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イタリアと日本のブランド創りの違い
次世代MDのイタリア式ブランド発想
【イタリアと日本のブランド創りの違い】



イタリアのビジネスマンと日本のビジネスマンでは
ファッションブランドの組み立てと発想の順番が違うと感じます。

熱っぽく語る事柄が、知名度やブランド力をアップするために
どんな仕掛けをマーケティングで仕掛けるかのイタリア人。
どんな商品を作ろうと企画するのが日本人。
これって考え過ぎでしょうか?


イタリアは成功からの逆算、日本は商品の積み上げ発想という気がするのです。





日本ではまず商品ありき!とばかりに商品デザインやサンプルを
社内での構想会議に掛けることから始まります。

社内の営業担当者が「商品ありきで、どんなモノを売るのかを見ないことには
営業開拓出来ない」と声高に発言する、昔の発想から抜け出せないアパレルもあります。


イタリアの新ブランドの立ち上げに関わった時のミーティングでは
熱っぽくブランディングのアイデアを誇らしげに語るメンバーや
成功へのイメージをビジネス視点で話が尽きません。

どのようにして知名度アップをするのか?
ターゲットの消費者心理や受信アンテナは何か?
ブランドキャンペーンやイベント案は?
投資のアイデア、経費、その効果とビジネス連動は?
などをテーマとして論議が尽くされます。


イタリア人とのディナーは日本の居酒屋談義とおなじで仕事の話になると夢中になります。
やはり仕事大好き人間が多いのですね(笑)


ともかくブランドの知名度アップを意識する
ともかくブランドの熱烈な信者を増やす

でも・・・
商品の話はほとんど出てきません


ブランドを最初に創る発想がイタリアと日本と違うのですね!?
 2014/05/22 08:51  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

個性と好き嫌いがアパレルビジネス!?
次世代MDのイタリア式ブランド発想

【個性と好き嫌いがアパレルビジネス!?】


30年前の「オヤジが着ていた古いツイードジャケット」が逆にカッコいい。
古着を着こなすのもアリですね・・・とおだてられる。
これってその人のファッション価値です。


パソコン、携帯などはビジネス雑誌やトレンド記事の比較表でブランド解説があります。
それらから容量、スピード、使い方、通話料など分かりやすく比較出来ます。

素人でもその付け焼き刃情報でヤマダ電機やヨドバシカメラで商品を購入、
しかも他人と全く同じもの(商品)を手にして満足するのです。


ファッションでは情報や他人の服と全く同じものを買うことはありません。
素敵な人のファッションや情報から同じブランドショップに行くが
当然ながら別の商品を購入します。

それは個性だから? 衝動買いだから? 機能の差ではないから?

所詮、ファッションは個性と好き嫌いが判断基準だからでいいんじゃないでしょうか。

他人からけなされたり、批評や批判されることがあまりないことも
ファッションの良いところです。気に入った服をすきなように着ている。

自分の中にあるブランドイメージが良いと、まず顧客はそのブランドに足を運びます。


我々ブランド側は果たして消費者に個性や好き嫌いを感じさせる
イメージや情報をブランディングとして実施しているのでしょうか?

好き嫌いの話題になるほどのブランド企画は何なのか?
誰に向けての好き嫌いのメッセージなのか?
そのために具体的なアクションを起こしているのか?



受け手の消費者が好き嫌いなら
発信者のブランド側も自分のブランド個性の好き嫌いを
商品だけではなくブランディングで発揮することが
成功への一歩かもしれません。

「多様な消費者に広く売れ筋のより良い商品をより安く・・・」
という発想から脱却しませんか?





 2014/05/19 07:46  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

【ブランド価値を上げるのは誰の役割?】
1.次世代MDのイタリア式ブランド発想

【ブランド価値を上げるのは誰の役割?】


アパレルのみならず、ブランドはイメージという付加価値を醸造する力です。



ブランド担当者はいやというほど実感しています。

知名度アップは単価アップ、利益アップに繋がるということ
知名度アップは集客力アップに繋がるということ
知名度アップは流通、営業交渉に優位だということ
知名度アップはブランドのファン(信者)を増やすということ
知名度アップは消費者に衝動買いを誘発させやすいということ
知名度アップは異業種とのビジネスチャンスが増えること


経営者も感じています。

知名度のあるブランドは企業 イメージを上げること
知名度のあるブランドは企業価値や信用力を高めること
企業買収やM&Aでは数字では見えない評価がブランドにあること
知名度UP企業は人材の宝庫




自社ブランドこそ認知度と付加価値をつけるべきと多くの人が理解しています。
しかし、その知名度のあるブランドを誰が創るのでしょうか?

商品をデザインするのはデザイナーです
生産管理をするのは仕入れ担当です
売場交渉は営業担当です
売場環境を魅力的にするのはVMDです
顧客に接客するのは店員です

それではブランド価値を高める責任者は誰が適任でしょうか?
勿論経営者でありますが、現場では商品企画MDが適任者で、ブランドマネージャーであるべきであると確信します。


モノ(商品)を語れる人が、ビジネスを作るから強いのです。

 2014/05/15 08:37  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

Michael St John氏特別セミナー


東京モード学園の招聘で「Top Opinion Leader」講義に当社のイタリア事務所のMichael St John氏(Venticinque Italia代表)が講演をしました。

東京モード学園、名古屋モード学園、大阪学園の3会場で伸べ600人ほどの学生さん達のほか、アパレルなど一般企業の経営層や戦略、企画担当者の方々など予定枠の三倍の方々にもお越し頂くほどの大盛況でした。

http://www.mode.ac.jp/tokyo/mind/special/tol.html




テーマ「You are our future but are you ready ? (皆さんこそ我々の将来です。しかしその準備はできていますか?)」というものでした。

英国サビルローで紳士服のマスターカッターからスタートしたマイケル氏は、マルボロレジャーウエアの最初のブランドマネージャーとしての実績をスタートにSpeedo Internationalの世界ブランドのマーケティングを国際レベルで構築したことで高く評価をされています。

特にスポーツ分野では水泳、スキー、テニス、F1、など世界各国のナショナルチームのデザインから、カルバンクラインなどカジュアルに至るまで幅広い実績があり、イタリアの流行色協会の理事でもありました。

そんな彼が若い世代の学生さん達に一番伝えたかったのは「ファッションビジネスを成功に導くには安易なコピーはせずに、自分たちが学んできたことを工夫し発展させること」です。

現在のファッションビジネスはラグジュアリーブランドやH&Mやユニクロでも多くの課題を抱えています。 マイケル氏はファッションビジネスの将来を託す若者達に夢と希望の指針を与えてくれたと確信しました。

講演後に会場を後にしようとするマイケル氏に多くの学生さん達があっというまに集まり、ハイタッチと笑顔で送って下さったことが印象的でした。
 2013/11/11 08:24  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

イタリアのニットメーカー企画室! 何処もいっしょ!?
イタリアのVicenzaにある某アパレルメンズ企画室での「盗撮!」です(笑)

日本でも次シーズンの商品企画を構成表で考えるときに、壁にデザイン画を貼ったりしますよね。 彼らのは It is put in order properly・・・本当にきちっと整頓されているぞ!という感じなのです。

素材とデザインの型だけ分かればいいじゃない?と考えがちですが、彼らのチーフデザイナーの性格でしょうか、デザイン画にそのシーズンのテーマカラーをキチッと付けて、さらに陰影でイメージを出しています。

そしてシャツのサンプルなどはパッケージの箱に入れた場合の見え方まで事前に検討して、売場と企画のイメージのブレを出来るだけ共通出来るように考えています。

どちらかというとクラッシックのメンズニットブランドなので、できる余裕でしょうか。

昔に産地であった新潟五泉のニットメーカーに伺ったときにも、社長の奥さん(元アパレルのニットデザイナーでお嫁に来ました)が新しい編地を試作してみて「早田さん!どうおもう、これってよくない? このふっくら感が良いと思わない?ねえ・・」とこだわっていたことを思い出しました。


このイタリアのニットメーカーも同じです。奥さんは従業員が帰ったあとの工場を糸を色別に整理をしたり、ゴミを片付けたり・・・日本的糟糠の妻?でしょうか、本当にニットの仕事が好きなんだ!という女性です。

日本もイタリアもニット工場の雰囲気。何処も一緒・・・これがホッとします。
 2010/03/23 00:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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