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ピノグリの中のピノノワール



いまヴィンヤードでは、
Thinning(スィニング)といって、
密集しているブドウを間引いたり、
絡まっているブドウをほぐして下に垂らす作業をしている。

ピノ・グリという品種のThinningをしているときに、
アメリカからワーキングホリデーで来ている女の子が教えてくれた。

ピノ・グリ種は、
ピノ・ブランク(白)種とピノ・ノワール(黒)種の交配種なので、
たまに、両親どちらかの特徴が顕著に表れることがあると。

ピノ・グリは白ワインになるのだけれど、
ブドウそのものはほんのりピンクに色づいている。

その中に、一際色濃く黒に近い実をつけている房がピノ・ノワールだ。



この間はピノ・グリの中にピノ・ノワールを見つけることができた。
ワイヘキ島はピノ・ノワールに適した環境ではないので、
私はまだその実を見たことが無った。

厳密に言うとピノ・ノワールの木になる実と違うけれど、
明らかに、ピノ・グリじゃない葡萄が成るのがおもしろい。

ピノ・ブランク種は、
シャルドネ種のように透き通るようなゴールデン・イエローをしているらしい。
それも見てみたい。

これら先祖返り的なブドウの房を収穫時に省くか混ぜるかでまた味が多少変わってくるのだろうか?
今度ワイン・メーカーに聞いてみよう。

 2017/02/25 16:09  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


オックスハート



うちの固有種トマトシリーズに、
今年仲間入りした品種「オックスハート」

私からトマトの苗を買ってくれた近所の婦人が、
もう20年も育て続けているというトマトの苗を持ってきてくれた。

20年前に友人からもらった固有種トマトから種を採取し、
毎年発芽させ結果させているという。

私と同じく「固有種トマト」ファンだ

彼女いわく、
「たぶんオックスハートの一種だと思う」とのこと。

オックスハートという名はこの時初めて知った。
ハートという単語が入っているせいか、
そういえば、なんとなくハートの形をしている?
などと思ってみたり。



うちの固有種トマトは、
これで全6種類になった。

このトマトの種はすでに採取済み
 2017/02/16 04:33  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


ヒメの仕事と遊び



さて、鳥追いの季節がやってきました。

鳥からブドウを守る為に張られたネット。
けれどまだ縫い合わせられていない穴や隙間から鳥が入ってくる。

毎朝1人だけスタッフが1時間早く来て、
どのネットに鳥がいるかヴィンヤード全部のネットを外側からチェックする。
これが Birds run(バーズラン)。
鳥を見かけたらネットの中に入り数などを確定するのが、
Spotting Birds(スポッティングバーズ)。

そして定刻にやってきた他のスタッフ4〜5人で、
鳥が目撃されたネットに入り鳥を捕まえる。

音を立てながら追いやり、
片方だけ開けたネットから鳥を出すか、ネットを開けずに追い詰めて殺すか、
いずれにせよ鳥をネットから一掃するのが、
Flushing Birds(フラッシングバーズ)。


鳥に休日も平日もない。
なので、土日も鳥追い作業を当番制でする。
平日は人が大勢いるけれど、週末当番はたった1人。

鳥を見つけることは出来ても、
それを追い出したり捕まえたりするのは大変な作業。

日曜日の今朝、私に当番が回ってきた。
ここは、ヒメの力を借りるしかない。。。

けれど私のしつけは、
ハンティング本能を抑えさせるしつけでもあるので、
鳥追いをさせることはヒメにとって矛盾が生じる。。。

だってそもそも、うちで飼っているダックやニワトリを襲わせないようにするために選択したしつけ法が森田誠式なのだから。

ヴィンヤード犬の仕事はこの鳥追いがメインの仕事。
ヴィンヤード犬でもあるブリックスはきちんと鳥を捕まえかみ殺す。
そしてそれが楽しくて良いことだと教えられている。
ハンティング能力を伸ばすしつけをされているのだ。
それがネットの外でも鳥を見たら追いかけ捕まえようとする。

けれど私は、
鳥を殺すことを良いことだとヒメに教えたくない。

生き物を捕まえることは犬が本来持っている自然の能力。

今までおこなってきたしつけに矛盾を生じさせないのであれば、
ヒメを鳥追いに参加させないのが一番。

けれど犬を連れてヴィンヤードに働きにいっていながら、
しかもまさにファームドッグとして生まれてきている犬を飼いながら、
鳥を襲わせたくないというのはある種の矛盾である。

考えに考え出した結論は、
捕まえるのだけ手伝ってもらってかみ殺させない。
最後は私が鳥をリリースする、というもの。

ブリックスがかみ殺しているのを見ているので、
どうやって殺さないようにさせるか見当も付かなかったが、
とりあえずヒメをネットに入れてみた。

最初は鳥が飛んでいっても何も反応しなかった。
そしてやはりヒメの威嚇無しでは、
広いネットの中を鳥を追ってムダに往復するだけになってしまう。

なので私が走って鳥を追いかけるのをヒメに見せ、
テニスラケットで鳥を捕まえる仕草をして見せた。

それを見たヒメは、
鳥を捕まえるという遊びをしているのだと思い、
鳥を追い始めた。
家の中でハエを捕まえて遊ぶの同じ感覚だ。
ハエは何度も何度も足でパンチされるとすぐに死んでしまうが、
鳥はもう少しタフなのでヒメに軽く噛まれた程度ではすぐに逃げ出す。

最初の1羽目は、何度か逃げられたが、
2羽目以降は、鳥をキャッチすると前足で押さえたまま私が来るのを待つようになった。私もそんなヒメを興奮させたり、大げさに褒めたりせずにただ頭を軽くなでるだけにした。

褒めることも叱ることもせず、
鳥を捕まえることは良くも悪くもないこと、だと伝えたかった。

そしてヒメが捕まえた鳥を私が受けとり、
ネットの外に離した。
最初はその鳥を追おうとしたが、その行動をリードのショックで制止させる。

ネットの中の鳥だけがターゲットなのだと教えるためだ。

ヒメはまだ噛み殺すことを知らない。
きっとかけ声で刺激して興奮させればいずれ噛み殺すだろう。
そしてそれを褒めることでどんどんハンティング能力が育っていく。

この鳥追いのシーズン、
ヒメに、鳥追いはさほど面白くもないけれど飼い主と一緒ならやる、
という程度の遊びで過ごせればいいなと思う。

この微妙なしつけを他の人に英語で伝えるのは困難なので、
ヒメを鳥追いに貸してくれと頼まれても断固断らねばならない。
男性のうちの何人かは犬を興奮させるのが大得意だからだ。

結局私とヒメは、
今朝は7羽の鳥を捕まえて外に離すことが出来た
所要時間は1時間45分。
まずまずの成課だ。

 2017/02/12 06:17  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


ちっさっっ!



にわちゃんたちのフリーレンジエリアの整備をしていたら、
草むらに白いつぶつぶを発見。

ニワトリの卵と比べるとかなりの極小だ。

鳥の卵じゃないとしたら地面にあったしトカゲの卵???
 2017/02/05 09:19  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


ブドウ、色づく



ヴィンヤードのブドウが色づき始めた。
ブドウがシュガーを生産し始めたサイン。

ここからは時間との戦い。

私たちはこれから2ヶ月くらい、
ブドウの糖度が高まるのを待つけれど、
鳥はちょっとでも甘ければ端からブドウを食べ尽くしていく。

急いで鳥除けのネットをかけなければならない。

からまって塊になっている部分を間引いて、
ブドウとブドウが互いにあたらず下に垂れるように整えていく。
この作業は、ブドウの木の下に間引いた実を落とさないようにするのが重要だ。
重機が通る芝生の上に落とし、芝刈り機で即時粉砕していく。
そうすることで有機物を発生源とする病気を防ぐことに繋がる。

主に女性陣がこの作業をやり、
その作業が終わったところを男性陣がネットをかけていく。

私のバイトしているヴィンヤードが去年新しく畑を増やした。
その畑が、私の家から谷を挟んで向こう側に見ることが出来る。



白い部分が今日ネットをかけた部分。
あともう少しですべてかけ終える。

さっきまであの中で作業していたなんてなんだか不思議な気分
 2017/02/04 03:39  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
芹澤 絵美のスタイリングはこちら
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