを見た後輩の一人が「毎週、後輩のために稽古をコツコツしているOBもいますが、ナカナカ感謝されないですよね。でも早田さんのように年にたった一回だけ寒稽古に参加するだけで、目立っちゃう先輩もいたりして・・・本当にいつも楽をして、さらに得する人っているのですね(笑)」

また酒の肴になってしまいました。
 2011/01/27 11:19  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

感謝と奇跡の琥珀酢!?
足利で上海レストランを経営されている権田さんのオリジナル琥珀酢です。





昨年、一番大切な親友を癌で亡くしたのですが、その数週間前に藁をもすがる思いでこの琥珀酢に巡り会い、これを作って頂きました。






権田さんご自身が数年前に癌から生還された奇跡の人で、その時にご自身で考案されたものです。
煮干し、貝柱、海藻などオリジナルレシピでお酢に2週間ほど漬けた後に、1−2杯ほどの杯の分のお酢を飲むと心身ともにげんきになります。











ご自身が死地から生還されたので、人の生死やその尊厳に深い哲学をお持ちで、当時ひと伝でお会いしたにもかかわらず、気持ちよく親友の回復を祈って作って頂いた恩人です。


また彼は書道家でもあり、足利市の橋や公共施設などの碑に書をしたためた作品がおおくあります。
独特の作風で相田みつお氏のように文字から優しさや思いやりが伝わってくるのです。この琥珀酢に添えられていた手紙も私やその友人まで温かく思って下さるものでした。




















あらためて感謝と奇跡!?を感じる琥珀酢です。
 2011/01/26 10:43  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

Facebookの映画!?
本日、「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。

「Facebook」の創始者で2010年のTIME誌で一番影響力があった人物として取り上げられた、マーク・ザッカーバーグ氏が19歳でハーバード時代に立ち上げたネットワーキングサービスの映画です。





この映画を通じて感じたことの一つに、米国の大学生が考えたアイデアを一ビジネスマンとしての視点で、野心をもって構築しているプロセス、ビジネスへのしたたかさ等に興味を覚えました。

アイデアや思いつきをビジネスにする実践力と実行の早さ。 

投資とビジネスの構想が学生ではなくビジネスマンとしての現実性をもっていることです(ハーバード大だからかもしれませんけど・・・)。

日本だったら仲良しの学生企画の延長であったであろうこの企画は、共同創業者の間の権利と役割、嫉妬と野心、訴訟と経営戦略での衝突・・・などTVのラブコメや青春映画ではないナマの感触を感じました。

ちなみに一緒にこの映画を観に行った19歳の次男に「どうだった??」と感想を求めると、少し間をあけて「映画とはいつもファンタジーだったけど、これって現実感があるなと思った!?」とのコメント。

これってどう解釈したら良いのでしょうか(笑)
私以上に刺激になったらしいです。

さてこの次はマイケルダグラスの「ウオールストリート」です。  あ〜あ 忙しい!!
 2011/01/23 17:18  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

アプルーバルは信頼関係の表れ!?
「ライセンスも考え方次第!」シリーズ:その3

ライセンス契約には業務の信頼の裏付けであるアプルーバル(承認)業務というのがあります。

アプルーバルとは、デザインなどの商品企画のアプルーバル、店舗設計や売場デザインなどのアプルーバル、パッケージや紙袋など資材のアプルーバル、カタログやインターネットサイトなどのビジュアルアプルーバルなどが含まれます。
これはライセンシーがライセンサーに対して、ブランドのイメージを損ねていないことの確認作業です。もちろん、内容はブランドにより様々です。

ライセンシーの理解不足(またはライセンサーの連絡不足)によっては、ブランドで一番大切な「イメージ」を的確、且つ効果的に発揮出来ないことがあるため、ライセンス契約に於いてのアプルーバル作業は非常に重要となります。

よく問題となる例としては、商品企画での素材やデザ インのチープさ、店舗や売場に対する投資節約からイメージを損なう企画、ブランドロゴやカラーの誤った使い方などがあります。全て、ブラ ンドの総合的なイメージ創りに非常に大切なものです。

私がプロデュースをお手伝いしたイタリアのMSJというインティメイトのブランドは、ライセンス先であるローカル企画の商品全てのサンプルチェックは勿論、店舗のディテール(例:床材をカナダの○○チークの#22ブラウンカラー指定など)、全てのロゴのアプリケーションの事前チェック(DMや包装紙、紙袋など)を細かいところまで念入りにしてから承認します。





特にショップは顧客との大切な接点であり、ブランドイメージを左右させる大きなファクターなので、そのアプルーバルには気をつかっていました。







実はこのアプルーバルも、長い年月を経て企業同士 や担当者同士の信頼感が高まってくると、単なるチェック作業ではなく、お互いのブランドを高める戦略作業の1つになってくるのです。

某ブランドでは、日本で企画提案されたギフトパッケージが本国イタリアのパッケージとして逆採用された例もあります。これは、担当者同士の日頃のコミュニケーションによる信頼関係の表れです。

このグラフィックデザイナーは、数年後にイタリア本国のブランド担当にならないかと オファーを受けました。また、他のイタリアメーカーから彼個人へデザインの依頼もあったのです。

この様に、アプルーバルはある時点まではチェック確認・承認作業ですが、お互いの信頼感を得た後は、戦略スタンダード(標準)の共通認識を構築する業務となります。

貴方のブランドのアプルーバルはチェック作業ですか? 
それともパートナーとしての信頼感に基づいた戦略構築業務ですか?
 2011/01/20 12:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

Keizo Soda

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