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チョッとじゃ若返ったことにならない! 寿命の長いブランドにみられる共通の悩みは、顧客と共にブランドが歳を取ることです。売れ筋実績を重視し、現在のターゲットや彼らの好みを大切にするあまり、ブランドの企画やイメージが顧客と共にだんだんと歳を取っていくのです。 しかしある時、頼りにしていたその顧客達が「最近このブランドって、古くなってきたわよね…。」と見放し、若いブランドにシフトしてしまう時が来るのです。 しかも、この信者であるコアの顧客離れは、ある時に一斉に起こります。徐々に…ではありません。 当のブランド担当者は「現在の50代の商品とイメージを30代後半から40代前半に徐々にシフトしていきたい!」といいます。 これは、現在の売上に大きな変化や変革を行うリスクは避けつつ、微妙に且つ徐々に変えて行きたいという担当者の心理の表れでしょう。 ![]() しかし、20年前の30代ターゲットのレディースブランドが、今や50代、いや60代がターゲットになってしまっていることは不思議ではありません。 50才の女性は「40代向け」とされる売場で本当に買いたいのでしょうか・・・。 実は、30代くらいの女性が着ているシンプルで若々しい雰囲気やデザインのものを身に着け、40代に見られることで初めて満足感を得るのではないでしょうか。 選ぶブランドは「ちょっと」や「少しつづ」変えるだけじゃ若返ったことにならない!のです。 |