« 2009年06月 | Main | 2009年08月 »
何故オリジナルブランドを立ち上げないの?(その6)
ライセンスは移籍の大リーガー。オリジナルはイチロー。

野球の大リーガーから移籍された選手を「ライセンスブランド」とするならば、高校生のドラフトから生え抜きを育て、イチローを創るのが「オリジナルブランド」です。

即戦力としての大リーガーには既にイメージがあるので実践を見込まれ、すぐに実績が上がる・・・という成果を求められます。

しかし鳴り物入りで登場しても、本当に即戦力として常に期待される実績を上げられるとは限り
ません。

ライセンスブランドも同じです。即戦力を期待され、契約期間内の更なる10の投資に対して20のリターンを達成して初めて、その役割を果たすのです。

どちらも、期間限定の契約期間内にどれくらいの成果を上げるかが最も重要な課題。
しかも、当然大リーガーは維持費もかかりますが、契約が終われば元のオーナーに帰属するだけです。



一方、オリジナルブランドを立ち上げるということは、生え抜きの高校生選手の様に、無名の才能・可能性をどこまで信じて将来のイチローを目指し、物心ともに投資をするかという覚悟が問われます。

しかし、せっかくオリジナルブランドを立ち上げたものの、独自のユニークな戦略も無く、ビジョンに基づく投資も無く、本気でやり抜くぞという覚悟も無く、しかも将来の夢や青写真も無いようであれば、それは「思いつき」でしかありません。

あなたは夢と覚悟をもって「イチロー」ブランドを創りますか?
「思いつき」ブランドになってしまっていませんか?
 2009/07/24 13:56  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

何故オリジナルブランドを立ち上げないの? (その5)
「消費者の本当の反応を知りたい!!」が第一歩


売場のバイヤーや百貨店の担当者から伝え聞くお客様の要望や反応というのは、間違った翻訳や、偏った情報であることが意外と多いものです。

それなのに、現場を知らないアパレルの幹部は決まって「売場担当者やバイヤーから売れ筋のフィードバックをもらって商品に反映させ、売れる商品作りに邁進する」という、建前論しか言いません。

本当に知りたいのは顧客が何故そのブランドや商品を良いと思って購入したのか、です。それらの反応を肌で感じ取るには、担当ブランドを購入する消費者と自ら接点を持つことが必要ですが、「生の声」に常に耳を傾けることは難しいものです。

オリジナルブランドの企画や生産ビジネスでさえ、このように、他人の話の受け売り、情報の聞きかじりなど、もっともらしい情報の披瀝がある中、他人のブランドの企画や生産ビジネスのOEMブランドともなれば、一番感じるストレスは、「ビジネスの実感が湧かないこと」でしょう。

自分がそのブランドビジネスと直接関わらないので、喜びや不満などの消費者反応は更にわかりづらく、隔靴掻痒の思いがいつもあります。


ブランドビジネスでは、真の消費者の声や反応だけがよりどころです。

しかし、OEMブランドのメーカーとして、他人資産のブランドに情熱を持つことが出来るでしょうか。

消費者の声を聞くのは難しいものの、自分のオリジナルブランドであれば情熱をもてるはずです。

もしあなたが真剣に消費者と対峙したブランドを提案するビジネスを望んでいるのであれば、明日からでも「自分のオリジナルブランド」を立ち上げる準備をするべきです。
 2009/07/01 17:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

Keizo Soda

バナーを作成
出版書籍
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ

http://apalog.com/soda/index1_0.rdf
更新順ブログ一覧
リンク集

アパレルウェブ公式モバイルサイト
スタイルクリップ
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード