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チェック4:宣伝企画の問題点
〜”0からブランドを見直す〜


チェック4:宣伝企画の問題点


宣伝企画の課題を見直すときに
常に言われていることに
「ターゲットの明確化」があります。 
 
マスを狙っているということから、
絞り込むとビジネスチャンスが少なくなると
誤解しているブランドがあります。






例えば「働く30〜40代の女性」というより、
「海外旅行のツアーガイドで欧州の12カ国に
年間120日以上海外に出かける仕事の35歳女性がターゲット」
では、具体性が異なります。

このようなターゲットを想定すると
その女性の顔やイメージが浮かんできます。

彼女は移動が多いので機能性や合理的な商品に興味があり、
バルセロナでフランメンコ。
ミラノ・スカラ座でオペラ。
ロシア・エルミタージュ美術館などで
仕事の合間に文化を堪能する意欲的な女性。

その彼女はパンツルックで移動するも
文化に接する時はエレガントでありたい!
と思うのです。

限られた時間で有効に歴史や文化を楽しみたいという
人生観の女性がターゲットなのです。

また、その彼女に向けたイベントやキャンペーンは
具体的に何をしたら喜ばれるかが明確になります。


具体的な女性に向けた宣伝、販促、プレス、広報
の戦略ですとブレることなく次々とアイデアが浮かんできます。


このように絞り込みをすることは
ターゲットが少なくなるのではなく
明確になるのです。

また、実際はこのターゲットではない女性でも
この生き方や仕事に対して共感している
女性は「見込み客」でもあります。




 2017/11/20 00:48  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

チェック3:営業企画の問題点
〜”0からブランドを見直す〜


チェック3:営業企画の問題点




営業店舗の出店を決定するときに、
その判断基準がどの会社にもあると思います。


【商業集積の情報】

WEBを除くと独立型路面店でない限り
その商業集積の情報が不可欠です。

百貨店、ショッピングモール、ファションビル、
駅ビルなどの出店に際しては開店投資金額、
スタッフを含めた月間(年間)や店舗の諸経費などの運営経費、
店頭を含めた宣伝販促経費、売り場バスペースの契約条件など
採算分岐点をあらかじめ予測するでしょう。

特に出店に関しては売上予測の仮説は、
その商業集積の集客力と集客ターゲットの分析、
当該フロアーの平均売上効率、近隣の競合商業集積の情報なども不可欠です。

店頭スタッフの質と実績は販売商品やブランドに
とっても大きな判断が必要です。


【マーケティング予測】

その商業集積(売場)への集客の質と量を
事前に徹底的にリサーチが必要です。

さらに自社のブランドの知名度分析、知名度をアップさせる
集客企画(イベントやキャンペーン)の検討など
将来に向けた実施への個別企画のリストアップが必要です。





【ブランドの予算計画】

その上で、ブランドの売上予測、店頭在庫予測、
回転率に始まりブランド告知や集客のための宣伝販促、
プレス広報、イベントやキャンペーン、
売り場のイメージと制作など数値面での検討が
年間を通じた予算検討上は損益を図る上で必要とされます。


【告知計画】
消費者に「◎◎ブランド 12月20日開店!」
などという消費者向けの告知を媒体や企画時期を、
キャッチ、写真、などを含めて制作費、期間の予測が必要です。


【Iot関連とのリンク】

後述しますが、これらの一連の店頭業務の他に
WEB戦略とのリンクで集客のための企画は不可欠です。

ショッピングサイトとの情報共有で店頭での購入と
サイトでの購入をマイレージのように履歴として
個人の購入実績をポイントなどでする。

イベントやキャンペーンなどの発信をすることで、
見込み客から信者ファンへの囲い込みも総合力であり、
ブランドの知名度アップに繋がります。



 2017/11/15 00:46  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

チェック2:商品企画の問題点
〜”0からブランドを見直す〜


チェック2:商品企画の問題点



ブランドで商品企画の優劣は即座に実績に直結してきます。


「なんでもいいから、ともかく売れるものを作ってくれ!」
という暴論はないにしても、
いきなり商品企画のデザインを進めることは
MDもデザイナーの方達もあり得ないでしょう。


結果を求める前にまず
自分たちの現状を認識する必要があります。

商品企画に関しては素敵なデザインの商品を作ることではなく、
実績を上げるパワーアイテムの開発が究極の目的です。

そのためにいくつかのプロセスがあります。



《商品構成》
目的はどの商品をブランドのパワーアイテムと目指すのか。
現在の商品構成で良いのか。
ブランドのシーズンテーマ、コンセプト、イメージが
具体的なヴィジュアルや写真があるのか。

デザイナーは感性面だけではなく、
数字でブランドのロジックを理解しているのか。

例えば品番別の販売実績、原価率、売上と利益など
自分が作った商品が過去に数字で
どれほど貢献しているかを知っているのでしょうか。

・・・などスタート時点でのチェックが準備となります。




《感性とロジック》
店頭消化率、在庫数、ベーシック&トレンドの数値的考え方、
コスト管理、原料や素材の政策、などスケジュールと計画。

パワーアイテムとなる商品群の目安。

ブランドの代表ビジュアル(対外的宣伝向け商品)の確認。

など商品自体の実績数字を確認しておくことは、
単に感性で売れた!売れない!ではなく、
ビジネスの核となる商品はブランドにとって何なのかを考えるのです。




 2017/11/10 00:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

チェック1:ブランド戦略の問題点
〜”0からブランドを見直す〜


チェック1:ブランド戦略の問題点




ブランド戦略の構築を!!と言われて何から手をつけるのでしょうか。

たった3つのことを明確にすることで具体的な方策が決まります。
それは登山家に例えると・・・・

1) 山の頂上:そのブランド(登山家)は何を(どの山を)目指すのか?

2) 出発する麓:目指すビジネス(山をアタックする)チームの現状(資金、手法、インフラ、現状システム)を再認識する。 

3) 目的のビジネスを達成する(山を登る)ためのプロセスを具体的に方法を一つづづリストアップしてみる。

そして
● そのリストで一番重要な事項は何かを絞り込む
● 緊急性の高い項目を決めて優先順位をつける
● このプロセス(リスト)作成で気づかなかった事項を再認識する。




この表は「何が課題であるか?」を思いつくことすべてをリスト化してみます。
事業部門のリーダーだけではなく、そのブランドに関わる全てのスタッフの現実的な目線でリストを作成するのです。




視野の狭い発送でも良いのです。

自分たちができなかった言い訳でも良いのです。

競合ブランドの過大評価でも良いのです。

空想の出来もしないと言われる絵空事でも良いのです。

素人の発想でも良いのです。

現場を知らない者の発言でも良いのです。

思いつきでも良いのです。


これらのリストは自分が目指す山を再認識させて、自分たちの現状を認めて、何ができるかを深掘りすることで、登頂するためのプロセスをより明確にさせるのです。


 2017/11/05 00:24  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

MDの右脳と左脳を見直す
〜”0からブランドを見直す〜


【MDの右脳と左脳を見直す】



今やMDに期待されることは多岐に渡っています。


MDの右脳を想像してください。
・・・・商品企画ではブランドの感性でイメージをどのように
商品に反映させるかをデザイナーと考えるのです。


閃き、感性、イメージ、など商品を通じて伝えることの
ディレクションを出すのです。

他のブランドのデザインのパクリではいつまでも
独自性が生まれないことはすぐに気付きます。




良く言えば「商品のクセ、好き嫌い」を
こだわりというテーマで考えるのです。


ローラアシュレイのプリント柄は
好き嫌いに捉われずにあるテイストがあります。


これは決して売れ筋追いではなく、
この花柄を見たら、ローラアシュレイだ!とかリバティーだ!
という視覚感性があります。

そのクセ、特徴、独特のイメージがファンにとっては
大切なのです。







一方では左脳でブランドを論理的に分析、戦略化することを
求められます。

顧客ターゲットの分析や動向
ビジネスの数値的な動きから将来的なメリット、可能性を
経営者や投資家にプレゼン説得をするのです。



例えば、そのブランドにとってのパワーアイテムの開発があります。

モンクレール、タトラス、ノースフェイスなどのダウンジャケットは
ブランドの代表商品でもあります。

ダウンやフェザーなど原料やデザイン、縫製など細部にわたる
こだわりが認めれられることで、商品の価格が高くても売れるのです。

女性の外反母趾専用のハイヒールブランドがあります。
ハイヒールを履く女性が少ないこの時代に
さらに外反母趾の人向けに研究した独自の商品開発です。



価値があるからこそ価格が高いことを評価されるのです。

企画して売れないからといって、すぐに価格を下げるのではなく
我慢に我慢を重ねてブランド価値を認めさせる不断の努力の賜物なのです。

通りすがりの衝動買いの顧客ではなく、
情報を伝達し、価値を共有してくれるファン信者を開発するのです。

それに対する投資、マーケティング、集客などビジネスの
根本を合理的に理性的に戦略化することを求められてます。



MDの良し悪しや求められていることは会社の歴史や価値観
風土によって異なります。

しかし、消費者の情報収集がスマホから始まる今日
昔のマスメディア信奉では集客が出来ません。


商品の価値観を開発するのはMDの使命です。
ブランドの価値観を開発するのはMDのもっと求められる使命になっています。

0からブランドを見直すのは商品でしょうか? 
ブランドのビジネスなのでしょうか?




 2017/10/16 03:25  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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