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仮想「Medivesの成功物語」その16:プレス用ショールームは「デザインコテージ」
伊太利さんの奥様は、社交的で気さくな性格なので多くの友人がいます。

その11.のオープニングパーティーに出席した奥様の友人達の中で、雑誌のスタイリストをしている山田さんや、女優やタレントのコーディネイターをしている林さんなどから商品の貸し出しをして欲しいという話になりました。

Medivesのウエアーの他に、ポリネシア、カリブ、地中海などから直接仕入れたユニークな雑貨、アクセサリーなども販売商品としてだけではなく、プレスとして貸し出すことにしました。

そこでプレスルームが必要と考えた奥様は、白金の旗艦店には中二階のロフトがあり現在は倉庫として使っていることを思い出し、それを「Medivesデザイン図書館」という名のプレス用ショールームとすることにしました。

伊太利さんの奥様が気に入ったデザインの帽子、ネックレス、サングラス、イアリング、バンダナ、サンダル、時計、サンバイザー、袋サック、バッグ、ポーチなど、ありとあらゆる仕入れ商品を「売り物」としてではなく、「紹介アイテム」としてデザインコテージで紹介することにしたのです。12坪のスペースも、あっという間に商品でいっぱいになりました。

本来プロのプレスやスタイリストの人たちは、ラックに数多くかけられた商品を自分の頭の中で構成しながら一点一点選ぶことが出来ます。
しかし伊太利さんの奥様は、自分が素人なので、プレス用ショールームを「素人発想」で構成することにしました。

部屋の隅の2坪ほどのスペースに、撮影用の簡易セットとしてライティングなどを準備しました。さらに12体のマネキンに次から次へとコーディネイトをして、それをすべて写真に撮りました。

それらをスライドにしてコード化し、1シーズンに300以上のデータベースを図書館のように保管しました。、来客の方々にはそのスライドをお茶を飲みながら見ていただくのです。そして気に入った商品コーディネイトがあったら、そのコードの商品を裏のラックから持ってくるというシステムです。

※ 早田のコメント

商品の貸し出しやプレス活動は、一見地味な作業のようですが、商品やブランドを露出する意味では確実な方法です。スタイリストさんやプレスの人たちにとっては、商品の良さもさることながら、必要なときに手際よくサンプルが手配できることがポイントなので、スライドなどビジュアルで確認しながら商品をセレクトでき、さらにすぐにストックが判る手法は、とても具体的で効果的といえます。

素人の発想なんです、と謙虚ですが、実はブランドや商品のイメージが分かり易い手法そのものがビジネスの視点では有効なのです。

注釈:この物語はフィクションであり、登場する人物、団体は実在のものとは関わりがありません。
 2006/10/31 10:37  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

中国版ミラノ挙式ビジネス
ミラノのスフォルツエスコ城の前にいるウエディング姿のカップルは、中国からミラノに結婚式のパッケージツアーで来ているとのこと。

小一時間の内に、三組のカップルが次々と白い大きなリムジンでお城の前に到着(なぜかみんな白いリムジンでした)。噴水の前で待機しているカメラマンが花嫁さんのポーズをアレンジして、バシバシとカップルの写真を撮る。
それを親戚か友人達が周りから「ただただ見ている」のです。

新婦の笑顔は印象的ですが、雨上がりの道路で引きすられたウエディングの裾がドロドロでちょっと気になりました。

中国では「新しいビジネス」と、一生に一度(多分・・・)の記念にミラノで結婚式をあげたいという「トレンド」が、見事にマッチした企画なのかもしれません。
 2006/10/25 11:10  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

仮想「Medivesの成功物語」その15:ブログを発信!
伊太利さんの奥さんは結婚以来、夫婦で出かけた場所を日記にしたためたり、写真を撮っては整理をしたりすることが大好きで、夫婦で訪れたリゾ−ト地の写真がすでに2000枚を超えていました。
 

そこでMedivesのWEBサイトに、過去に訪れた世界中のリゾート情報や写真、出来事、そしてそれを通じて友人になった人たちの情報や感動したことなどをまとめて整理し、ブログに書くことを決めました。

日記というより、写真を中心にブランドの立ち上げから今までのこと、商品を通したイメージやアイデアのこと、いろいろな地方の人との触れ合いのこと、Medivesを通じたビジネスのこと、などをこまめにアップしていきたいと思いました。。
そしてアッという間に80日分のブログ原稿が出来上がってしまいました。「楽しいことは何でも夢中になってしまって・・・」と明るく笑う奥様が印象的でした。この奥様のブログを読んでトラックバックに書き込みをしてくださる人々とその後ビジネスやプライベートで新たな繋がりが出来てきました。

※ 早田コメント
ビジネスブログでは、押し付けや売らんが為の「プッシュ」型ではなく、自分達の考えや感動に共感してもらう「プル」型で根気よく望むことが必要です。

商品やビジネスはそのメッセージに感動したり、興味を持ったりした人たちの結果であるという価値観がブランドを伝えるときには大切です。

注釈:この物語はフィクションであり、登場する人物、団体は実在のものとは関わりがありません。
 2006/10/20 16:05  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

仮想「Medivesの成功物語」その14:特別展示会
Medives旗艦店のオープニングパーティーと、その折に開催した子供向けのオークションの事が雑誌や新聞で取り上げられて、いろいろな所から取材依頼がありました。特に地方の専門店のオーナー達がMedivesをもっと知りたい、出来れば仕入れしたいなど問合せがあったので、専門店向きに「特別展示会」を開くことにしました。
 

Medivesオリジナルブランドのビジネス上の問題点として、1店舗だけでは商品開発、発注など量的な問題が解決できないということが生じたのです。

友人がオーナーをしているリゾートホテルに、全国から選び抜かれた専門店のオーナーをご招待し、2日間の展示会を開催しました。
日本各地から、興味とビジネスの可能性を期待して、17件の子供服専門店のオーナー達が集まりました。伊太利さんは「Medives哲学」を理解していただけそうな6店のオーナーと取り決めをして、「Medivesアライアンス(仲間)」をスタートすることにしました。展示会の第一回の受注額は約1500万円ほどでした。

商品を200万円以上オーダーの専門店には、売場のMedivesマニュアル(※売場で販促ポップやイメージビジュアルなどでブランドの表現の仕方を説明するもの)を差し上げることにしました。

後に、このマニュアルが威力を発揮するとは伊太利さん自身もこの時は気がついていませんでした。

※ 早田コメント
ここで大切なことは、伊太利さんは単なる卸ビジネスという形態をとらずに、Medivesを理解してもらう「ユニオン的な取組み」を提案したことです。
その為のMedives哲学とは、
1) 上顧客を抱えていること
2) 地域の一番手の店であること
3) その店のオーナー自身がMedivesの哲学を理解していること
4) 商品の仕入れ以外に、イベントや販促などをMedivesとして共有すること
5) 年1回のMedivesパーティに参加すること
6) Medivestっ子(Medivesブランドが大好きな子供達)を育成すること
などです。

このようなガイドラインを持つことは単なる卸とは一線を引く、オリジナルブランド構築として非常に大切な要素になるのです。

注釈:この物語はフィクションであり、登場する人物、団体は実在のものとは関わりがありません。
 2006/10/13 09:48  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ギャップのコイン
先日ギャップで、コインキャンペーンというのを見つけました。コーデュロイのパンツを試着した人全員にオリジナルのバッチやキーホルダーが出てくる「ガチャガチャ」のコインを差し上げます・・・というものです。

手渡しでも良いキーホルダーやバッチですが、コインを敢えて渡し、「ガチャガチャ」で当てるという遊び心をくすぐる志向でした。

「なぜコーデュロイの試着した人全員なの?」と聞くと「以前コーデュロイのパンツのシルエットが悪く失敗したので、その顧客をとり戻すためなんです」とのこと。

マーケティングの意地(?)でしょうか。チョッと褒めてあげたい気分でした。
あっぱれ!!
 2006/10/12 09:48  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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