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ブランド価値を上げるのは誰の役割?


【ブランド価値を上げるのは誰の役割?】



アパレルのみならず、ブランドはイメージという付加価値を醸造する力です。

ブランド担当者はいやというほど実感しています。

知名度アップは単価アップ、利益アップに繋がるということ
知名度アップは集客力アップに繋がるということ
知名度アップは流通、営業交渉に優位だということ
知名度アップはブランドのファン(信者)を増やすということ
知名度アップは消費者に衝動買いを誘発させやすいということ
知名度アップは異業種とのビジネスチャンスが増えること


経営者も認識しています。

知名度のあるブランドは企業 イメージを上げること
知名度のあるブランドは企業価値や信用力を高めること
企業買収やM&Aでは数字では見えない資産 評価がブランドにあること
知名度のあるブランドは企業に優秀な人材確保の機会が増えること



自社ブランドこそ認知度と付加価値をつけるべきと多くの人が理解しています。





しかし、その知名度のあるブランドを誰が創るのでしょうか?

商品をデザインするのはデザイナーです
生産管理をするのは仕入れ担当です
売場交渉は営業担当です
売場環境を魅力的にするのはVMDです
顧客に接客するのは売場店員です

それではブランド価値を高める責任者は誰が適任でしょうか?
勿論経営者でありますが、現場では商品企画MDが適任者であり、ブランドマネージャーであるべきであると確信します。


モノ(商品)を語れる人が、ビジネスを創るから強いのです。
商品を作る企画MDから、ブランド価値を高めるMDへ・・・

期待されています。

 2014/07/07 15:03  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ブランドを絞り込みは・・・諦める勇気?
【ブランドを絞り込みは・・・諦める勇気?】



ブランディングで重要と云われる要素のひとつに「絞り込み」があります。

何のためにブランディングをするかというと、
知名度を上げる、信者ファンを獲得する、他との圧倒的な差別化で売上を上げる
など結果を求めるためのアクションプログラムだからなのです。

そしてその効果をさらに上げるために「絞り込み」が必要となってくるのです。

ところがアパレルで「絞込み」と言うと売れ筋や実績、評判の良い商品を集めるという商品視点だけのおざなりな論議に陥りがちです。

最初からマスを狙うということは異なるリクエストやターゲットになんでもかんでも迎合したりおもねたりすることと同じになのです。


商品ではなくブランディングで「ともかく、少しでもマスの幅広い顧客狙いというマーケティング」を諦める勇気を持つことです。





最近、事業停止になった「小悪魔アゲハ」

2006年創刊時は"キャバ嬢のバイブル"として話題になり、
2年後には発行部数35万部、絶頂期の2009年は74億円の売上げでした。

当時は18~22歳くらいのキャバ嬢をターゲットという、
あまりにも絞り込んだ、狭くも分かりやすいブランドでした。

単なる女子大生、OLさん、若い女性などのヤングターゲットではなく
「キャバ嬢」という意表を突く固有名詞がキーワードとなり、
メディアの露出が増えて、ブランド名が浸透したのです。


これはターゲット以外をまず諦めるという決断をすることで「絞込み」が出来たのです。


小悪魔アゲハから「女子大生、女子高生、OL、若いママ・・などは
狙っていません!」と言われるほど気になるのです。

実際のビジネスでは、メガネ、つけまつげ、 ネイル、アクセサリーなど
商品自体は普通ですが「小悪魔アゲハ」という派手なパッケージに引き寄せられ、
ターゲット外の一般の普通の若い女性が購入しています。


「小悪魔アゲハ」というイメージで集客し購入に結びついているのです。


ブランドが目指すコンセプトの反対勢力を熟知し
「最初からマスターゲットを狙わない」勇気をもって望むこと、
それこそ「絞り込み」です。

皆に好かれようとする優等生タイプのブランドって、実はインパクトがないのです。
どこにでもあるから。。。
それら記号ブランドは商品デザインと価格競争というスパイラルに陥るだけなのです。


ブランディングの目安を他ブランドのモノマネや、成功事例のコピーなどを
教材としているなら独自性のあるユニークなブランドにたどり着きません。


万人受けする戦略や横並び企画のリスクとは真のファンや信者に到達しないことを意味します。

真のファンは多くの市場の中から自分の琴線に触れるブランドメッセージやイメージを欲しているからです。


そのために貴方のブランドは何を諦めますか?
 2014/06/30 11:17  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

アパレルブランドの真の成功は!?

【アパレルブランドの真の成功は!?】


ブランドコンサルや面談などで、経営者の方やブランド責任者の方に
最初にする質問は「あなたのブランドの成功って何ですか?」です。

ブランドは売上げや利益が月別、年別で判断されますが、永遠に右肩上がりとはいきません。数字という量的判断と知名度やブランド信者などの質的判断基準を持つ必要があります。

ファッションという不確定な世界、消費者の価値観や感性の変化、
場当たり的なマスメディアの情報、所詮衝動買いの延長など
不安要素を挙げたらキリがありません。





利益追求のビジネスですから、一時的な売り上げも急激な減速や在庫の滞留など勘案して最終ネットで如何に残すかが株主への責任となっています。

インタビューや面談で共通点は行きつくところ、
継続的な利益が上がる仕組みはできないだろうか?
そのためには一過性の顧客ではない「信者」をどのようにつくればよいのか?
ブランドのロゴが集客力を持つためのマーケティングとは?
最終的に合併やM&Aなどでブランドが会社の資産として実際に評価されるにはどうする?
などが挙げられます。

もちろん経営者の責任ですが、経営層と現場に一番密接な実践的ブランドMD、事業部責任者の人達の才覚で可能性は大きく広がります。

それらの人達は将来、独立して自分のビジネスを興そうとしている事業部長やMDだとするならば、それらの野心家こそが真のブランド成功の原動力になります。

野心のあるビジネスマン、いいじゃないですか!







 2014/06/25 17:45  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ブランド実践的なチェック!(その2)
自分に甘い「駄目なブランド度」って?

残念ですが、アパレル業界には、マーケティング意識の希薄なブランド経営者、担当者が多々見受けられます。
そのほとんどの場合「自社のブランドに問題点&がある」ということに、漠然とした認識しか持っていないのです。

そこで、あなたの「駄目なブランド度チェック」です。

□ 経営者、責任者が「まずは商品企画の充実が先決だ!」が口癖で真の問題点を先送りする
□ ビジネスの判断に関して過去の成功・失敗体験に縛られがちである
□ 商品開発・企画には気を遣うが、ブランド告知、売り方などに無神経である
□ OEMビジネスからの脱却が出来ず、自社開発の意欲がない
□ 課題や問題に「とりあえず」と、即決が出来ず先延ばしし、結局結論があいまいである
□ ブランドのロゴの露出、使用法、管理がいい加減である
□ 売上げに対して、品番数、原料数が把握出来ないくらい多い
□ 自社ブランドの「信者、ファン」層の分析と理解が出来ていない
□ 商品にはこだわるが、ビジネスそのものに節操がない
□ 仕入れ価格、経費、契約など、見識や目安もなくただ値引きを要請する
□ 社内資料が統一性、関連性がなく、場当たり的な資料が多い



上記で8つ以上のチェックがあるとしたら、あなたのブランドは「駄目なブランド」の烙印を押される可能性が高いといえます。
今こそ謙虚に自分を見直す機会かも知れません。
 2009/10/30 15:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

何故オリジナルブランドを立ち上げないの? (その4)
ビジネス設定権の有無が問題だ!

某量販店のOEMブランドのシャツを生産しているメーカーがあります。
上代の設定権はバイヤーなので、どんなに良い商品を開発しても最終的な価格
で妥協せざるを得ない場合が多々あります。

メーカーとして10,000円を超える新しいシャツ企画の提案をしても、最終的には価格設定権(ゴリ押し?)があるバイヤーに「どうしても7,900円で売りたいので・・・。」と言われれば、その意向に沿ったビジネスで妥協するほかありません。

発注の数量も勿論相手次第です。始めは5型で5000枚のスケールの販売
計画の商談で生産計画を組んでいても、売場や担当者が変わると、最終段階
で「不透明なので、とりあえず各型を300枚づつで展開して、売れ行きの状
況を見てからにしましょう。」という掌返しの取組みはザラにあります。

取引先という立場では取組みや商談や構想などは、アッという間に反故にされてしまいます。(それを「仕方無い…」と認めてしまう事自体が問題なのですが)

ビジネスのスケジュールも企業の担当者次第で工場や原料、すべてが他人の
判断待ちです。昨今は、後出しジャンケンのように、売れるという確信の持て
る企画しか発注しない担当者もいます。

つまり、時間の余裕をもって「納期から逆算して3ヶ月前に発注しましょう!」という約束をしても、最後の最後まで結論が出ず、結局、1ヶ月前バイヤーから「何とかなりませんか?」と言われ、メーカー側にスケジュールのしわ寄せ来るのです…。

そんな状況を、「考え方やスケジュールについて来られるメーカーだけが生き残る。」などとうそぶくバイヤーさえいます。



多くのメーカー経営者がオリジナルブランドを志すのは、利益もさることながら、「担当者に振り回されるばかりで、最終的に何の成果も残らない」と、その安直な考えのビジネススタイルに嫌気がさしているからです。
プロのビジネスマンが独自のオリジナルブランドを目指すのには、そんな背景があるのではないでしょうか。

あなたはオリジナルブランド構築を目指す気持ちになれますか
 2009/06/15 12:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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