昨日は初夏の日差し降り注ぐ中、
ボートを出して、無人島冒険に行ってきました。
ワイヘキ島の周りには、たくさんの小島があるのだけれど、
私たちの小型ボートで安全に行ける島となると限られてくる。
しかも、ただ上陸するだけでなく、
出来ることなら、貝やウニを採取したり、魚釣りがしたい。
かねてから、「あの島とかどうかな?」と、
海を見下ろせる絶景ポイントから見つめながら思っていた島があったので、
冒険&ピクニックがてら上陸してみました。
魚が釣れる場所には地理的条件がある。
しかも魚種ごとに微妙に違う。
この頃の私は、サヨリという魚を釣ることに夢中になっていて、
この魚は、回遊魚なんだけれど、ケルプがたくさん生えていて、
かつ急に深くなっているところの海面近くに姿を現すので、
ボートの上からでは釣れない。
磯からしか狙えない。
ワイヘキの中でも、
2〜3カ所サヨリがよくやってくるポイントがあるのだけれど、
アクセスがなかなかの苦行で、
場所によっては干満条件がタイトになってくるところもある。
なので、いつもより良いサヨリ・スポットを探していた。
もちろん磯からはほとんど釣れない魚もいる。
今のところそう思うのはシマアジ。
これはボートフィッシングでしか釣れたことがない。
そしてこのシマアジが大好物!
あのシルキーな舌触り。しかも脂がのっていて最高に美味しい。
なので最近の私たちは、
旦那さんはボート釣り、私は陸釣り、と
二手に分かれて釣ることが多くなってきた。
というわけで、今回ターゲットにした島はこの島。
「MANI ISLAND(ナニ島)」
釣りが出来そうなスポットを探して島を1周。
小さいながら、樹木が生える小高い丘があり、
ウニやグリーン・マッスルが採れそうな磯があり、
上陸してすぐに大好きになってしまった。
まぁまぁロック・クライミングみたいな道が続く。
ヒナギクのような花が咲く頂上で持参していたオニギリを食べしばし休憩。
このあたりが釣れそうだね、という場所が見つかったので、
釣り道具を取りに船まで戻ると、
な・な・な・な・なんと!!!私たちのボートが流されている
冒険が楽しすぎて、思ったより時間を使ってしまい、
満ちてきた潮に乗って、ボートが岸から離れてしまったみたい。
旦那さん、ボートまで泳ぎ出す。
ウェット・スーツを着ていてよかった〜(BY 旦那さん)
最初はビックリしたけれど、
見る見る間に流されていく、というよりは、
なんとなく漂っている感じだったので、
すぐに泳いで行こう!という判断が出来、
無事にボートを取り戻すことが出来ました。
海にはいろいろなハプニングがつきもの。
またひとつ勉強になりました〜。
ボートから必要なものをおろしていざ釣りへ!
今までの少ない経験から、ここならサヨリが来るかも、
と目星を付けていた場所に陣取り、
魚を呼ぶためにコマセを蒔きはじめる。
だいたい15分後くらいに、サヨリ登場!
やったー!ここにはサヨリが来るんだー!と、
そのスリムでキラキラ光る体を見つめながら大興奮!
けれど、持っていた仕掛けよりも、
50cmくらい深いところにサヨリが泳いでいて、
なかなかエサのところに来てくれない。
たまに気まぐれで来てくれたサヨリを釣り上げるも、
落として逃がしてしまったり、なんだかイマイチな出だし。
それでもなんとか1匹釣り上げたところ、
ふと海を見ると、サヨリの更に下の深〜いところを、
大きくて黒っぽい魚がものすごいスピードでたくさん横切っていくのが見えた。
すぐにリール竿に仕掛けをセットし、浮き釣りを開始!
投げ入れてすぐにウキが沈んだ。
なんだか大きな魚がかかっているらしく、
ドラグ(ゆっくり糸を出し、引っ張りすぎによる糸切れを防ぐ機能)をキツめにしていたのに、糸が魚に引っ張られどんどん出て行く。
巻いているのか出しているのかわからない。
けれど、旦那さんに教わった通りに、
竿を持ち上げて、おろしながら巻き取る、上げて、巻き取る、
を繰り返し、針の先にかかっている魚が姿を現した。
大きなカーワイ!
私のリールは直径3cmの小ささなのに、
こんなものがかかってしまうとかなりびびる。
膝が武者震いを始めたけれど、同時にかなりの大興奮。
そしてようやく陸まで上げることが出来た。
この釣り場はヤバイ!穴場だ、と1人大興奮。
足元の岩も、それほど深く窪んでいないらしく、
大きな魚は根に入りこむことも出来ず、
どこかの岩の向こうに行ってしまい糸が切れてしまうこともなく、
右に左に激しく動くカーワイを少しずつ引き寄せることができた。
味をしめた私は、サヨリ釣りをすっかり中断し、
リール竿にエサをつけては投入。
しばらくは入れ食い状態だったけれど、
針を持って行かれたり、水面に上げた途端にバレたりして、
最終ゲットに繋がらず。
最後の針が食いちぎられたことにより終了の鐘が・・・・。
結局釣れたのは、カーワイ2匹とケルプ・フィッシュだけだった。
けれど、大きな魚を釣ったことのない私にしては上出来
ボート釣りをしていた旦那さんも大きなシマアジをゲットしていて、
この日は4種類の魚を堪能できました。
サヨリは翌日に。
シマアジとカーワイは、
3日間かけて増していく旨みを比べながらお刺身とお寿司で食べていきます。
初めて釣った(見た)ケルプ・フィッシュは、
お刺身では食べられない肉質だったのでフライかソテーに。
NANI ISLANDはまさに宝島でした