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仮想「Medivesの成功物語」その12:記念オークション
伊太利さんの新ブランド旗艦店オープンを祝うパーティーで、一つのイベントが企画されました。招待状に書かれていた「今までご自分達が過ごされたリゾート地の中で、お子さん達が一番気に入っている場所の写真や記念品を持ってきてください」は、この企画のためのものだったのです。

それは世界中のリゾートで手に入れた「子ども達に伝えたい大切な思い出の品」を参加者がオークションで落とすという企画でした。エジプトで購入した子供用の大きな麻のバッグ。南アフリカのロンドリゾートで買った狩猟用の磁石。スリランカで買った泥の絵の具で描いた風景画。などとてもこだわりのある大切な品物ですが、リゾートに行った人しか判らない、雰囲気のある素敵なものばかりです。

イタリア在住の梅原さんがオークションの主旨に賛同し出品して下さったもの中に、80年代の天才ファッション画家のアントニオ・ロペスの原画がありました。これが70万円で落札されました。プライベートなオークションでは異例のことですが、「本物のブランドオークションには本物のアートを提供しましょう!」の一言でご協力頂きました。

ショップをデザインしてくれた、田中さんの作品「メディ人形」のイラストが大好評。初めてのオークションだというのに、そのユニークさに5万円の価格がつき話題になりました。(後にこれがブームになるとは誰が予想したでしょう)

収益金は90万円ほどになりました。
伊太利さんは、その収益金のすべてを、「自然環境があってこそのリゾートライフ」という観点から「地球の砂漠化を阻止する植樹運動のPKO 団体」に寄付をするということに決めました。


早田のワンポイント
ブランドが行うオークションは、何の為に行うかということを事前に参加者に伝えておく必要があります。Medivesの哲学に理解と賛同をして下さる方々に目的を明確にすることで意識が高まります。
アントニオ・ロペスなど本物を提供することで、子供達に本物を伝えることもブランドのメッセージとしては重要な要素です。
また、これらの社会還元を目的としたイベントは、ブランドの骨子やビジョンに関連した企画として、その投資額は小さくても継続的におこなうようにすることが大切です。
 2006/09/29 10:17  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ミラノ風移動式ウインドー
ミラノのスピガ通りの入り口に「移動式ビルボード兼ショーウインドー」がありました。ブランドのビルボードと商品のディスプレイが限定で行われているのです。移動式なので設置と撤去に手間がかかりませんし、経費があまりかからないと思われます。

但し、広い歩道専用の道に限られますよね。ちゃっかりした、実用的な「移動式看板兼ウインドー」でした。日本では流行るかな!?
 2006/09/26 09:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

仮想「Medivesの成功物語」その11:オープニングパーティ
伊太利さんのブランドMedivesは、単に商品を売ることだけではなく、リゾートのすばらしさを伝えることもブランドの大切な戦略と考えています。
そこで、旗艦店のオープニングには、友人知人を中心にオープニングパーティを開きました。

イタリア大使館のNoti氏家族、南イタリアのオリーブオイルの独占販売で成功した原田氏、バッグメーカーのジャパン社の女性社長とそのご家族、女優を目指す出川さんなど、20家族ほどの方々をご招待して旗艦店のお披露目をし、その後ショップの向かいにあるイタリアレストランで貸し切りパーティーを催しました。皆さんお子さん連れで総勢約70人のパーティでしたが、費用は200万円ほどでした。

招待状には、「今までご自分達が過ごされたリゾート地の中で、お子さん達が一番気に入っている場所の写真や記念品を持ってきてください」と書かれていました。


※早田のコメント
パーティーのポイントは、やはりニュースになる人たち(友人や顧客)をお呼びして盛り上がる事です。もちろんファッションやリゾート関係の雑誌編集の方やファッション業界のオピニオンリーダーを招待する事も忘れてはなりません。
この手のパーティには1)将来の顧客候補となる方々、2)ブランドを告知、応援して下さるメディアや雑誌、PRの方々、3)モデルやタレントなど将来の露出に協力して下さる方々など・・・ブランドを盛り上げて、応援して下さる方々にメッセージを伝える意味で幅広く招待することが大切です。

「ラグジュアリーを知っている、ラグジュアリーのためのパーティー」です。
これこそ、『Medivesの信者作り』の第一歩です。
 2006/09/22 17:47  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

イタリア式カテゴリーキラー
ミラノのCorso buenos Ires通りに、靴のワンプライスショップ「tutto 20euro」があります。すべて¥3.000の靴です。勿論日曜日に行われるマーケットと同じくらいに安いのですが、ディスプレイや看板で道行く人をちゃんと注目させます。安いからって、無神経なウインドーやダサイ価格のポップは頂けませんよね。

勉強!勉強!
 2006/09/20 10:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

仮想「Medivesの成功物語」その10:初めての旗艦店
伊太利さんのお父さんでビリヤードが大好きなおじいちゃまは、50年程前から白金の外苑西通りに古い家を持っていました。伊太利さんはそれを改造して、「初めての旗艦店」を立ち上げることにしました。外苑西通りに面した好立地であることと、3台分の駐車スペースがついているという点も絶好の条件でした。

20坪の家ですが、2500万円を改築・内装費および売場への投資としました。テーマは勿論「地中海リゾート」です。

ショップには自分たちが過ごしたバカンスの写真をモノクロでディスプレイしました。勿論伊太利さん家族の「集合写真」等ではなく、バハマで知り合ったイタリア人の画家ファミリーのレオナルド君(7才)や、ギリシャのスミオン岬で知り合ったカテナちゃん(8才)など、すてきな子供達のリゾートライフの写真です。
観光ポスターではなく、本物のリゾートの写真をディスプレイしたいと考えたのです。4万円かけてイメージポスタ―をビルボード向けに作成しました。

※早田のワンポイント
内装だけで坪100万以上という投資は、決して少なくありません。でもブランドのコンセプトからは当然の「イメージ投資」が必要です。旗艦店は新ブランドにとって最初で最大のニュースです。
何を何枚売るか・・・という安易なスペース感覚では無く、新ブランドがどんなメッセージを訴えたいか?ということを伝える大切な舞台と考えて下さい。

伊太利さんのように、新しい旗艦店が特に繁華街ではない場合は、外観で「おやッ」と思わせるようなアイデアや工夫が必要です。エントランスからショップへ入るお客様は、第一印象でこのブランドが自分のお気に入りになるのかどうかを肌で感じます。ブランドロゴが分りやすく、センス良く、そして煩わしくは無いけれど数多く露出されていることがポイントです。

雑誌や新聞などで、もし「ショップの外観」「ショップ内のディスプレイ」などの写真が紹介されたとしたら、それは大ラッキーですよ。
 2006/09/15 14:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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