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IKEAのファンが増える訳
【IKEAのファンが増える訳】

異業種のブランディングでは商品そのものより、顧客目線で参考になる事例があります。 
その中の一つにIKEAがあります。

私も家内とドライブがてら港北に出掛け、衝動買いの後にサーモンマリネとスウェーデンミートボールを食べるとあっという間に3時間のデートとなります。

そのIKEAのショップで素晴らしいと感じることの一つに店内の表示サインがあります。

売り場案内板、商品説明、価格表示、動線などのサインが見やすいデザインとなっています。特に駐車場からトイレ、レストラン、売場の階数表示や回遊する順路案内などが大きいサイン表示で分かりやすいのが印象的です。

この「大きい表示サイン」が出来そうで難しいからこそ重要なのです。

アパレルなどでは、通常は価格や商品説明などの情報は商品の下げ札など「小さい表記」で、商品のディスプレイを邪魔しないように配慮?されています。
しかし、消費者は売場で商品を直感的にいいな!欲しいな!と感じると同時にすぐに「価格は?」と続きます。

「15平米のこの家具すべてで、69.800円」という大きな表示がソファーやテーブルのコーディネイトと相まってさらに購買欲求を起こさせる上手な仕掛けです。



それらの価格が見やすく、大きい表示があると売場の担当者を探して「これっていくらですか?」と聞く手間が省けることになります。 当然ながらIKEA側からすれば売場人件費の低減に繋がるのですよね。それにしても、IKEAは売場にスタッフが少ないですね。

その上、ロゴと同じフォントでブルーのブランドカラーをシンプルに表記することで、全体の統一感とグラフィックを通じた感性の良さをさらに感じさせます。
顧客目線で欲しい情報やサービスがすぐ分かる!というビジネスがIKEAの人気の一つではないでしょうか?

最近、有名芸能人がカップルで「北欧の家具ショップにデート」と週刊誌などで騒がれると、IKEAだなとすぐに分かります。
お金持ちの芸能人がデートでいく家具店は「安い家具店」ではなく、「楽しいファッショナブルインテリア家具ショップ」という評判になります。

集客の質と量が売上を左右するビジネスで顧客に分かりやすく、購買しやすい売場を作るとリピート客が増えるのは当然ですね。

ドライブがてら港北や船橋にある巨大ショップに足を運ばせるブランディング。
IKEAのファンが増える訳が分かります。
アパレルだけに拘らず、足を運びたくなるブランドを外から見るといろいろと見えてくるものがあります。

消費者に価格を嫌味なく、明確に伝える簡単で難しい表現をしているサンプルですね。。。

 2017/05/02 17:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
早田 敬三(そうだ けいぞう)
株式会社レナウン初代ミラノ駐在員として、ライセンス、現地生産企画のオペレーションを担当。帰国後、婦人企画、新規開発、紳士ブランド開発なども経験。
1998年Michael St John氏Venticinque Italia srl.社(本社ミラノ)をパートナーとして株式会社アドスインターナショナルを設立。
イタリア企業の日本市場進出のマーケティングコンサルタント、国内企業のブランド再構築プロデュースを手掛ける。

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