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ダックがやってきた



ニワトリが来る前に、ダックが我が家にやってきた。

旦那さんと「ダックが庭にいたら可愛いね」と話していたのだけれど、
いわゆるワイルド・ダックを飼うのは難しい。

家禽となったアヒルと違って、彼らは飛べるから。

オークランド近郊には、
Mallardという野生のダックが繁殖している。
少し前から出産シーズンで、Duckling(ダックのヒナ)が母親の後ろについてヨチヨチと道路を横断したりしているのを見かけてはいた。

ワイヘキではあまりないけれど、
本土の交通量の多いところでは、
車に轢かれたり、何かの理由でママがいなくなってしまった子もいる。

そういう子たちが人間に救出されて、
「Bird Rescue」というところに持ち込まれる。
そこには沢山のDucklingが保護されていて、
大人になるまで外敵から襲われる心配のない安全な場所が彼らには必要。
だからBird Rescueではいつでも里親を募集している。

私たちは、産毛が抜けて、
外でも暮らせる羽毛が生えそろったOlder Ducklingの里親になることにした。

Olderと言っても大人ではないのでまだ飛べない。
だから今自然に離されたら、エサも見つけられないし、
ネコや犬に襲われる可能性が高く安心して眠ることさえできない。

だから彼らが「ここは安全なんだ」と認識出来て、
かつ空を飛べるようになるまで、囲いの中で育てる。

自由に出入りして庭を散歩してくれるのが夢だけれど、
いつか成長し、もっと快適な所を求めて飛んでいってしまうかもしれない。
それでもいいね、と2人で話して育てることにした。

ヒナの時に拾われて、Bird Rescueで暮らし、
そして2度目の引っ越しではるばる海を渡って我が家に来た。
慣れない環境でストレスにならないように配慮してあげたい。

見たこともない小屋は恐ろしいのか、20:00になっても中に入らない。
あまり人間に捕まれるのは嫌いだろうけれど、
昨夜は強風だったので、1羽ずつ捕まえて小屋の中に入れ入り口をふさいだ。
隙間から覗いたら、すぐにワラの上に座ったので安心。

翌朝、早起きの旦那さんが入り口の板を外すと、
まもなくダックたちは外に出てきて毛づくろいを始めたらしい

今日から毎朝夕、ダックのお世話が始まる。
ニワトリのエサとは別に、新鮮な採れたてサラダを用意。
水のボウルに細かく刻んで入れると、
池で藻を食べているのと同じようにして食べることができる。

今朝は、朝採りのロケット、青じそ、タンポポ、ヒヨコ豆のサラダ。
昨日はほとんど何も食べなかったので、
今日は朝からそのメニューが大人気だった。

これからの季節は、イチゴやスイカやトウモロコシ、トマトも採れるので、
通常のエサの10%をこれら新鮮野菜やフルーツに替えて与えていこうと思う

恐怖心が無くなって、ワイヘキ島を楽しんでくれるといいな

 2015/11/17 02:48  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


四角いたんぽぽ



草刈りしていて見つけました。

長方形のたんぽぽ!

昔日本で、奇形植物の写真を引っ張ってきては、
「放射線異常だ」という記事をネットで見たことがある。
特に、チェルノブイリ事故の時と福島第一原発事故の直後。

こちらに引っ越してきてからそういう植物を見かける度に、
(むしろ日本よりも見る!)
どうも放射線は関係無いらしいと知る。

私が育てていたカレンドラなんて、
花の真ん中からまた蕾がまたニョキニョキでてきて、
その様子を写真に撮ったら「放射線異常」ということで投稿できそうだった。

私が花びらをどんどん摘んでしまうからかもしれない。
そのタイミングと気温が関係しているように思える。

とにかく、自然界ではありとあらゆることが予測不能で起こる。
それだけはよくわかった。

この長方形のタンポポは、
6本分くらいの茎が撚られている感じでかなり太く、
その茎の途中から更に5つの蕾が出ている。

このあたりは、生えてきても生えてきても草刈り機で刈られてしまうので、
ついにそう簡単に刈られない形状を創造したのかもしれない。

前述のカレンドラもそうだけれど、
物理的な何かが植物に加わって進化を促された気がする。
それを異常と呼ぶのか、進化と呼ぶのかは意見が分かれるところだろう。

時間は植物よりかかりそうだけれど、
人間だって環境の変化に対応して進化していくのでは?と思っている。

それも大きな宇宙のながれ。
そういう神秘をまた改めて教えてくれる。

念のため、このタンポポの種を採取しておこうと思う。


 2015/11/14 03:33  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


戦闘機とカワセミ



旦那さんが、ついに戦闘機の撮影に成功!
戦闘機と言っても、もちろん軍用機ではない。
名前が分からない鳥なので、便宜上勝手にそう命名しただけ

写真だとわからないけれど、
この鳥は羽に腕章のように白い太いラインがバシっと入っていて、
飛んでいる姿が戦闘機を連想させる。

しかも、3羽くらいで飛んでいると、
みな同じ角度で順番に下降したり、
同じルートを通って木々をくぐり抜けていくので、
その隊列の整い方がますます戦闘機っぽい!

そんな戦闘機の顔、姿形をこれほどくっきり見たのは初めて。

しかも、この写真に映っている戦闘機は、ただの戦闘機ではない。
私たちが1羽だけ同じ鳥だと認識出来る子がいる。
この子は右足が不自由なのだ。だから歩き方に特徴がある。

この子を最初に見つけたのは2年前。
家のデッキの手すりや、ポフトゥカワの木、庭先、
この子の姿をあちこちで見かける。
そしてあの特徴ある歩き方で同じ子だとわかる。
以来、特にこの子についてはよく観察していて、
彼(たぶん。しかもお父さん!)の姿を見つけるとなんだか嬉しくなる。

この子が子育てしてたくさんの子供たちを立派に巣立たせたのも知っているし、
ロリケットと違ってなかなか賢くて、
とっても注意深く生きているのは分かっていた。

写真で見て初めて気づいたけれど、
顔つきもロリケットと違ってなかなか精悍な顔つきをしている。

それと、
ワイヘキ島には川が無いのだけれど、カワセミがいる。
こちらではKing Fisher(キング・フィッシャー)と呼ばれている。

数も多い方ではないので、
なかなか姿をじっくり見ることが出来ないのだけれど、
それも先日旦那さんが撮影に成功!



美しい鳥だ。
川の無い島に住むカワセミは何を食べるのかな?


< All photo by Jo Sugimura >
 2015/11/12 02:12  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


炎天下の中、ベイビー・ヴァインの植え付け



まるで1月(盛夏)のような気温が続き、
天気予報ではオークランドの最高気温は21度と予報される中、
ヴィンヤードでは27度を記録中。

そんななか、緊急事態発生!

ブドウの苗木の生産者側の手違いで、
一度植え付けて掘り返した苗木が突然今日到着してしまう!
とボスから言い渡される。

通常ブドウの苗木は、
ベアルート(土無しで根が裸)と呼ばれる状態で納入され、
管理された冷蔵庫内で植え付けまで休眠している。
なのでまだ気温も低く雨も多い春に植え付けられる。

けれど、今回注文したものは、Potted Vineといって、
土中で生物分解可能な紙製の小さなポットに入っていて、
その中で根を生やし、接ぎ木部分から上はもう芽吹いている。

だから乾燥し始めた今の季節でも植え付けられる。
そのかわり通常植え付け後にやらない水やりも頻繁にしなければならない。

そのPotted Vineを、
生産者側が間違えて自分たちの畑に植え付けてしまっていた。
納入確認のメールを見て間違いに気づき、
急いで掘り起こして送ってきたのだ。

ベビーたちにはほとんど根が生えていず、
成長点の新芽たちはなんとなく元気がない。
よりによって終末の金曜日。
土日を挟んでしまったら、ベビーたちは全員枯れてしまう・・・。

ということで、
急遽、ヴィンヤードスタッフ全員で植え付け作業に入った。

本来、ポットに入ってもう少し後に届く予定だったので、
植え付け予定カ所にはまだポスト(杭)さえ設置されていない。

その更地にポストや植え付けカ所の目印をつけ、
穴掘りが開始!
苗木の数は約250本!
マネージャーもワインメーカーも、オーナー夫妻までも出てきて、
とにかく全員でベビーを救うべく作業にあたった。

急いでいるけれど、
この場所はレストランからも近く、人の目にも触れやすいので、
やっぱり真っ直ぐに植えたい。
植え付けポイントは穴を掘ると消えてしまうので、
ただ単に穴の真ん中に植えてしまうと、ラインはガタガタになってしまう。

私は縦列も横列もまっすぐになるように考え、
穴掘りの状況を見ながら植え付けの為のマーキングを担当した。
テープとマーキングの交差点を植え付け位置とし、
それに従って女性陣(一部子供)が植え付け開始。

急いでいるから、いろいろ小さな事件も発生したけれど、
二日間ですべてのブドウを植え付け終わった
やった〜!!!
後半かなり飛ばしたので、みんな汗だくで、
でもキレイに並んだブドウを見て達成感と連帯感を味わった。

この小さなブドウたちにはまだまだリスクが待ち受けているけれど、
みんなで守りながら成長を促す。

金・土と働いたので、日・月のお休みになった。
その間もマネージャーは規定量の水やりを行い、
火曜日に袋がけに行った時には、
植え付け時よりも元気になっているベビーたちがいた。
よかった。

またまたいろいろ良い経験になった。
この子達が立派なブドウの木になるのがとっても楽しみ
がんばれベビーたち!!


 2015/11/11 02:20  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


これな〜んだ?



ブドウ畑の影に隠れて、隅のほうで育っている子がいる。
でも、ワイナリーにとって第2の目玉商品となる大事な子。

大人ならば知らない人はほとんどいないけれど、
見たことある人はまずいないだろうから、
パッと見てこの植物が何か分かる人はそうそういないかも。

すぐに分かったあなた!
かなりの 通ですね。

そう!
これはビールに使われるホップの木!

蔓性(知らなかった!)なので、
ヒモに誘引して、5〜6mの高さまで育てる。

私がバイトしているワイナリーでは、
レストランの1階にビール工房を併設し、2階のレストランからガラスの床を通して、その様子を見学出来るようにデザインされている。

ニュージーランドのビールのCMで、
シャレたレストランではみんながワインを飲み、
本当はビールを飲みたいのに「ビールが飲みたい!!」と言い出せない!
そんな男性を主人公に、
” ワインじゃなくてビールを注文する男がかっこいい”的なCMだった。

このワイナリーではそのビールも主役なので、ビールを心置きなく注文できる。
しかもヴィンヤード・レストランというオシャレな雰囲気で。

ホップの収穫はブドウの収穫とほぼ同じ時期(だったと思う)。
今は、味の方向性を決める為に、
定期的にクラフト・ビアーの試飲会が行われている。

仕事のあとの一杯は、
ヴィンヤードで働くスタッフだってビール。
カラカラの喉はビールを欲している。

ワインとビールの両方が最高に美味しい!ワイナリー、
と評判になると嬉しいな。

昨日、今日とボルドー・スタイルのワインに、
スパイス的に使われる品種のブドウの木を植え付けている。
その話は次回のブログにて。


 2015/11/07 01:57  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


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プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
芹澤 絵美のスタイリングはこちら
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