« 2015年08月 | Main | 2015年10月 »
野良仕事とミュージック



毎日肉体労働が激しくて、
20:00にはねむねむな私。

20:00か21:00には寝て、
5:00amに起きる、という生活。

ヴィンヤードでの植え付けがちょうど時期なのと同じように、
温室で発芽した大豆やレタスたちが植え頃を迎えている。

それらを帰宅してから暗くなるまでの僅かな時間にこなしている。
ほんとーに眠い・・・。

これ授業中だったら、ノートの上に意味不明のミミズが這ったみたいな文字が並ぶように、ブログを書きながらうとうとしてしまい、気がつくと指を置いてあるキーを連打していたり・・・。


まだオープン前のワイナリーでは、ヴィンヤード(ブドウ畑)以外にも、
レストラン建築、下水工事、その他諸々、
ものすごくたくさんのワーカーが働いている。

それぞれのパートでみんな好みの音楽をかけているのだけれど、
大体はロックかラジオなのに、トランス・ミュージックを聞いている人がいた。
神業的な石積みでレストランの壁を装飾している男の人で、
耳に直径2cmくらいの大きなピアスの穴が開いている。
なんだかとってもアーティスト風。

とある目的があって彼と話す機会があったのだけれど、
音楽と人柄がピタリときている感じ。
彼の周りだけレイヴ・パーティみたい。

一瞬だけれど、
彼と話している間その世界に私も浸れてとても良い気分だった。
仕事中の音楽ってやっぱり大事。

残念ながら私たちのチームは、ほとんどがノリノリの曲。
まぁまったり眠くなっても困っちゃうので丁度良いのだろうが。

ひとりで自分の好きな音楽を聴きながら、
自分のペースで植え付けしたら楽しそうだなぁ〜。
と、ぼんやり。



 2015/09/17 17:12  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


英語力が・・・



こちらに移住してきて、初めてまともに働いたので、
ちょうど1週間たったいま、
自分にとって何がプラスされていっているのかが見えてきた。

もともとは、ヴィンヤードの仕事内容を勉強して、
たくましく生きていくためのスキルを身につけたい、
というのが当初の目的だったのだけれど、
ここに来て強化されている、もしくは強化が必要なのは、
英語力と筋力(笑)

特に英語力!
私は単なるワーカーなので、アシスタント君の指示に従い、
「言われたとおりに植えていればいい」と思って初めはやっていたが、
まぁもともとの性格もあって、
指示の出し方、やり方にいろいろギモンも湧いてきて、
そのギモンを英語で表現することに四苦八苦している。

私が現役スタイリストだったころ、
アシスタントへの指示は、2度手間3度手間を避ける為に、
望んでいるイメージを明確に伝え、ミリ単位の正確さを求めるものには、
自らサンプルを製作し、作り方を事細かに説明した。

けれど、ここではどうもそういう感じじゃない。
チーフの伝え方がいけないのか、
アシスタントの理解の仕方が今ひとつなのか、
そのあたりも、二人の間の会話がKIWI英語&早すぎて聞き取れない。

けれど、一度植え付けたものを、
何度も何度も植え直し指示を受けているのを見ていると、
どうも指示出しに対し、細かい重要な部分で、
自分が不明に思っている点をチーフにきちんと確認していない感じ。

ブドウの植え付けは、天候を見ながらの作業なので、
1カ所に何日もかけられない。
そして、何度も植え直すのはブドウの苗木にとってもストレスなはずだ。

で、もともと性格的にきちっとやりたいタイプなので、
アシスタント君を通りこして、
ついに自分から直接チーフに聞き始めてしまった(笑)。

何もないところから始めるのなら、思いどおりのものを作ることが出来るが、
オーナーが数回変わっているこのヴィンヤードは、
すでにブドウの植える場所がデザインされてしまっている。

その環境の中では、出来ることと出来ないことがでてくる。

まずは1番望ましい形の着地点、完成形を聞き、
それをすべて実現しようとすると生じる矛盾点、
例えばすでに植えてしまってあるブドウの木と、
これから植えようとするブドウの木との植え付け間隔が変わったり、
間隔が変わってもブドウの数を増やしたいという要望があったり、
それでも、横から見たときにブドウの木が真っ直ぐ並んでいてほしい、
という物理的に不可能な要望への解決策を模索したり、
それらを事細かに話し合っていく必要がある。

けれど、そういったコミュニケーションが出来ていないから、
何度も何度も植え直しになっている。
いったい何がしたいのか、
どこのポイントを基準に「真っ直ぐじゃない」と言っているのか、
さっぱりわからない。
チーフの言う「真っ直ぐ」というのも、測量に基づいた正確なものなら納得だけれど、
単なる見た目で「あのブドウの木は3cm右にズレているね」的な程度。
こうなってくると、アシスタントに対するパワハラなんじゃないか、
という別のギモンも生まれてくる(笑)

と、日本語でこういう話をするのは簡単なのだけれど、
なにせファッション分野ならともかく、
ヴィンヤードに関しては素人なので、専門用語の英語ボキャブラリーが少ない。

まぁこういう感じでいろいろあるのだけれど、
職場環境で何が問題なのか見えてきたときに、
それに自分がどう対処していくべきか私はすぐに考えるタイプなので、
なんだか数年ぶりに仕事モード(男性ホルモン)が活発化された感じ。

私は単なるワーカーだけれど、
仕事への正確さでは妥協するつもりはない。
しかも、お金を貰うためだけに働いているわけではないので、
何かをクリエイトしていくという、
ファッション業界と同じスタンスでこの仕事をやっている。
「言われたことだけをやる」のではなく、
大いにディスカッションしながらより良いヴィンヤードにしてあげたい。

それにはやはり英語力。
実はチーフは日本語が割と話せるけれど、
アシスタント君の前でチーフと日本語で話すのもなんだかおかしな話だし、
ここはニュージーランドなので、英語をベースに話すようにしていかなければ、
と思い、久しぶりに電子辞書など取りだしてみた。

まだまだ三寒四温で寒い日もあるけれど、
ヴィンヤードではいち早くシャルドネが芽ぶきだした(*^_^*)
成長観察するのが楽しみ。

 2015/09/12 03:23  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


THE 日本のお弁当



日本でだって数回しか作ったことのないお弁当。

東京で少し使っただけの漆塗り風の小さなお弁当箱が、
引き出しの奧で眠っていたので、
異国で「THE 日本のお弁当」っていうのも悪くない!
と突然思い、昨日からお弁当を作り始めた。

こちらのランチは多くの欧米諸国同様、
いたってシンプルで、食パン、チーズ、リンゴ、
みたいなお弁当か、ささっとミートパイなどを食べる、
という程度。

だからお昼休憩も30分しかない。

最初はその雰囲気に引きずられて、
まずはぱぱっと食べられるおにぎりでしょ!
と思って持っていったけれど、
一緒に働いているフランス人の男子が、
パスタを作って持ってきていた。

それを見て、「THE 日本のお弁当」をつくりたくなってしまった(*^_^*)

日本のお弁当は、色とりどりでキレイだから、
みんな「それはなぁに?」と興味津々。

朝8:00集合なので、
5:00に起きてルンルンお弁当作り♪

何かこういう毎日決まったするべきことが一つあると、
生活リズムが規則正しくなるから不思議。
夕方17:00に仕事を終えて帰宅。
片づけ、翌日のお弁当を考慮しながら夕飯の支度、21:00就寝。

まぁそれもこれも、ずーーーーっとじゃなくて、
2〜3週間限定だから楽しめるのかもしれない。

でもね、ヴィンヤードでの牧歌的なお仕事は、
きっとずっと好きだと思う。
やっぱり土が何かを育んでいく様子というのは、
見ていてほんとうにワクワクするし日々新しいことの勉強。
美味しいワインを作るためのブドウ作りもクリエイティブな仕事なんだなぁと、
なんとなくかつてのお仕事を思い出したり。

やっぱりモノ作りって楽しい

 2015/09/08 02:49  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


レモンの気持ち



いまアルバイトに行っているヴィンヤードには、
誰からも相手にされていない、というか、
手をかけるヒマがなく半ば放置ぎみにされているレモンの木ががたくさんある。

見た感じ2種類のレモンが2カ所にまたがって20本くらい生えている。

レモンはこの島では(ほかでも普通?)年に2回なるので、
なんだかここには1年中レモンがなっている気がする。

それでもって誰にも収穫してもらえないものだから、
地面にたくさん自然落下している。

前にもたくさんいただいたのだけれど、
「自由にいつでも持っていって」と言われていたので、
今回も必要な分をもぎとってきた。

スプレーフリーのもぎたて完熟レモンは、
甘みがあってすっごく美味しい。

うちはドレッシングの類を買わないけれどサラダはたくさん食べる。
なのでレモンはいつでも必需品。

この島の家にはだいたいレモンとライムの木を植えているのか、
私以外このレモンをありがたく持って帰っている人がいないみたい。

うちももちろんレモンの木は植えているけれど、
こんなにたわわに実っていない。
さすがALL DAY SUN (朝から晩まで日が当たる場所)! !
羨ましいかぎり。

あまりお世話して貰ってないし、
雑草まみれの中に生えているけれど、
「お元気ですか?わたしは元気に自由にやってます」
って感じがなんだか実にいい。

ニュージーランドそのものを現しているようなレモンだ。
また明日ね、レモンちゃん。


 2015/09/06 14:07  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


600本のブドウの苗木



昨日から、
ヴィンヤードにてブドウの苗木の植え付けアルバイト中〜。

新しい畑にだーっと植えるのではなく、
枯れたり、品種を変えるための植え替え。

だいたい25cmくらいの接ぎ木を丁寧に植えていく。

上の写真は、植え替えする為に掘り出されたブドウの木。
通常は掘り返されるときにもっと細かく切られてしまうのだけれど、
この木は、とある目的があってわざわざキレイに”発掘”された子。

私の植えた苗木がこれくらいに育って、
次々ブドウを実らせ、人々の喉を潤すワインになっていくのを想像すると、
手に持った小さな苗木が愛おしく感じる。

今日は、60本近い苗木を植えたけれど、
最終的には600本植えるそう。

ヴィンヤードにはぜんぶで3000本のブドウがあるのだけれど、
なんやかんや毎年この植え付け作業が少なからずあるのかもしれない。

今は、とにかく植え付けや種蒔きの時期。
育っていく過程にも楽しみがあるけれど、
なんてったって、植え付けと収穫が私は大好き。

今回の植え付けで、
土の掘り方の勉強になった。
良い土(黒い)がだいたい20cm〜30cmあり、
その下には、粘土(黄色い)層が広がっている。

まず土を掘る時には、黒い土と黄色い土を、
穴の左右に分けて積んでいく。
(自分の家では掘った順に積み重ねてしまっていた)
そして、穴の1番下に腐葉土と肥料を入れてまぜ、
黒い土を入れ、苗木を置き、残りの黒い土をすべていれ、
最後に黄色い土をすべて入れる。

なるほど〜〜〜。

これは自分の家で定植の際に大いに役立つ。

そんなこんなで初日が終了。
この日を最後に旅立つ若者がいたので、みんなで軽くBBQ。
ワインメーカー手作りの激ウマビールも登場。
作業後のこういう時間ってなんだかいい。




 2015/09/05 04:47  この記事のURL  /   / トラックバック(0)


前へ | 次へ
プロフィール
芹澤 絵美(せりざわ えみ)
スタイリスト。静岡県生まれ。文化服装学院流通専門課程卒業。サンプロデュース入社。2000年に独立。東京コレクションをはじめ、様々なショーを手がける。その後、雑誌・広告等、撮影方面にも幅を広げている。
現在はニュージランドで暮らし、スタイリストは休業中。

芹澤 絵美  プロフィール
芹澤 絵美のスタイリングはこちら
カテゴリアーカイブ
最新記事
月別アーカイブ
最新トラックバック
更新順ブログ一覧

http://apalog.com/seri-emi/index1_0.rdf
リンク集
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード

当ブログ内の全ての文章・画像・映像の無断転載・転用を禁止します。